そろそろホーネット250のオイル交換時期なので、
ついでに「マグネット付き」なるドレンボルトに交換する事にした。
この手のドレンボルトは過去にSR20やRB26に使用した事がある。
SRはアルミブロックのためか効果のほどはいまいちであったが、RBの鋳鉄ブロックはそれなりに鉄粉除去がされていたと記憶している。
ホーネットのブロックは鋳鉄らしいので鉄粉がたくさん取れるかな。。
【本題】
90年代当時に行っていたショップの店長が話していた言葉をふと思い出した。「磁石のドレンなんて意味ねーよ。熱に弱いのに鉄粉なんて引っ付くわけねーじゃん」
そういえば、磁石って熱に弱いんだっけ。キュリー温度で消磁ってやつ。
昔はコバルト磁石が主に使われてたけど、先日買ったドレンボルトの磁石部分は見た目がネオジムっぽい。
ネオジムの耐熱温度って・・・えっ、80℃!?
と言うことで、3分間ナベで茹でてみる事にしました。
【実験】
買ったばかりのドレンボルトをお湯にさらすのは忍びないので、100均の強力マグネットに身代わりになって頂きます。
実験内容は、
割りばしに磁石を挟み、スチールウールを磁石に付けてお湯で煮込むというもの。
温度計を見ながら、スチールウールが磁石から離れたら実験終了となります。
実験スタート
湯温40℃
湯温80℃
まだ付いてます。
湯温100℃
3分以上たったけど変化なし。
「なんだつまんネ。実験終了~」と割りばしを水面から引き上げると・・
!およ?
ポロリとボンスター君がナベ底に落ちて行きました。
すぐさま磁石を水道水で冷やして、
取り出したボンスターに近づけてみるも、
ひっつかない・・
おっさんの言ってたことは、やっぱり本当だったんだ。
冷却しても失われた磁力は元に戻らない。
試しに新しい磁石を近づけると・・
陰毛のようになりながらピタッと付きました。
ホーネットのオイルパン付近の油温は知らないけど、きっと近い数値にはなるよね。。
世の中には「耐熱ネオジム」というのもあるみたいなので、ネオジム付きドレンボルトを購入する時はこの辺を気を付けたほうが良さそうですね。
ちなみに購入したドレンボルトの説明書には「マグネット付」としか記載されてないです。大丈夫かなコレ?
※補足:完全に磁力が失われたわけではありません。約2gのスチールウールが持ち上がらない程度に磁力が減衰しています。
おしまい
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Posted at
2022/02/10 22:43:37