よみがえれ　オレの壊れたエリーゼ　－着手－

４/1　着手

まず最初にスターターのラインのリレーを調べはじめた。

異常無し

メカニックさんが
エンジンルームを開けて、CPUの下側にある
『マルチファンクション　リレー』を外してしばらく見ていた。

「アレ⁉️コレは・・・‼️」

工場に入庫していたローバー　ミニのボンネットを開けてゴソゴソして同じ形状のモノを持ってきた。

「ローバー　ミニと同じモノを使っているのですね」

メカニックさんはそういって、持ってきたパーツを付け替えた。

そしてコクピットに座り、鍵をシリンダーに入れてスウィッチを入れてインパネをチェックしはじめた。

セキュリティーが正常に作動を行いはじめた。

しばらく色々テストを繰り返した。

電装品は正常に作動するが・・・

スターターだけは通電しておらず、当然セルも回らずエンジンは始動しない。


「ちなみにエリーゼに付いてたリレーをミニに付け替えてみましょう」

そういってメカニックさんは手早くエリーゼに付いてたリレーをミニに付けた。

「OKです。フォリオさん。エンジン掛けてみて下さい。」

オレはミニのコクピットに座り、キーを回した。
クックックックッとセルは始動するがエンジンは始動しない。

メカニックさんがエリーゼに付けたリレーを外して、ミニに付け直した。

「エンジン掛けてみて下さい。」

再びキーを回すと・・・

今度はスムースにミニのエンジンが掛かった。

「まずこのマルチファンクション　リレーが死んでますね。たぶんセキュリティーが作動して燃料ポンプを含めたエンジン始動させる機能が停止してる可能性があります。あとイグニッション&CPUのヒューズも調べてみます。コレは私の考えですが、セキュリティー解除したら、エンジン掛かりそうですね‼️」

そう言われて、オレはうれしくなった。

オレにとっては
“エリーゼは宝物”

エリーゼ

『走るための機能』

その潔さはまるで此花”“咲耶“”(桜の花)のようなイメージだった。






ようやく光明がみえてきた。



◆◆◆


そして最初に入庫したショップ
ロフト　ファクトリー　ナ〇ガワに怒りを覚えた。




保険會社からも云われた。

『話してる内容がシロートみたいで大丈夫ですか⁉️』

「かなり燃えているようだ。FカウルとFガラスを外さないと解らない。
それにはカネが掛かる。幾ら掛かるか解らない。見積も出せない。」

保険會社にはその話の繰り返し。

オレには半年の間、連絡の一本もよこさない。

コチラから掛けても電話に出ない。
折り返しの電話も出来ない。




電話に出来る訳も無いよね。
掛け直すことも出来ないよね。




だって何も出来ないんだからねぇ。



四国のロータスの仕事してたとオレに言ってたけど
それって『ロータスクラブ』のことですか‼️
某ディーラー確認したら
「そんなひとは知らない」との回答が帰ってきました。

◆◆◆

今度のショップは１日も掛からずに
見解としてキチンと話をしてくれる。


かたや
半年掛かっても何ひとつ出来ない。






ヒトとして恥ずかしくないのかね‼️