前回「グランデプントの窓落ちた。ウィンドウレギュレータ修理・・・?」の続きです。
結局、100円で売ってるシマノのシフトワイヤーで修理が完了しました。
ちょっとコツがいったので、写真とともに要点をまとめて残しておきます。
最初の難関、意外と難しいモーター軸へのワイヤー巻き付け。
実はこれ、余分なワイヤーにテンションをかけておかないと、ワイヤーの復元力でグチャグチャになっちゃいます。
ちなみに、写真の上(表)側が上側のワイヤー、下(裏)側に下側のワイヤーを巻く感じです。
私は下側のワイヤーを全部巻いて、上側は写真のように穴にはめて伸ばすだけの状態としました。そして、この状態でワイヤーにテンションをかけながら数回回して上と下のワイヤーの巻き取り回数が大体同じくらいなったところで作業をするのが一番好ましいのではないかと思います。
なぜなら、下側のワイヤーを全部巻き取ってしまった状態で、次の工程の赤いプラ部品をレールの真ん中で組みつけてしまうと、それより下に巻き取ることが出来なくなってしまうからです。
ワイヤーにはグリスアップが必要。
元々ついていたグリスは出来る限り拭き取って、同じくシマノのDURA-ACE(最高級品w)のグリスをおごってやりました。
次の難関はこちら。(下の写真)
すべての部品を組み付け中は、可能な限りテンションをかけ続けるんですが、そのテンションをこの部品にはめるスプリングで発生させているようです。
はじめは、ガラスへの負荷を逃がすためにスプリングが入ってるんだと思ってたけど、テンションかけていないと、ワイヤーを巻き上げるプーリーが中で絡まってウニョウニョになっちゃうんですねー。
なので、ここは少し力とコツがいる作業です。

一方のワイヤーの端を赤いプラ部品の穴の中でスプリングを縮ませて強いテンションをかけ、片方のワイヤーに、その状態のままストッパーを取り付けます。まぁ二人がかりでやるほどの作業ではありませんでしたが。
そうすると、写真のように両方のワイヤーが赤いプラ部品の中で同じテンションがかかって、5mm程度ずつ縮まっているのがわかるかと思います。これが5mm程度が適正なのかはわかりません。
しかし、あまり縮みしろが短いと、実際にモーターで窓を閉じきった際や開ききった際に、一方に強いテンションがかかるため、もう一方が緩む状態になります。そうなると、緩んだほうは最悪の場合にプラ部品からスプリングの押さえになっているワッシャーが外れ、スプリングにテンションをかけられない状態になってしまう可能性があります。両方外れたりしたら、、、どうなるかわかりませんが、たぶん壊れやすくなると思います(^^;;;
上側の当たり具合。
前回の記事に載せた写真と末端の処理の仕方が異なっていますが、変えました。
なぜなら、ここでストッパーに当たるので。
しかし、念のため二重にワイヤー止めをしたけど、不要だったかも。これのおかげで赤いプラスチック部分に負荷がかかって、割れてしまう事態が起きないとも限らないわけで。。。ここ要研究ですね。割れたら考えますw
下側のストッパーはこんな感じ。こちらも同様な問題を抱えています。
全体像。はずすときにきちんと覚えておらず、これがわからなかったので、上下を間違えて1度組みなおす羽目になりました。
ちなみにこの向きで取り付けることになります。
全体像逆側。こっちは車体の外側から見た感じです。
取り付けました。
って、ものが見えないけど。
左下のねじが三つ見えているのがモーター部分。
右側の上下に広く間隔が開いているのが、レール部分です。
ちなみに、部品を修理するまでは、窓はこんな感じで固定していました。これで意外に落ちませんw
ここは外す際にもコツがいる部分です。
隙間にデジカメを突っ込んで撮影しました。
赤いプラ部品の突起を、ガラスの丸穴に入れ、ストッパーのプラ部品をクリップとして固定する感じです。
これがクリップ。
元はレール側のプラ部品と一体になっていましたが、すぐに折れてしまうので紛失に注意です。
内張り画像。
今回の工事で、爪というか、プラスチックのネジみたいな突っ込んで固定するブルーの部品が二つ破損しました。
ディーラーでもおそらくは数十円だと思うので、あまりに破損しまくって、パカパカになったら、補填すればいいかな。
ちなみに、6画ネジ3箇所と、+ネジ2箇所で固定されていて、後はプラ部品です。
ドアの開閉ワイヤーです。
ここにはまっています。
6画ネジ3箇所はこの写真のとおり。。。って、見えないねw
ドアノブのところは目隠し版を外します。
ドアハンドルの下側は見えてます。
今回の領収書。
失敗して買いなおしたシフトワイヤー×2と、ワイヤーストッパー?×1で約300円が無駄な出費でしたが、1000円以内で直ります。
しかし、イオンバイクの変速ワイヤーはクッソ高い。
ブレーキワイヤーはアウターケーブルのために買ったんだけど、そっちのほうが安いって、そんなの絶対おかしいよwww
ちなみに、この手法は、ワイヤーが切れたイタリア車には応用できると思われるので、フィアット500やアルファロメオ・ジュリエッタ、MITOなど、年式が近ければ構造も近いと思うので、中古部品がなかったり、中古部品に1万円とか払うことを考えたら、どうせ捨てる部品!と思ってチャレンジしてみてください。
Posted at 2013/12/29 07:37:21 | |
トラックバック(0) |
整備 | 日記