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ミニマリズムに徹したデザインながら、これで充分と思わせる説得力。さながら走る哲学。これぞ名車の所以。

それは、自らの誕生日のこと。何気なく中古車サイトを見ていると、すごい掘り出し物の2CVが。このところの価格高騰から半ば諦めていた所有への欲を掻き立てられた私は、即出品者へ連絡。翌日見に伺うことを告げました。翌日カングーを駆って向かうは浜松、うーむ意外と遠い。朝早くに出て昼頃到着。気さくな販売店のご主人が対応してくれ、早速2CV見させてもらうと、外装はサイトで確認していた通りくたびれた様子ながら、内装はそこそこ綺麗。床は少々キテいそうだが、まあ想定内。エンジンルームは綺麗とは言えないまでも、まあ価格相応かなということで、この時点で買う気満々。試乗をさせてくれるというので、乗ったが最後、次の瞬間には契約をしていました。それから、一ヶ月余りでの納車でした。
　納車後したこと。運転席以外の例のゴムがほとんどやれていたので交換。同じく後席のスポンジも風化して、粉発生器と化していたので全交換。内張も粉発生器と化していたので思い切って全部剥がしました。バックミラーがなんか曇って見づらかったので分解清掃。腐りかけでいつ落ちてもおかしくなさそうだった右サイドミラーを交換。そしてハンドルに巻いてあった変なスポンジのみすぼらしいテープを剥がしました。やはり中の居心地は大事。スッキリ清潔になりました。いまのところ外装のやれは生かす方向で考えていますが、ただ汚いのはダメだと思うので、そのままの状態ながら磨きをかけてあげています。愛情大事。
　トラブルは？今のところ3件。ヒューズ切れによりウインカー不点滅。幸い前オーナーが管ヒューズをつけてくれていてのですぐ交換できました。燃料ポンプの故障。前オーナーが電磁ポンプに交換していたものが故障して不動に。幸い職場の駐車場でのことだったので、面倒なことにならなくて済んだ。そもそも、最初は原因も分からず、苦戦。似た形(同じではない)のポンプがAmazonで千円足らずだったので、ダメ元で購入したらなんとかなったので、そのまま運用。1ヶ月後また壊れたので、違うポンプを購入取り付けして現在に至ります。実は前オーナーの付録部品にオリジナルのポンプも付いてはいるのだが、色々と面倒そうなので今後の課題としておきます。