一昨年の11月、9年ぶりに復活させたカローラ。父の「惜しいけど、この車を処分して、その場所を仕事関係の物置にしたい」という一言に「俺が引き継ぐ!」と言ったことから、私達二人で「レストア(?)」を行い復活させました。いつかは再登録するかも?と思っていた父は、「空気圧MAX」、「ガソリンを完全に空にする」状態で、木造の倉庫に保管していました。
その間は、「年に数回位、ふとカローラを思い出す」程度で月日を過ごしていました。たまに、「南京錠開けたら、中のカローラはどんな状態だろう?エンジン掛けるにも、多分相当な労力がいるのでは?」と思っていました。それから月日が流れて、カローラ復活の数年前に、ある車に出会ったのです。
「温泉巡り」が趣味の私は、無料券(笑)を持っていた「道の駅 きくすい」の温泉に立ち寄った際、ふと隣にこの車が停まっていました。「うわっ、これ当時ナンバーのレックス、しかもGSRだ!」。
おそらく「未再生原車」の新車ワンオーナー!シルバーマークが付いてる、改造もされていない極上の一台!
「うちのカローラも、こういう状態だったな~。また公道に復活して欲しいけど..。」と、ほんの少しですが、カローラ熱(?)の火種が点きました(笑)。それから数年後、今度は黒木町の「グリーンピア八女」の温泉に行った際、驚愕の極上車と遭遇したんです!これが2台目のきっかけになりました。前回のブログで少し触れた、「ブタ目チェイサー」です。
これも当時ナンバーで、「ドドド・ノーマル」の極上車!フォグカバーには、何と「ビニール」掛けてあります(爆)。
この車の佇まいに、本当に心惹かれました!この出来事から、復活願望が「うなぎ昇り」でした。
この出会いのすぐ後、またまた温泉に行く途中(笑)、3台目の出会いがありました。何の変哲もない、「2代目 CVCCシビック・セダン」です!全くのノーマルで、この個体は「ヤレヤレで色褪せた、使用感満載の」くたびれた車でした。しかし、これが本来のファミリーカーとしての役割ではないかと、強く感銘を受けたのです。
それからというもの、日々の暮らしの中で、常にカローラへの未練が心の中にあるようになりました。そして、冒頭の文章に繋がります!一昨年の10月初めからレストアに取りかかるのですが、恐る恐る南京錠を開け、9年ぶりに倉庫を開けてみると...
出てきたカローラは、何と「埃で真っ黒!本当に黒!しかも、室内はカビだらけ(号泣)....。」でした(泣)。ようやく埃を取り除いた状態の画像です!ボディには、謎のシミがたくさん(爆)。
幸い、「ガソリン空にして保管」の状態が幸いして、「キャブレター内の腐ったガソリン除去」のみでエンジンが再始動!カビと染みに関しては、コンパウンドやワックス、クリーナーを使って何とか除去できました!そして、車庫証明や車検、登録を親子二人で行い、無事に再始動できたのです(泣)。
復活の日の画像。近所の車好きの方が、出発をお見送りしてくれました(笑)。
そして、私があえてキズを補修しないのには訳がありまして、新車からこの車を見てきたため、一つ一つに思い出がある為です(まぁ、お金の問題もあるんですがww)。倉庫に入っていた9年間の劣化が多いのは残念ですが..仕方ないですけど。
左テールライト周辺と、左バンパーのキズ。だいぶ前にブログで書いた「カペラ好き」の叔父が、昔福岡市城南区に住んでいました。そこに、家族で夜に遊びに行く事になったのですが、いかんせん道が分からなくて迷ってしまいました。父は引き返そうとバックした際に鉄柵にぶつけたキズです。
自営業で、「工業用石けん等の一斗缶」が多かったため、母がリアの両サイドを、それに乗りあげたキズです(笑)。
「何でこうなったか分からない!」という、右フェンダーの線キズ。
天井に吊るしてあった工具が直撃して凹んだキズ。
9年間の倉庫生活で付いた赤サビ。深くはないですので、これ以上広がらないようにします(汗)。
木造の倉庫のため、何か分からないシミが!これ、コンパウンドでもなかなか落ちません(泣)。これはこれで味があるかも、と開き直ってます(笑)。
9年間の湿気?で、鉄チンは赤サビだらけ(泣)。これもこの車の歴史です。敢えてそのままで!
一本だけキズだらけのホイールリング(笑)。これは本当に大変だったエピソードがあります。当時兄が福岡市中央区六本松に住んでいて、週末によく物資を届けていました。ある時、帰りに久留米で外食中に、ふと気付いたんです!「ホイールリングが飛んでる!!」、父は諦めずに、「もう一回来た道を戻るから、キラキラしたものがないか、よく見とけ!」と、またUターン(爆)。ようやく春日市辺りで発見!思い出の一品ですww
以上、この車をそのまま乗っている訳をご紹介させていただきました。私は決して、ドノーマルしか好きな人間ではなく、カスタムした車も大好きです!しかし、メーカーの方々が試行錯誤して開発した原型、がフルノーマルの良さだと思っています。「これがうちのカローラ!」というイメージで34年過ごしていますので、私は今後もこのままの状態で、最後まで面倒を見ていくつもりでいます。
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幼心に覚えている2曲。両親は「ロンサムカーボーイ」で、いつもこの2曲を聴いていました。大人になって改めて聴くと、本当に良い曲ですね!
Posted at 2017/02/24 22:22:44 | |
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