サブタイトル:いぬひげドキュメンタリー2018
もうろうとした意識の中でワシは思った。。。
(4日だ、あと4日持ちこたえれば休める・・・。)
というのもワシの会社では現在・・・
「インフルエンザ級怪獣A型」との戦闘真っ最中である!!。
(HA型式等の遺伝子詳細は不明)」
それは今月初めに起こった・・・。
いつものように何気なく朝、会社に出勤すると
隊長のほっぺが真っ赤で
隊長「ちょっと病院に行くから!」というのである。
あの1年365日仕事の鬼で
無敵を誇る
屈強な隊長が
病院にいくだとう??
とにかくただ事ではないことは確かだった。
きけば2日前から社員1名がA型で休んでるらしい。
常に職員2名で夜勤しているのだが勤明けの隊長は病院に行き、残ったもう1名の隊員も
ゴホゴホと調子が悪そうだ。(あと1時間で奴は帰る予定)
しばらくして調理係の隊員が出勤してきた。が何かがおかしい?。
「私もちょっと熱測ってみるわ~」といって熱を測ると37.5度!。
「あ~、なんか昨日から調子悪いのよー、帰るからあとよろしく」といって
5分もたたずにそそくさと帰っちまった。
わし
「調子悪いのになんで出てきたんじゃーい!!(怒)」
緊急に別の本来は休みの社員に召集をかけ(休日出勤)
その到着の間、わしが調理の下準備を請け負った。
その間にも被害は拡大し、報告書などにより利用者の被害者も順次
熱を出していることが判明、別の隊員が病院へインフル検査キットを調達に行った。
そして電話があり、夜勤者2名(隊長と隊員)のA型感染が判明。
ほどなくして来てすぐ帰った調理係もA型。
わし(あかん、(勤務シフト)崩壊じゃ・・・。)
休日返上してきた社員が来たのでわしは調理係を任せ、インフルキットが
到着した隊員が看護師を呼び検査を開始した。のはいいが説明書をもらってなくて
病院よりFAXで説明書を送ってもらうよう電話した。だが一向に届かない。なぜだ?
社員M「いぬひげさん、FAX壊れてませんか?」
「そんなはずはないがなぁ?」。とわしが確認すると
「回線接続中」の表示が点滅・・・・ ナぬ?、この表示は通常「点灯してfax済めば消えるはず。」
即座に異常原因究明に追われるワシ。どうやら数分前に誰かが流そうとしたfaxも
ログを確認したらめモリ内に残ってて通信予約体制になっている。
わし(なるほど、通信回線エラーだな)と思い、光ユニット、モデム、fax複合機の電源を全て再起動して直した。
わし「なんでこんな日に限って機械の調子が悪いんじゃー!??(怒)」
わしがfaxを直してる間、インフル調査チームは別経路でインフルキットによる
検査を実行。
隊員K「利用者の〇〇さん、XXさん、A型反応あり!」
次々とA型被害者が増えていく。このままではまずい。隊員kは点滴をもらいに
再度病院へ走った。その間にも通常業務である電話に加え、隊員要請の電話、
病院からの電話がジャンジャンかかってくる。調理係は火元から離れられない
食事の準備は遅れてるのでワシと隊員Bが応援してると点滴が到着。
点滴は看護資格を持つ看護師しかできないのでわしらは見守るも若年看護師は
経験が浅く、静脈の迷走した老人への対応ができずに別の看護師を呼んだが
その看護師もむつかしいと判断、ベテラン看護師を要請し、3人がかりでやっと点滴施工。
(大丈夫か?ここの「看護師?」)とわしは心の中で思った。
なんだかんだでその日は1日中まるで弾丸飛び交う戦場にいる気分で終わった。
(というかまさに「戦場」であった)
インフルになると一般的に学校などでは1週間、
一般企業にその義務はないが5日出勤停止ののち経過により後の2、3日の
経過により判断として休まなければならない。
当然、感染した社員が5日休んでる間は残った社員が休日返上して運営せざるを得ない。
が既にパンデミックな流行をしてしまったので日を追うごとに感染者は増えていった。。。
隊長が倒れ、看護師はふがいない。これ以上の拡大はワシの身の危険も伴う。
わしは誰の指示を仰ぐでもなく自主防衛策を検討、実行に移すことを決意
「インフルは酸に弱い」(前から知ってたがちょっと忘れてたのでネットけんさく)
弱点を突き止めたワシは次の日からハイターを薄めた消毒液で床モップを全社員に指示。
次亜塩素酸水を調達、利用者の触る蛇口、卓上、椅子、手すりなどを消毒。
事態が収まるまで毎日消毒を要請してるのだがアフォの隊員共にはイマイチ意味が伝わってない
気がする。(がまぁそれ故に扱いやすいがw
(インフル)バスタービーム!!

床モップであろうが次亜塩素酸水をボトルに入れてスプレーしようが
とにかく「ウィルスバスター」に徹しなければならんのであーる!!ww
かくしてA型発症日より5日経過、第一次感染者の復帰が今日からあり、
順次、第二次感染者も後日、出勤予定である。が・・・・
その間に持ちこたえていた熟練隊員から電話がありA型で倒れた。
これで第三次感染者の確定である。無論、ここ5日間わしも不休で日勤と
夜勤を繰り返し、昨日おとといにあっては入り、明け、入りで2日連続夜勤という
激務を乗り越えてこの記事を書いている。現場にいた人間としては誰がいつ
なってもおかしくないので明日は我が身かもしれないと思うと恐怖しかないが
ここはなんとか乗り切ってわしの本来の休みである9日までもちこたえる所存である。
もし明日わしが倒れても
「悪夢の5日間」をのりこえた時点で称賛さえすれ、誰もワシを責めることはできまい。
「我々はA型に勝利する!!」(つーかワシ1人になっても必ず勝つ!!)
そもそも、考えてみれば「危機管理能力の欠如」が露呈しただけのことから始まったので
よそ様に自慢できるような話でないのはわしも知っている。
こんなことを書いたとしても何の意味もないのもわかってるのであるが改めてわしの会社の
連中はそーいう健康管理とかなーんも考えてな呑気すぎたアフォしかいないことがわかる。
ましてや自分だけではなくご老人をケアする仕事であるのに自分の健康管理もままならず
他人の世話ができるわけがない。わしからいわせれば抵抗力の少ない老人にインフル
うつしてどーすんじゃい?ってなもんである。ほとほとあきれるわ。。。
そして最初のつぶやきに戻る。
あと4日いけば休日・・・

わしは生き延びることができる・・・か?(ジャンジャンジャカジャカジャン♪)www