かのーちゃんのブログ一覧

こんばんは。

久し振りでございます。

7月末の沖縄旅行以来でしょうか？

1ヶ月以上の放置プレイでした。

さて、今日は9月12日でしたね。

仕事してて、デート印の日付を合わせながら

「9月12日ね、はいはい。」

と独り言。

9月12日？

「あ゛～、洪水の日やん。」

そう、昭和51年9月12日、かのーちゃんは汚れを知らない6歳児。

でも、結構覚えてます。

お昼前に突然のサイレン。

親父が家を飛び出しどこかで情報を得てきて、すぐさま

「早く逃げろ。」

前日までの豪雨で水嵩の増えた、長良川の堤防が決壊しました。

今のように携帯があるわけでもなく、どこからかの情報でした。

が、それは正解でした。

海抜０メートル地帯に建つ、かのーちゃんの実家前には「輪中提」なるものがございまして、

昔から洪水の多かった地域には、洪水被害を堰き止める堤防が東西の堤防をつなぐように

構築されています。

で、その輪中提の向こうに親父の実家があるので、とりあえずそこまで行けと。

兄弟3人とお袋で逃げた後は、親父とおじさんたちでリヤカーいっぱいの荷物を何回も

何回も運んでいました。

決壊の場所から離れていたのと、親父たちのがんばりでほとんどの荷物を運び出しました。

その後は茶色い水が流れてきて、すぐに家は床上まで浸水しました。

乳牛も沢山流れていました。

保育園児なりに大変なことなんやと思っていた記憶があります。

家に帰れるまでに結構掛かったようでした。

家の壁は塗り替えられ、ふすまは綺麗に張り替えられ、畳を入れ替えて、

一見何も無かったように見えましたが、柱には水が浸かった高さに線が入っていました。

１２０cmから１３０cmくらいやったかな？

それを見る度に、大変やったんやなと思い出していました。

それから３６年が経ちました・・・

時が経てば大変やったことを忘れがちですね。

「そーいえばあったな」みたいに。

もちろん、そーじゃない方も沢山居ます。

ごめんなさい。

でも、かのーちゃんは、ちっちゃかったんで仕方ないかな？？

水に浸かったあの時の家は建て替えられ、２軒の家を建てた親父はこの世を去りました。

親父のことを思い出すと、ちょっと悲しいな。

そしてかのーちゃんは結婚し、３人の子供に恵まれ、幸せな家庭を築いております。



いま、日本の各地では地震、豪雨で沢山の方が被災されています。

みなさん、がんばってください。

きっと、幸せな日々がやってきます。

きっと・・・

そう、願っております。