純正タコメーター フルコン対応化の実験
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
フルコン化を目指してますが、フルコンのタコ出力を純正メーターに入れてもそのままでは針が振れません。
今回この対策を実験してみます。
2019年末の掃除で奥から出てきたアルトワークスieのメーター。
改造の時に役に立つだろうと持っていたもの。出番かな。
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カプチーノの中古エンジンを買った時に走行距離の参考としてセットで買ったメーター。文字盤は外してしまってあるけど、これの中身も使ってみます。中身は同じハズだから。
3
中身の比較。構成部品はどちらもほぼ同じなのに、互換性が無い専用品。フルスケールがアルトは8000rpm、カプチーノは12000rpmだから付け替えると数値が狂うから!?
ICはデンソー製と思われる「D-056956」。
トヨタ車では同じデンソー製ICの「SE094」というICを使ったタコメーターで入力ピンの抵抗器43Kオームを小さい値に変えた事例があるという。
4
基板を見ながら自分が分かりやすくしてあるので作図のルール無視です。
入力は2番ピン。トヨタ車の情報と同じくほぼ同じ値の42Kオーム。
6番ピンとアースの間に抵抗器3本で合成抵抗が入ってます。この合成抵抗の部分がアルトとカプチーノで回路上異なっている部分。この抵抗値でフルスケールを合わせていると思われます。わざわざ合成抵抗という辺りも既製品の値以上の精度が欲しいから!?と勝手に想像。
10-13番ピンはメーターコイル。
5
2番ピンへ、42Kオームの代わりに50Kオームの半固定抵抗を介してフルコンからの信号を入れてみます。
50Kから徐々に下げて、針が振れたら電源を切って接続を外し、抵抗値をテスターで測ります。
結果を言うと、27Kオームで動きました。フルコンの設定によっては11Kオームにする事も。
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フルコン(ハルテック)側の設定。
DPI1ピンがタコメーター用です。
プルアップの電圧ですが、これが抵抗器との兼ね合いです。
この電圧設定と2番ピン抵抗の関係は、
12V...27Kオーム
8V...17Kオーム
5V...11Kオーム でした。
7
デューティーサイクル(デューティー比)は70-95位が安定して動くような気がします。
パルスパーサイクルとは、クランク2回転での点火の数。使ったタコメーターの設計気筒数で「3」。
8
純正タコメーターはこれで動くようになりますが、車両の配線図をみるとエアコンコントローラーにもタコ信号が繋がっています。フルコンの説明書によると、高回転時にコンプレッサークラッチが働くとコンプレッサーにダメージの恐れとかで、エアコンでも回転数を見張っているそうです。という事は、エアコンコントローラーでも同様の抵抗器入れ替えが必要かも!?
そちらはまたの機会。
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