シャーシリフレッシュ4 前後ハブベアリング編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
いきなりフロントナックル外れてます。
ここにあるハブベアリングを交換します。ちなみにフロントベアリングはそこまで高くないので(他車種に比べたら十分高いけど)新品交換です。
今回はベアリング表と裏にはめ込んであるグリスシールは再利用するのでキズ付け無い様に注意します。
まずはベアリングの表と裏に付いてるスナップリングを外しておきます。多分タイヤ側は中々外れなくてゴリゴリやって傷付けがちだと思うので要注意です。
2
この辺も色々やり方あると思うけどまた安物プレスを活用していきます。
ハブボルト1本だけ抜いて穴を通る位の太さの棒かボルトを写真の様に当てます。1ヶ所ここに当てて下さいと言わんばかりの場所があります。
あとはキャリパー取付用の穴に全ネジ刺して水平になる様に固定してベアリングだけをプレスします。
3
ハブにベアリングの一部が付いた状態で落ちるのでプーラー等でそれを抜きます。後はナックル側に残っているベアリングより1mm程度小さなコマでプレスすれば完全に取れます。この辺のコマもある程度事前に揃えないと作業が止まりますね。この辺でローターカバーも裏から叩いて一旦外しておきます。
4
キレイになったので組み上げます。
入れるのは簡単。タイヤ側にスナップリング入れて内側からベアリングを圧入していくだけです。スナップリングに当たれば完了なのにプレスし続けちゃうと多分次回またリングが中々取れなくなると思うので程よいトコで。
圧入時はとにかく傾かない様に注意です。プレスは簡単に数トンの圧をかけられるのでゴツい金属のベアリングもズレたりすると簡単に壊れます。
グリスシールは汚れを落とすと何故かとてもキレイ。切れも無い。だからビンボーDIYなので再利用です。
5
ナックルにローターカバーを打ち込んで、ハブを圧入してフロントナックル完成。
6
問題はリア。本当はベアリングとハブを新品で買えば圧入して終わりだけど、不具合あったワケじゃないのに11万オーバーの出費はどうなんだろ。単純に高い。高すぎる。
という訳でリアはOHで再利用してみる事に。
走り出した時にダメそうだったら交換します。リアはフロントよりは簡単なんで。
まずはこの状態からベアリングとハブを分離する。これが中々ハード。
7
どうにもベアリングを外せないので4.5mm厚のLアングルを写真のように加工して純正ボルトを締めてプレスかけたらどうにか外れました。
ただフロントと同じ様にハブにベアリングの一部が残るのでそれを外していきます。
これまた中々ハードですき間が2mm位しかないのでプーラーの爪を薄く削って外そうとしたけど、2個目で折れました。結局はフロントと同じ様に抜きました。
8
リアベアリングをよーく観察してみたけど、特に目立つキズとか剥離とか無いし、動いてた時にそんなに異音とかも出て無かった気がするので、やっぱりOHして再利用する事に決定!べつに金に余裕あればそりゃ新品ですよ。絶対。
こっからは普通はやらない方がいい作業です。
まずはベアリングに圧入されているグリスシールを慎重に外す。これに穴開けたら新品購入決定です。後は中の玉とプラの部品を取り出して洗浄。ケースも化粧直し。
後は元に戻して折角なのでニューテックの高級グリス詰めて完成。ちなみにフロントベアリングもグリス洗い流してこのグリスにしてます。
9
後は化粧直ししたハブとボルトで組めば完成。
何度も思うけどハブとベアリングは新品購入したかった…
10
作業スペース確保の為に組み上がったナックルも車体に付けます。
今回ローターサイズを上げるのでローターカバーはカットしてます。ジュラテック製サポート付けて士気を高める為に大分前にOHしたキャリパーも仮付けして撮影。
次回ドラシャです。
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