
先週末、ドバイで買ったタルガを取りに行ってきました。
本当はこの時期、
私のレジデンス・ビザ申請をすることになっていたのですが、
申請中は国外に出れませんので、これではいかん。
ビザのために納車に行けないというのは残念すぎるので
もう1ヶ月訪問ビザを延長することにしました。
さて、
私の住んでるところからドバイまでは約45分のフライト。
上がったら下がる、
いわゆる国際線ですが、国内線みたいなやつです。
ドバイまでは飛行機で行って、
帰りは車に乗って帰ってくるという計画です。
ドバイには長く住んでいましたので戻ってくると懐かしいですが
すっかり大都会になってしまい、
どんどん新しい顔になってきています。
それからタルガを引き取るための手続きをしにあるオフィスへ。
ここで海外送金などの書類などにサインをしました。
引渡しは夕方だったのですが、
その前に交通局で輸出用の検査があり、
それをパスしたら輸出用プレートに変更、
輸出証明書をもらったら完了です。
ドバイの交通局に行ったところ
こんなものができている・・・
VIPサービス。
簡単にいうと、4500円払うと
優先的に手続きができるというだけなのですが
「VIP」となるところがドバイらしい。
早く帰りたかったので、このサービスを利用。
車両検査は8カウンターまであり、
次から次へと検査車両が入ってくる、忙しい現場です。
タイヤ交換もしてもらい、
帰りがてら皮むきができます。
手続きに時間がかかり、ドバイを出たのは夜の8時頃。
それから、国境を目指します。
ドバイの市内から外れると、様相はすっかり変わり、
ただ砂漠と夜空が広がる不毛地帯・・・
見て下さい、このナビのマップ。
何にもありません。
闇の中をひたすら走る・・・
ドバイから100kmちょっと走ると国境地点になります。
で、車を輸出する場合、
ドバイの国境側で税関申請をし、次の国へ入国したら
そこで税金を納めるというシステム。
ですが、ここでおかしなことが・・・
(ドバイ側国境)
ドバイの国境側で、車の金額の自己申請をしましたら
「え!こんなにするの〜!!」と驚かれましたが、
税関書類作成時には、
「うーん、じゃあ、このくらいにしとくね」
と、100万円ほど値引き、というか
ウソの申請・・・・???
税率は、5%だから、〇〇〇〇円になるよ、と言われました。
税率は5%とか3%とか聞いていましたので
5%だったのかと思ったのですが、
で、まあ、その金額を現金で握りしめて、
次の国の国境の税関に来ましたら・・・
色々書類作成に時間かかかった後、
アラブ人のおじちゃんが・・・・
アラブ訛りで
「アイ、ヘルプ、ユ〜」
というので、なんだ?と思ったら、
税率は5%だけど、3%にしてあげる。
で、
僕に1%分くれたら、君に1%のデイスカウントしてあげる。
一度、5%の税関申告の書類を作成して
同時に設置されている税関窓口でスタンプを押しているのに、
こんな商談がスタート。
結局、関税は5%→4%に下がり、
そのうち1%はおじちゃんの手数料へ。
あとで考えると、
ドバイではそれを見越して5%ということにして、
入国すると税率は3%なんだけど、そこに不透明さを持たせて
お金が動く・・・・
というカラクリなのでしょうか。
まあ、ありえないことが世界にはあるもんです。
ということで、
関税を納金し、入国審査のパスポートコントロールを通過し、
夜中の2時半、自宅まであと3時間・・・・
というところで、
真っ暗闇の高速で・・・まさかの
濃霧発生!!
先が何にも見えません。
スチームサウナの中を運転していると思って下さい。
タルガで睡魔と戦いながら、濃霧を走る。
もう精神力との戦いです。
自宅に着いたのは朝の5時。
ドバイから出発して9時間経っていました。
(本来なら4−5時間)
ヨーロッパツーリングみたいやな・・・と思いましたけど、
今回もまた
世界のどこかをポルシェで走る
いい納車の思い出になりました。

Posted at 2017/10/17 19:08:18 |
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ドバイ | 日記