
【フレームの曲がり修正】 写真は「アルバム」を見ておくれやす。
VT250FC。4輪と事故やってフレームとフォークが曲がった。直せる自信はない。最難関と思ってる。ステアリングヘッドにガス管通して引っ張ったら戻らんかなあ。
ガス管は規格サイズしかないからぴったりは無理やけど、サイズ色々。管の中に細い管を通せばより強いかも。
ハンドプラーという道具をホームセンターで買ってきた。鉄ワイヤーをてこの力で2000kg重の力まで引っ張れると言う道具。
鎖はガスボンベ用の4mmのがたくさん在庫ある。プロパンガス用のは引きちぎれにくいように、一つ一つの輪が溶接したるんや。
2トンの力って見当が付かんけど、私40人分がロープにぶら下がった力かあ、やっぱようわからん。これに負けて動かないようにVTを固定しなあかん。前へ引っ張るので、倉庫柱とフレームを後ろから鎖で固定した。電動ハンマーの先端工具がフレームの穴(リヤフォークのピボット)にちょうど収まったので都合がいい。木材(40mm角)で左右に倒れないようにボルト固定した。
VTのフロント周りを全部取り外して、ステアリングヘッドにガス管を通す。下端にねじ接続のT継ぎ手をつけといて鎖の抜け止め。鎖どうしを3寸釘で輪にして固定。これと前方の柱との間にハンドプラーを入れて、カリカリと引っ張っていく。
さて、どこまで引くかな。サービスマニュアルにキャスタ角=26.5度、とある。tan(90-26.5)度=2.006=500mm/249mm。だから吊した糸500mmで横へ249mmならok。今200mmくらいしかないぞ。どこの議員やった?「卒業してから三角関数なぞ一度も使ったこと無い。」と豪語してた人。すぐ非難されてたけど。使おうとしないから使わないだけでしょ。冬至に部屋のどこまで陽が入るか計算してみれば、畳が日焼けしにくいひさしの位置もわかる。関数電卓はWindowsのアクセサリに入っとる。
ワイヤーがぴんぴんに張って、怖いほど。「鎖切れたら飛んで来て血だらけか?」と思ったので、12mm合板を盾にした。
カリカリ、カリカリ、こんなに引けるんか?と思ったら、ガス管曲がっとる。鉄管φ34mm厚3.4mmの中に鉄管φ27mm圧2.9mmを入れたのに。
困った。次の手がわからん。近所の車屋に相談に行ったら、「エンジンおろして、火であぶっといて曲げとるよ。」って教えてくれた。なーるほど。刀鍛冶屋さんは赤熱した鋼を金槌でたたいとるわ。
プロパントーチと、カセットボンベトーチ2個、倉庫にある。これでやってみよう。エンジンおろすのは大変やで、タンク、ラジエータ等は外して、遮熱板を置いて、フレームの遠いところに濡れぞうきんを巻けば水は約100℃までやで、まあええやろう。鉄の熱伝導は悪いでね。
曲げ伸ばすのはステアリングヘッドから伸びる4本のフレーム鉄パイプのうち下2本。ここめがけてトーチを固定して、ガスの炎で20分加熱した。炎の熱がより籠もるように、コーヒー缶を開いた鉄板でフレームを覆った。
赤熱し、これ以上色の変化が無くなってから、ガス管をハンドプラーでカリカリと引く。
えー! また曲がってまった。次の手が思いつかんで、ダメ元や、もっと引いたれ。カリ、カリ、と一山ずつ引いていく。鎖の張りが尋常でない。切れて直撃したら病院行きかも。ヘルメット、皮手袋、厚手ジャンパーを装着した。これなら切れるまでやってもええやろ。ハンドプラーが壊れそうなくらい引いたら、
お? 結構伸びたやない!
鎖を緩めて測ってみたら260mm。10mmくらい引き過ぎたけど、これくらいまあええやろ。直進性が良くなるかもしれんし。
よーし、峠は越えたぞ!!
後は自然に冷まして、錆止め塗って、黒の上塗りして、ok!
ボールベアリングが1個足らんぞ? 外したとき十数個転がったでなあ。モノタロウに注文しよう。古いグリスをぬぐい取って新しいのをたっぷりと。
プロパントーチは業務用やけど、カセットボンベトーチを左右2個ずつ使えば同じ事ができそう。ただし、今回の作業直後、カセットボンベがちんちんやった。破裂しないようにこれも濡れぞうきんをかぶせとくべきや。カセットボンベの中身は、ブタンガス。タクシーや100円ライターの燃料やスプレー缶のガスに使われとる。今回、満タンから半分使った。
乗れるようになるには、まだまだ遠いけど、やっかいなところが済んで気が楽になった。
Posted at 2016/03/28 21:46:44 | |
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