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テッド・トンプソン前GMが死去😣　享年68。

テッド・トンプソンは2005年から2017年の13年にわたりパッカーズのGMを務めた。
その間125勝82敗1分け、プレーオフ進出9回、地区優勝6回、スーパーボウル制覇1回。

今年のオールプロ6人のうち4人は彼の時代にドラフトされた選手。
とくにオフェンスに関してはまだかなりの部分が彼の作品と言ってもいい。

2005年に就任して最初に指名したのがアーロン・ロジャース。
あの時の轟々たる非難は昨年の何倍だったことか。
2008年夏のファーヴ騒動（トレード）でも最大の憎まれ役になったが、鉄の意志で2010年の優勝チームを作り上げ、称賛と尊敬を勝ち取った。

サザンメソジスト大からドラフト外でヒューストン・オイラーズ（現テネシー・タイタンズ）に入り、控えLB兼スペシャルチーマーとしてしぶとく10年もプレー。
引退後はいったん証券業界に進むが、元同僚マイク・ラインフェルト（のちにタイタンズGM）の推薦でパッカーズのスカウティング部門に加わった。

ロン・ウルフGMの薫陶を受けてめきめき頭角をあらわした。
1999年にはマイク・ホルムグレンに請われてシーホークスの副社長となり、ドラフト戦略を担当（彼の獲得した選手たちが2005年スーパーボウル進出）。
2005年にパッカーズのGMとして再び引き抜かれる。

徹底したドラフト重視。
たいていのGMが就任時には「ドラフトから育てていく」と抱負を述べるけど、それを彼ほど実行したGMはいない。
ロン・ウルフ閥がみなそうなのではなく、むしろトンプソンの方が変わり種。

オーナーとは世評をとても気にするもの。
彼がドラフト育成重視のスタイルを貫けたのは、オーナーを持たない球団だったおかげもあるでしょう。
実際オーナーがいたら2005年にロジャースを指名できなかっただろうし、2008年にはファーヴを残してロジャースをトレードしていたかも？


CBトラモン・ウィリアムズがおなじみの38番を着けて戻ってきた。
2006年ドラフト外の彼もトンプソンの傑作のひとり。


Tedには今シーズンのスーパーボウル制覇を見せてあげたかった🥺
ご冥福をお祈りします🙏