![e-power車の「Bレンジ」は定常走行にも有益! e-power車の「Bレンジ」は定常走行にも有益!](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/046/869/239/46869239/p1m.jpg?ct=d268c71f7685)
e-power車の「
Bレンジ」は、
平地の定常走行でも有益に使える! ということを知りました。
従来のガソリン車のAT(トルコン、CVT)には、物理ブレーキが効かなくなる「ベーパーロック現象」を予防するために、「下り坂道でエンジンブレーキを効かせる」目的で、通常のDレンジの下に「
2レンジ(または、Lレンジ、Sレンジという表記も)」があります。
変速ギアを
2速(または1速)に固定して、エンジンブレーキを効かせるようになってます。
でも変速ギアが固定なので、平地を定常走行するとエンジンが高回転になってしまい、
平地での定常走行は禁忌です。(40km/h以上で走らないように推奨されます)CVTも同様に、2速相当になるようなプーリー位置で固定されます。
AT車乗りは「2/L/S レンジ=下り坂道用」と頭にしみついていて、XTRAILのシフトに用意されている「Bレンジ」も、「2/L/Sと同じく、下り坂道用のドライブレンジ」と思ってました。
XTRAILの
車両取扱説明書にも「Bレンジは下り坂などで強い回生ブレーキが必要な時に使用」と説明されています。
先日、いつものように走っていたら、e-Pedal=off なのに減速時の回生ブレーキの効きが強いことに気が付き、メインコンソールを見たら「シフト=B」 に入っていました。
「うっかり、
シフトをBに入れて走行してしまった!」と慌ててDに戻したんですが、そういえば、「とても普通に加速していたし、何のアラートも出てなかったなぁ?」と思い返し、後日ディーラーに「DレンジとBレンジの加速制御の違い」を聞いてみました。
結果。
・DレンジとBレンジの加速制御は、「全く同じ」
・違うのは、回生ブレーキの効き具合だけ。
・平地の定常走行でBレンジを使ってもシステム上は全く問題ない。
だそうです。
…確かに、e-power車には変速ギアという概念は無く、ギアを低速にロックさせるという考えは無い。加速制御に制限をかけるのもナンセンスです。
そういえばシフトレバーを見たら、
「D/B」って刻印してある。
実のところ、
・AUTOモードの加速感は素晴らしいが、ECOモードでの加速感は物足りない。
・でも減速時のAUTOモードの回生ブレーキの効きは甘く(=通常のトルコンATと同じようにスーッと進んでしまう)、回生ブレーキの効きは ECOモードのような強さが欲しい。
・SPORTモードは燃費が悪くなるし平地では少し過激なのでワインディング専用にしたい。
・e-Pedal ON の回生は強烈で、ちょっとまだ慣れてなくてあまり使いたくない
と感じていて、「
加速感と、回生ブレーキ感の、ちょうどよい塩梅が欲しい」と思っていたところでした。
AUTOモード×「Bレンジ」は、まさにその解答!と思いました。
どうやら数字的には、概ね下記のような感じのようです。
加速 回生(D) 回生(B) epedal ハンドル
AUTO 4 0.05 0.12 0.2 中
ECO 3 0.12 0.15 0.2 中
SPORT 5 0.12 0.15 0.2 硬
OFF 5.5 0.12 0.15 0.2 硬
SNOW 2 0.12 0.15 0.2 柔
(相対値) (G) (G) (G) (相対値)
なんと、選べる組み合わせは15段階もあったんですね。
平地での定常走行に「AUTO、Bレンジ」を多用していこうかな、と思ってます!
※後日、見つけたんですが、e-powerの先輩、ノート/AURA で、同様の「Dレンジ、Bレンジ」のレポート動画がありました。参考になります。
「日産ノートオーラ」Bレンジの使い方とDレンジとの違い
https://www.youtube.com/watch?v=M9nrWArFiRk
ブログ一覧 |
XTRAIL | 日記
Posted at
2023/04/07 17:34:22