あらすじ
スバル試乗⇒レヴォーグいいな、インプレッサスポーツもいい
マツダ試乗⇒クリーンディーゼルはすばらしいけど、俺との相性は悪そうだから候補から外そう
本編
妻の一言でVWのディーラーへ行くことが決まりました。
しかしこだわりのスバルに心が決まっていた私は乗り気ではありません。
また輸入車に持っているイメージはあまりよくありません。
・よく壊れる
・維持費がかかる
・金持ちの持ち物(←偏見)
・国産車が世界で一番いい
もうスバルで決めたい私は、上の理由を並べてディーラーへ行くのを拒否しましたが
「文句は実物を見て乗ってから言うべき!」
と正論を言われたので、しぶしぶ行くことにしました。
VWの車はまったくチェックしていなかったので、どのクラスの車が自分に合うのか調べました。
・ゴルフ ハイライン:荷台が小さいかな?
・ゴルフヴァリアント ハイライン:サイズ的にはこれ(ただし予算がかなり厳しい)
(2車共にコンフォートライン(1.2Lモデル)は満足できないと判断)
・オールトラック:四駆もいいけど、価格的に無理
・パサート:価格的に無理
以上より、ゴルフヴァリアントハイラインを候補に挙げました。
ディーラーに行く前に、ますはスペックを確認。

【ゴルフヴァリアント STIハイライン】
全長×全幅×全高(mm):4,575×1,800×1,485
車両重量(kg):1,380
最小回転半径(m):5.2
総排気量(cc):1,394
最高出力[ kW(PS)/rpm]:103(140)/4,500‐6,000
最大トルク[ネット][ N・m(kgf・m)/rpm]:250(25.5)/1,500‐3,500
燃料消費率(km/ℓ) JC08モード :19.5
スペックだけ確認すると、まあまあかなといったイメージでした。
必要最低限の条件はクリアしていたので、まあ試乗してみるかと思いました。
トルクはありますがパワーがちょっと物足りないように感じましたので、それは試乗してみて判断しようと思いました。
さっそくVWディーラーへ。
入口を通ると正面にはゴルフRヴァリアントが!
これは・・・かっこいいかも(ディーラーの策略?)
もちろんゴルフRヴァリアントなんか買えませんが、
「サイズなどはゴルフヴァリアントと同じなので、ご覧ください」
との言葉で、内装・外装を確認。
ゴルフヴァリアントは地味なイメージでしたが、Rが付くだけあってかっこいい。
ちょっとゴルフヴァリアントが欲しくなりました。
希望を言ってハイラインの試乗車を用意してもらい、早速試乗へ。
まずは概観チェック。
これまで見た国産車と比べると一番おとなしいと感じました。
(初めにRを見てしまったので余計に感じたかも?)
ただネットの見たよりも現物を見たほうがかっこいいと感じました。
時にヘッドライト部のLEDラインがいいですね。(コンフォートラインにはないので余計に付加価値を感じました)
色は妻の一目ぼれののパシフィックブルーメタリック。
これも私もいいかなと思いました。ただ一番の好みはR限定のラピスブルーメタリックでした・・・。
後ろからの概観はちょっと好みではありませんでした。
乗り込んで内装確認。
メーター廻りは今まで見た中で一番好みでした。
シンプルで見やすいメーター、水温計・燃料計が共にアナログメーター、何の文句もありませんでした。
インパネはレヴォーグに似ているなと思いました。(細かい部分は違いますが、第一印象です)
インパネには特にこだわりはないので、まあこんな感じかなといったところ。
パネルが黒が基調になっているのは良かったと思います。
リアシートの広さはレヴォーグと同じくらいと感じました。
荷台は大きく、これなら十分だと思いました。
見た目を確認した後、早速出発。
乗って1分で衝撃を受けました!
これは・・・すごく俺に合っている車だと。
営業さんにいろいろ話を聞いたら、理由はトランスミッションでした。
これまで試乗してきた車はスバルはCVT、マツダはトルコンでしたが、VWはDSG。
これにより、マニュアルに一番近いダイレクト感を味わうことができるのだとわかりました。
これまで感じていたアクセルを踏んでも回転だけ上がってスピードが出ない感じ、アクセルレスポンスの遅さがこの車では感じませんでした。
またアクセルを踏んだときの加速感も他の車より一番ありました。
エンジン性能のカタログ値はレヴォーグのほうが上のはずですが、加速感はゴルフヴァリアントの方が上でした。
もしかしたらトランスミッションの制御の関係かもしれません。
また乗り心地もよく、サスペンションが程よく振動を吸収しているのが分かりました。
リアシートの乗っていた妻も満足のようでした。
また静粛性も高く、同乗者のストレスも少ないように思いました。
と言っても、エンジンを回せば程よいエンジン音も聞こえ、一人でドライブするときも楽しいだろうと感じました。
試乗を終えて第一声
「VWに来るのを渋って、申し訳ありませんでした」
妻に謝りました。
これまで輸入車を馬鹿にしていましたが、180°変わりました。
輸入車に持っていたネガティブイメージがすべて吹き飛びました。
さすが技術大国、ドイツ。
ドイツの技術力はさすがです。
私は大学で機械工学を学んでおり、ドイツの技術力の高さは分かっているつもりでした。
しかし心のどこかで日本が一番だろうと思っていましたが、それは慢心でした。
日本の技術力もすごいですが、ドイツの技術力もすごいです。
(余談ですが、機械工学科では第二外国語でドイツ語を学ぶくらいドイツと関わりが深いです)
試乗を終え、私の求める事項を確認してみました。
【パワー】
十分満足
【乗り心地】
十分満足
【積載量】
十分(もしかしたらオーバースペック)
【リアシートの居住性】
満足(足元が少し狭い気がする)
【運転の楽しさ】
十分楽しい
【メーター廻り】
満足
【概観】
許容範囲内
VWディーラーに来る前はレヴォーグをどう買うかしか考えていませんでしたが、ゴルフヴァリアントが欲しくてたまらなくなりました。
早速見積もりをもらいましたが、完全に予算オーバー・・・。
レヴォーグとの価格差は50万円強・・・。
妻より
「ゴルフヴァリアントの見た目とかいいけど、これは無理だわ」
との一言・・・。
さて、役者が出揃ったところで、どの車を購入するか・・・。
続きます。