前回までのあらすじ
スバルでレヴォーグとインプレッサスポーツ試乗して、 どっちもイイ!
お金があればレヴォーグ乗りたいな。
本編
スバルでとてもわくわくした私は、次にマツダへ行きました。
マツダはとても好きなメーカーで、高校時代はRX-7(FD) にあこがれていました。
レンタカーがあれば、一日だけでも乗ってみたい憧れの車です。
他社がそうそうに見限ってしまったロータリーエンジンにこだわり をもっていたマツダさん、素敵です。
そんなマツダが力を入れているクリーンディーゼルにとても興味が あり、試乗してみました。
まずはスペック確認

【アテンザ XD Proactive】
全長(mm)×全幅(mm)×全高(mm):4,865×1, 840×1,450
車両重量 (kg):1,540
最小回転半径 (m):5.6
エンジン総排気量 (L):2.188
エンジン最高出力 (kW<PS>/rpm):129〈175〉/4,500
エンジン最大トルク (N・m<kgf・m>/rpm):420〈42.8〉/2, 000
JC08モード燃費 (km/L):19.6

【アクセラスポーツ 15XD】
全長(mm)×全幅(mm)×全高(mm):4,470×1, 795×1,470
車両重量 (kg):1,360
最小回転半径 (m):5.3
エンジン総排気量 (L):1.498
エンジン最高出力 (kW<PS>/rpm):77<105>/4,000
エンジン最大トルク (N・m<kgf・m>/rpm):270<27.5>/1, 600-2,500
JC08モード燃費 (km/L):21.6
スペックを比較すると、当たり前ですがアテンザの圧勝。
しかしアテンザは私には大きすぎるように思えます。
せっかくなので試乗はしてみますが、 今回の候補からは外れるかなと思いました。
となると、スバルの対抗となるのはアクセラスポーツ。
さすがはディーゼルエンジン、トルクがものすごいです。
しかしパワーがないのが気になりますので、 これは実際に乗ってみて体感したいと思います。
ということで早速試乗へ!
まずはアテンザへ試乗。
エクステリアは正直私の好みではありませんでした。
マツダのデザインはとても評判がいいのですが、 どうも私の好みではありません。(嫌いなわけではありませんが)
たぶんグリルが主張しすぎているからだと思います。
妻はスバルのエクステリアよりも気に入っているようでしたので、 女性受けはいいのでしょう。
そして予想通り、車が大きい。 これでは妻が運転するのは厳しいように感じました。( 特に全長が長いので)
乗ってみると、中はとても広く感じました。
特にリアシートはとても広く、何の問題もありませんでした。
メーター廻りは落ち着いた雰囲気で仕上がっており、 好印象でした。
インテリアは可もなく、不可もなくの印象。
まあこればっかりは好みの問題なので、良いとか悪いとかではありません。
個人的には、ナビのディスプレイの付き方が好みでなかったかな・・・。
いざ出発ということですが、第一印象はとにかく車体が大きい(特に全長)。
バックして切り返しの動作が必要だったのですが、非常に大変でした。
これは全長が長く、最小回転半径も大きいためだと思います。
全長が1mも短いスイフトちゃんからの乗り換えでは、慣れるまでに一苦労しそうです。
仕事で時々2トン車に乗るので全長は気にならないと思っていましたが、目線が低いためかなかなか慣れませんでした。
運転のフィーリングはパワー、トルク共にとても太く、重厚感がありました。
踏めば踏んだ分だけ加速し、回転を上げなくても加速する力強さ。
また低速回転なので加速しても車内は静か。
サスペンションもいいのか、ノイズを拾いにくくとても快適でした。
リアシートの乗り心地も上々のようです。
またハンドリングは安定感があり、さらに乗り心地を高めてくれます。
逆に言うと、クイックな操作にはワンテンポ遅れて車体が動くような感覚を感じました。
総合的に評価すると安定感・乗り心地は、私が求めているグレードよりも1ランク上の車でした。
(もしかしたら、求めているものに対してのグレードが高すぎたかもしれません。調査不足かな?)
しかし私の求めているスポーツ性、運転の楽しさとはまた違う車のように感じました。
もう少し年をとってから乗ってもいいように感じた車でした。
次にアクセラスポーツに試乗。
当たり前ですが、アテンザと比較すると全体的に小ぶりで一安心。
エクステリアはアテンザと同様、私の好みではありませんでした。
荷台はインプレッサスポーツで感じたのと同様、必要最低限のスペースがあるかなといった感じでした。
そして車に乗り込みましたが、ここで衝撃の事実が発覚。
なんとスピードメーターがデジタルではありませんか!
これにはメーターフェチの私はがっかり・・・。
スピードメーターがデジタルなばかりか、水温計はなく、燃料計もデジタルでした。
これも単なる好みの問題ですが、私としては候補からほぼ外れてしまいました。
オーナーが最も見るのは部分はインテリア(特にメーター廻り)ですので、これが好みでないのは致命的です。
もちろんこれも好みの問題ですので、良いとかダメとか言っているのではありません。
見る人が見れば、メーター廻りがすっきりしていて機能美だと思います。
メーターが衝撃的過ぎて、インパネはあんまり覚えていません。。
リアシートは広めでいいかなと思いました。
兎にも角にも、テンションが下がった状態で試乗を行ないました。
ドライブのフィーリングについて詳しく書きたいのですが、メーターのショックを引きずり過ぎてしまってよく覚えていません・・・。
たぶんこの時点で私の候補から外れてしまったのでしょう。
唯一覚えているのは、パワーが低いため高速域での伸びがなかったことです。
トルクがあるので街乗りでは問題はありませんが、高速に乗ったときはちょっとストレスを感じるかなと思いました。
運転していても悪いイメージはありませんでしたので、乗り心地も上々だと思います。
そしてアテンザ・アクセラスポーツを通して、クリーンディーゼルに感じた感想ですが、トルクがあり、とても静か、さらに安定感があり運転のストレスも感じにくいとてもいいエンジンです。
さすが天下のマツダが総力を決して作ったエンジンです。
評価され、皆さんに愛される理由がわかりました。
しかし私が車に求めているもの
・スポーティーな楽しさ
とは異なるエンジンであると思いました。
おそらく私がエンジンは回してなんぼという風に思ってるからだと思います。
そう考えるとディーゼルエンジンは私とは相性が良くないのかなと感じました。
結果、今回の検討からマツダは外すことにしました。
しかしマツダの車が悪いわけではありません!
私の感覚と合わなかっただけで、アテンザ、アクセラスポーツ共にいい車であることは確かです。
皆さんが車を検討する際には、ぜひ試乗してそれぞれのよさを感じてください!
ということで、今回はスバルの2台の中から車を選ぼうかなと思っていたところ妻より
「ワーゲンの車でいい色があるから見に行こうよ」
との一言が・・・。
続きます。