XTRAILを乗り始めて間もないですが、ここは「クエスション」というところも備忘録的に残しておきたいと思います。(後々読み返すときの参考に…)
(1) バネ上制振が弱く、踏ん張りがもう少し欲しい
高速道路の橋桁つなぎ目などで車がガタンと跳ねますが、その直後のわずか 0.x秒、車の上下の揺れが続きます。これ、BMW車だったら乗り越えた直後に「ピタッ!」と上下が収まります。車が道路に張り付いているような感じです。
収まりが悪い(張り付き感が足りない)と、高速走行時、特に段差や雨天のときには「怖さ」につながるので、ここはもう一歩、作りこみがほしかったなぁ、と感じました。
清水和夫氏のDynamic Safty Test で
エクストレイルの足回りをテストされてますが、あまり良い結果ではありませんでした。
彼らのチームは極端な車の挙動をさせることでサス制振の特性をあぶりだしているのですが、清水氏いわく「ABSやVSC、e-4ORCEなどの電子制御は、全てサスの物理セッティングによって、まずは四輪を地面に設置させてからの話。そこが疎かになっていると、いくら電子制御してもカバーはできない」と。
少なからずそれに近い収まりの悪さがでるんだろうなぁ、と思いました。
(2) 加減速フィールを自分好みに選択できたら…
走行モードは、Autoのほかに、Eco, Sport, OffRoad, Snow があり、加速フィールや減速フィールがそれぞれ「固定値」として設定されてます。
個人的には、加速とハンドルの硬さAutoのフィーリング、減速Gは Sport のフィーリングがちょうど心地よいのですが、そういう間を取った設定はできません。
スバル・レヴォーグには「individual モード」というのがあり、ハンドル堅さ、加速フィール、減速フィールを、Auto,Sport,Eco の設定値からそれぞれピックアップして選択でき、それを「ユーザ登録」できます。individual を選べば、自分が好みの加減速フィールで常に運転できる機能があります。
スマホやPCは「個人設定」が当たり前の世界なってますし、その方がより「ユーザビリティ」を意識したつくりになります。もちろん、組み合わせテスト項目と組み合わせ時の安全保障は必要ですけど、そういうことがこれからの車づくりのユーザビリティにつながっていくと思うんですよね。
(3) 吊り下げ式アクセルペダル vs. オルガンペダル
BMWは全車オルガンペダルです。これには強いこだわりがあり、まず、ブレーキとの踏み間違えの防止。次にアクセルワークのしやすさ、3つ目に長距離ドライブ(ツーリング)での足の疲れの軽減です。
オルガンペダルは、かかとをペダルと床の根本に密着させることで、足元の安定性と、疲れを防止し、かかとを支点にして足裏全体でペダルを倒せるので微妙なアクセルワークを可能にしています。その反面、製造コストが高くつく、という欠点もあります。
最近、トヨタなどでもドライビングカーや高級車にはオルガンペダルが採用されたり、プリウスなど踏み間違え事故が多い車にもオルガンペダルが採用されるケースが増えてます。
e-power車は「右足のワンペダルドライブ」を売りにしているのだから、よりドライビングポジションが決めやすく、疲れも軽減でき、踏み間違えも減るオルガンペダルを採用してほしかったなぁ、と思いました。
(あでも、元々がごつい靴を履いて乗るタフギアが出自だから、オルガンペダルだと邪魔なのかもなぁ)
(4) ハンドルの6時方向の引っ掛かり
これは好みかもしれないですが、6時方向(一番下)の支柱が太すぎて、その近傍の輪っか部分をつかみ損ねそうになることがあります。自走式駐車場などを曲がっていくときに、ちょうどハンドルの6時方向の近傍をつかんで旋回角をキープしないといけないタイミングがあるのですが、6時方向に付いている支柱が太くて、ハンドルの輪っか部分に指がひっかかず、一瞬「あれ?」ってなります。
本当に微妙な太さだと思うんですよね。両側があと7-10mmずつくらい削れていたらつかめるのに、って思います。慣れかもしれないですけれど…
ハンドルの本革のすべすべ感も、好みが分かれるポイントかもしれません。モータージャーナリストの五味氏は大絶賛でしたが、個人的にはすべすべ過ぎて、手の引っ掛かりがなく滑ります。年を取ってきて手に脂がでない(カサカサ)だからかもですけど。長距離運転していると、ハンドルを強く握らないといけなくて、指と腕がつかれるのを感じました。
もう少しザラザラの本革の方が、手が滑らないので個人的には好きかもしれません。(BMWのハンドルの太さとザラザラ感は好きでした)
(その2に続く…)
Posted at 2023/04/05 13:17:37 | |
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