

確か、7歳の頃。母親の田舎の実家へ遊びに行った時に裏庭に秘密基地を建てた記憶がある。
小さい頃なので不確かな記憶ではあるが、祖父はトンカチと板と荒縄を私に渡し、庭の木に秘密基地作ってみなさい。と言われ喜び勇んでツ

リーハウスを作った。
勿論ひどい出来ではあったけど、一人で作って完成しその中に隠れた瞬間の記憶は今でも残っており、とてもわくわくした思い出である。
で、翌年、1年成長した私は昨年作った秘密基地のヴァージョンアップを目論んで母親実家へ向かったのだが、、、
そこには秘密基地の痕跡すら無く全て撤収されていた。
そりゃまぁガキが作った汚い小屋を放置するわけないと今なら考えたらわかるが、当時の私は相当ショックだったそうで、泣き喚いたそうだ。記憶にない笑
子供なら男女共に大好きな秘密基地。
今年ついにその秘密基地を自由に建てて良いと許しをもらえた山をゲットしました。
そりゃ勿論所有権とか頂いた訳じゃないですよ。使用許可をいただいたんです。
親戚が所有している山の一角を自由にしてよいとお返事をいただきました。
立木を切ってもいいよとかまで言ってもらえてます。
場所は兵庫県のとある島です。
天孫降臨の地ではないのかともいわれている兵庫県で一番大きな島ですね。
この島には色々伝説が有るので昔から好きでした。
その山の中で自由に出来るなんて、なんて素晴らしい事なのでしょうか。
いつかは息子を連れてきて自然を楽しめる場所にしたいと思ってます。
兎にも角にも、一度その山に入って散策してみないと何も始まらない。
ということで、梅雨に入る前の先週末一泊だけしてきました。
金曜日、仕事終わってから娘をYAMAHAへ迎えに行きお弁当買って家で食べて帰ってきた息子とを風呂に入れ夜の10:30頃に家を出発ですw
初めて自分の運転で入る山ですので、いきなり深夜突入、深夜シェルター設営とかレベル高すぎますが、まぁどうにかなるでしょう(多分)
この山ですが、親戚が丸太小屋を何十年前かに建ててあり、そこまでは何度か行った事があります。今回はその小屋から奥に入って行き、ベースキャンプ地候補を見つけ、シャルター設営が目的です。
一先ずはBC(ベースキャンプ)を決めてそこから更に良いキャンプ地探しをしていこうかと思ってます
深夜まで営業しているスーパーで肉や食料や足りない物を買いながら高速へ。
明石海峡大橋を渡り一路淡路島へ。(あっ地名書いちゃった)
島入りは12時過ぎてました。こんな真夜中に道も解らない山道に入ろうとする私は頭おかしいですね。
と、Uターンとか絶対無理な山道を30分車で進み、ようやく目的地到着です。
流石デリカ。垂れ下がった枝が天井に当たる以外は何も危うい所無く走ってくれました。
購入して一番真価を発揮したドライブだった気がします(ー_ー)!!
で、車停めて用意を。。。。
いやーーーーー、、、真っ暗。ホント真っ暗。
一区間木が開いてるところは少し明るいけど、ほとんどは木々に埋もれ真っ暗闇です。
今からこの森の中に入って行きシェルター設置とかまともな人間のする事じゃないです。
最悪車中泊も念頭に置いていたのですが、やはり焚火したいのでシャルター設置しますよ。
で、ひとまず「ここをキャンプ地とする!」と号令をかけ場所を決めました。
まぁ。。明るくなってから辺り見ると倒木多いのでここはやめといた方がいいかもと後悔しました。。が。。夜中にそんな事わかる訳ないです。
比較的しっかりした倒木丸太を基にして木の柱建ててタープ設置して、蚊帳テント設置です。
写真を撮る余裕とかほとんど無かったです。
朝起きてシェルター見ると歪んでました。。。。
不細工なシェルターです。
ほんと。。真っ暗でしたし時間も遅かったので寝れたらいいのですよ。
暗闇の中森を探索し支柱に使えそうな倒木探したのですが、コレだと思って拾うと腐ってたり中々いい木が見つかりませんでした。そりゃ真っ暗な森で探すなんて端から無茶でした。
まぁ何とか設営。
お腹すいたので買ってきた肉焼いたりコーヒー淹れたりして夜の森を楽しみ、4時ころ就寝。
明け方テントの真横でガサガサ音が鳴ったのがびっくりした。
その後鳥が羽ばたく音が聞こえたのでカラスかトンビだったんでしょう。たぶん。
で、9時くらいに起きました。
起きて取りあえずはコーヒーです。
朝霧立ち込める森の中、鳥のツィートと薪の爆ぜる音を聞きながら珈琲タイムは至極です。
最高です。
とまぁそんな感じで朝を過ごし、いよいよBC設営です。
取りあえず近所散策して使えそうな木を探す。
写真は全然撮ってません。
BCから15M位の所に大きな倒木が有りました。
根っこからえぐれて倒れており、その根が丸見えに。
倒れてから結構時間は経ってる様子です。
で、根っこの形状見てみると、綺麗に直角が出ていて尚且つ綺麗な平らな面があります。
30cm×40cm位のまな板面積位がちょうど平坦な面が出来てました。
これを見て机にしようと思わない奴なんていないだろう。位に素敵な形の根っこです。
ので、倒木の途中を斧で切断しBCまで引っ張って持ってきました。
写真はありません。
使用したのは
HELKO(ドイツ製)のハンターズアックスと言うモノです。
5年位前にキャンプ用に買ってたやつです。
ホームセンター薪を割るには長すぎますが、倒木相手にちょうどいい長さです。
あと、倒木引きずる時はロープかけて引っ張りました。
倒木の裏側ってヌメヌメしてたり虫が居たりするのでロープかけるとそういったものを避けたり重たい丸太も力入れて引っ張れるようになります。し、最初動かなかった時は近くの木にロープ回して虎カーズヒッチで引っ張りました。
ロープ便利w
で、BCまで持ち帰った根っこは湿っていたし虫が居そうなので煙で燻す事に。
表面軽く焼いておく方が長持ちするし。
燻し中↑
左下側が綺麗な直角で出来てる角で、薪を置いている面が平面になっており、ここにコップ等が置ける机になると計画です。
全体はこんな感じ。
この根っこをBCの基礎メインになる丸太の下へ直角に敷いて丸太抑え兼、サイト区間用仕切りに利用します。
こんな感じで丸太に直角に組ませて画像上側がテーブルに、手前側を半分埋めて区画別け仕切りにしてます。
この丸太を境に地面を固く押し固めておいておくとBCへの水の浸入を多少防げそうな気がします。
最終的にBC設置場所は周りより少し高くして整地するつもりです。
相したら雨の浸入を防げますので。
今回はシェルターの木枠設営よりもBCのインフラ?系の整備をやりました。
山ですのでどこの地面も斜面です。
ので土を掘り返し石を取り除いて平地を作りました。
もっと押し固めないといけないですが、ひとまずは平坦な地面が出来ました。
山の森の中、約1畳程度ですが平地が出来ました。斜面は落ち着きませんが、平地は座るだけで少し落ち着きます笑
疲れたら珈琲で一服。
根っこテーブル。気に入りました。
このままモーナインスタコンテストに出したい位ですねw
で、私のBCのメインともいえるカマドです。
まだ製作途中です。もう少し高くします。
左手前には拾ってきた平面が有る石を置いています。
この石台は加熱され肉を焼ける位に熱くなります。
たまにキャンプの時に石焼肉やってましたのでそれ用と、普段コーヒーを置いておくと焚火に暖められいつでも暖かいコーヒーが飲めます。
あとは、タープ用の支柱を建ててそれらを木の蔓で縛ってみました。
が、木が弱いのでもっといい木探します。
実は。。。結構時間が経ってしまい、タイムリミットが迫ってきており、撤収作業も有るので作業はここまでです。
とても中途半端な状態ですが、続きは次回です。
とはいえ、今から梅雨時期ですし、そのうち台風もやってきます。
自然環境の中建てたシャルターがどの程度持つのかも知りたい所です。
と、まぁこんな感じ。
子供の頃からの夢だった秘密基地。
今後は息子を連れて少しずつ作って行きたいなぁと思ってます。
今回は条件が過酷過ぎたので子供は不参加。私一人でした。