3月3日雛祭
職場の山家T氏(30代後半。経験豊富なアルピニストで平成29年は70座登ったとのこと。剱岳も登っている。)をリーダーとして,ウルトラライトを目指すM氏(50代後半。冬山経験はほとんどないが,表・裏銀座を連続縦走したり,毎年100KMマラソンを完走したり,トレランしたり,T氏のパートナーとして剱岳登頂)と茨木の友人しげよし氏(ほぼ還暦,山経験は豊富だが,冬山は初めて)との4人で八ヶ岳に行くことにした。
しげよし氏が冬山初体験だったこと,M氏の冬装備が不足していたことから,リーダーの判断で西岳に行くことになった。体力的に問題なければ,網笠山縦走を念頭にした。
(一番は,富士見高原登山口の駐車場が豊富なので・・・)
【前日夜】
しげよし氏から着信あり;家を出たら,どうもタイヤがパンクしている。行けそうもない。
【当日】
家を出て,30分程走ったところで,カメラを忘れたことに気づく。取りに帰宅すると集合時刻に遅刻するので,そのまま向かうこととした。
富士見高原駐車場より
絶好の登山日和で,甲斐駒もくっきり!
登山口周辺は雪もないため,壷足で登り始める。
リーダーのT氏(中央)とM氏
不動清水で喉を潤す(柔らかい水でおいしい)
不動清水を過ぎた頃から,登山道が凍っていたため,チェーンスパイクを装着。
徐々に雪が深くなるが,平坦なので問題なし。
八ヶ岳ブルーがのぞく。
この辺りから急登になる。雪も締まっておらず滑って滑って登りにくい。
チェーンスパイクの下をみると,15cm程の雪玉になっている。
まるで,小平選手の一本下駄である。
チェーンスパイクを脱ぐ。
アイゼンを装着しようとしたが,アイゼンも雪玉が着くかもとリーダーに言われて,壷足で登る(ちなみに壷足は,我々だけでした。)。
リーダーのT氏とM氏は,キックステップで登って行くが・・・
壷足は,やはり滑る滑る
一本下駄状態で登ったことや壷足で滑ったことが原因か,両足太腿が痙攣の兆し。あわててアミノバイタルを飲むが,既に遅し
T氏,M氏に太腿のストレッチ方法を聞き,痙攣は免れたが,少し登ると再度痙攣の兆し。
10分登り,10分休みの状態となる。
数回繰り返したところで,「ここで休み,無理なようなら待機しているので,二人で先に行ってほしい。」と伝えたが,・・・
T氏「山は,パーティーの一人が故障したら,撤退するのが原則。故障者を残してはいけない。」と教えてもらった。
(山行き後のニュースによれば,屋久島に登った2人パーティのうち,一人が故障。故障した方は無事下山したが,故障者を残して登攀を続けた方が行方不明になった。)
結局,10分登って10分休むという牛歩戦術以下で登攀を続けた。
ようやく展望が開けた。(南アルプス方面)
網笠山を背景にして。余裕のリーダー
同じくM氏
富士山も見えていました。
網笠山と八ヶ岳ブルー
(スマフォカメラ(安物スマフォなので,こんな色合いです。)
権現岳(山頂より)
八ヶ岳の主峰赤岳
西岳山頂は樹林が残っており,360度のパノラマが望めないこと及び樹林帯の登攀は精神的に疲れる,人気がないらしい。しかし,静かな登山をしたい方には良い山です。
権現岳をバックに記念撮影
帽子もグローブもいらないような陽気でした。
コースタイム3時間30分のところを,6時間(昼食を含む。)かかりました。
下山は,ヒップそりと思ったのですが,ちょうどよい場所がない。壷足で下山していたのですが,疲れもあってか直ぐに転倒するので,アイゼンを装着しました。
下山は,コースタイムよりも若干早かった~
にしても疲れました。疲労遭難(疲労で歩けなくなり下山できなくなる)一歩手前を経験しました。
網笠縦走なんてとんでもない話でした。
また,翌日は更に好天予報だったので,唐松岳を考えていたのですが,足が死んだ状態だったので,山用品ショップに買い物に行きました。
※スパッツつけるとニッカボッカみたい。
翌日,アルパインパンツを買いにいったが,サイズ感が今一つでした。
インナースパッツを有効利用するために,ショートスパッツを買って帰ってきた。
お し ま い
Posted at 2018/03/07 20:35:37 | |
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