
私は幼い頃から、「マツダ・カペラ」という車名に思い入れがあります。私の叔父は、歴代カペラばかりを乗りついできました。一番古い記憶は、「白いカペラのセダン(3代目 CB型前期)」。小学校時代で片仮名に弱い私は、いつも父に「この車何ていう名前?」と聞いていた記憶があります。
その度に父は、「これはカペラといって、初代はロータリー搭載で速いし、無茶苦茶カッコいいぞ!」といつも言ってました。その影響か、カペラと聞くと今でも私の中で「何か特別な車」というイメージがあります。その後叔父は「GC、GD」と乗り継ぎました。
やがて5チャンネル化の影響か、車名が「クロノス」になった後でも頑なにカペラに拘り、買い替えをしませんでしたが、「CG型」にて復活を遂げた際に心境の変化が..。それは、「せっかく見に行ったけど、コストダウンし過ぎてアレはちょっと...。」そうです、当時のマツダはその「5チャンネル失敗」真っ只中にあったのです。
結局、2000ccクラスにこだわりがある叔父は、「100系クレスタ・スーパールーセント」を購入。最近まで大切に乗っていました。現在は買い増しで途中購入の「先々代ベンツCクラス」に乗っています。ミドルクラスのセダンを大切に乗るお方です。
私もカペラが好きで、車の内容は別としてCG型が出た時は確かに嬉しかったです!今思うと、低価格で買えるミドルクラス、という意味では貴重な存在だったのでは。無国籍な(?)デザインも、今見るとそんなに悪くはないように思えます(笑)。
その後に登場した最後のカペラ「GF型」!スポーティーなデザインに生まれ変わり、個人的に「カペラ復権か?」と思っていましたが、ヒットまでは行かず..。しかし、車名は消えてしまいましたが、アテンザのヒットへと繋がる「橋渡し役」になった車では?
個人的には「GF型2000cc Zi-Rパッケージ」(写真参照)が大好きで、程度極上であれば今でも欲しい車です。しかし、今では「カペラ」という名前自体、中古車サイトでもヤフオクでも全滅状態..。カペラワゴンすら在庫が出てきません..。平成でそんなに古くも無い年式なのに、日本は流通の流れが早すぎですね(泣)。
カペラの車名は無くなりましたが、「アテンザ」として日本を代表する上級セダンとなりました。先進技術、流麗なデザイン、父が幼少期に話してくれた「初代カペラ」に共通する事項ではと、個人的に思っています。今も昔も、マツダが好きです。

当時目立ちませんでしたが、今見ても結構いいデザインではないでしょうか?
Posted at 2016/10/10 09:21:18 | |
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