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 先ずは旧地図を見て戴くと位置関係が分かり易いかと。途中で分岐しているのが昨年6月に紹介した「ソーダニッカ線」で、天竜川の川岸まで伸びているのが今回紹介する「天龍運輸線」となります。
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 竜光踏切の日本通運貨物専用線跡。
東海道本線下り線に沿って、路盤が天竜川に向かって伸びて行きます。反対側が天竜川駅方向となります。
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 天竜川駅から延びる貨物線は、他に駅から西に向かう「ヤマハ天竜工場線」と、写真のように東海道本線上り線に沿って天竜川方面に延びる「鈴与線」と云う貨物線があったということです。
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 同じく竜光踏切の鈴与線路盤跡。
先に見えるタンクに鈴与さんのマークがついているのですが、見えますかね？
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 ソーダニッカ線と分かれた後も、天龍運輸線は東海道本線沿いに伸びますが、路盤の高さは一段低い位置にあります。
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 こちらは貨物線と現在の東海道本線の間にある、旧東海道本線の路盤跡。
歩行者用の小径を通す為に分断されています。
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 フェンスの隙間から旧東海道本線の路盤跡を・・・丁度現在の上り線を貨物列車が通過して行きます。
少し先に以前はそちらを渡っていたと思われる、歩行者用の踏切跡が残っています。
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 この東海道本線旧線跡は、貨物線が廃線になる頃までは退避線として使われていたようで、線路が分断された今でも架線は残っています。
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 東海道本線の旧線路盤と架線は、ここで自動車がくぐれる新しいアンダーガードが造られた為に、一旦大きく削り取られ無くなっています。
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 手前の煉瓦の橋台跡が貨物線の廃線跡で、その奥の煉瓦のトンネルが東海道本線の旧線跡となります。
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 廃線マニアの間では結構有名なスポットのようです。
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 煉瓦製の橋台は趣きがあって写真映えしますね。
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 天竜川駅方向。
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 貨物線の路盤はこの先(木の在る辺りから)右に大きく弧を描いて東海道本線より離れていきます。
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 鉄道線の境界を示すような杭は見当たりませんでしたが、多分これが路盤跡なのではないかと。
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 この先は広い空き地になっており、ここが天龍運輸(戦後日本通運に吸収合併)の貨物駅(天竜川で運ばれた木材を始めとする各種物資を貨車に積み替えするヤード)があった場所と思われます。
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