デュアロジック パドルシフター化

ダイアグツールMultiEcuScanにデュアロジックの『Steering wheel levers replacement』というセッティング項目があり、これはパドルシフトのインストールが出来そうだと思い、純正のパドルシフター付きに交換してみました。

ステアリングはebayでエアバッグ無しのセコ品を購入し交換。
オーディオコントロールボタンのコネクターは同一形状で、ステアリング側の空き端子の位置にパドルシフトの配線が接続されていました。
エアバッグはこれまでのものをを流用し、オーディオコントロールボタンは8ボタンだったのでカバーのみ流用し6ボタン化しました。

MultiEcuScanでデュアロジックECUに接続し『Steering wheel levers replacement』を実行し、その後パワーラッチさせます。
これでインストール完了かと思いきや、パドルシフターはうんともすんとも反応せず・・・・・
デュアロジックECUまでパドルシフトの配線は最初からされていて、信号も確認出来きたので、考えるにECUプログラムの書き換えか、MultiEcuScan程度のダイアグでは設定の変更が出来ないのだろうと思います。

諦める訳にはいかず、デュアロジックのサービスマニュアルを入手して解析。
デュアロジックECUとシフターユニットとの配線に割り込ませて接続するパドルシフトユニットを制作しました。

パドルシフト➕➖の信号を、シフターレバーの➕➖と同じ信号に変換しパドルシフトを有効にする方法で、シフターユニットとデュアロジックECUの間にパドルシフトユニットを割り込ませます。
と説明すると配線は至って単純なんですが、シフターユニットの信号はコード化されECUがレバー位置を判断してて、パドルスイッチにしても抵抗切り替えでアナログ処理が必要なので、マイコンでユニットを制作しました。

画像は助手席足元にある、デュアロジックECUと画像中央のスポンジ巻きが制作したパドルシフトユニット。

シフターレバーの操作はこれまで通りで、且つレバーD位置の時だけパドルシフトの➕➖が有効になります。