なかなか経験出来ない体験をしたので、備忘録として記載する。
10月6日、所用のため函館市へ札幌から日帰り出張する。訪問先とは13:30にアポを取っており、8時台のJR特急で移動すると13時前には最寄駅である五稜郭駅に到着する、はずだった。幸い乗車前に弁当を購入し、11時過ぎに車内で昼食を済ませておいた。以下この日の顛末を記す。
8:43
特急北斗6号札幌駅出発。
前日からの悪天候で風が強く吹いており、車窓からは木の葉が雨のように舞っている場面もあり、一抹の不安を感じていた。
また、苫小牧から白老辺りで山裾に地べたに張り付くような珍しい虹が見えた。
このような状況もあり列車は途中4分ほど定刻よりも遅れるものの、森駅到着までに定刻通りの運行に回復。
11:46
定刻通り森駅に到着。
しかし、なかなか出発しない。
すると、函館発札幌行の北斗9号が倒木と衝突し、撤去作業と車両確認のため、このまま森駅で停車する旨のアナウンス。出発の見込みはわからないとのこと。
13:12
森駅で停車中。(定刻は11:49森駅発) 未だ出発の見通しが立たない状況。
北斗9号は森駅に到着後運休となった。乗っていた乗客はどうしたのだろう?
13:30
先の倒木の撤去に時間を要するため、迂回線路となる砂原支線経由(森〜鹿部〜大沼)で出発。
13:40
停車。
13:51
迂回した線路にも倒木があり、只今乗務員が撤去作業を行なっている旨のアナウンス。(アナウンスが遅い)
14:11
まだ動かず。
乗務員全員と乗り合わせたJR社員(休暇中?)で倒木の撤去作業をしている。
14:30
倒木の撤去は完了したよう。出発。しかし、10分後に再び倒木により停車。
再び乗務員による撤去作業。しかし、乗務員による撤去は難しいと判断し、保線作業員を手配して到着待ちのため待機。何時に出発出来るのか不明。
このような状況のため、これからの帰りのJRも乗車出来ないことが予測されるため、函館に宿泊せざるを得ない状況。(念のため宿の手配)
明日のJRについても状況が見えない。
また、電波状況が著しく悪いエリアで停車しているため電話も通じにくい状況。
(車掌室から電波を少しでも拾いやすように窓を開けて訪問先へ連絡)
16:55
保線作業員の到着が、他の箇所でも倒木があり、時間が見込めないため、森駅(逆方向)に向けて引き返す。
17:00
5分も走らずまた停車。
17:10
安全確認のため停止していた。17:10に再出発。
17:16
安全確認のため再び停車。
17:18
再び出発。
17:22
赤信号、安全確認のため停車
17:27
再び出発。
17:29
再び停車。
17:32
再出発。
17:37
停車。
17:48
先の倒木箇所に保線作業員が到着し、撤去完了のため函館方面(再び逆方向)に向けて出発する旨のアナウンス。(行ったり来たりと迷走している)
17:56
函館方面に向かうため出発の準備中とのアナウンス。
18:04
出発のアナウンス。18:06出発。
18:12
急停車。倒木のため。
18:23
運転手と車掌で撤去作業中の旨アナウンス。
18:31
運転手と車掌では撤去不可能なため、保線作業員を要請し、到着待ちの旨アナウンス。
18:52
倒木の撤去作業中、まもなく終了。終了後、速やかに出発する旨アナウンス
18:59
倒木除去作業終了。安全確認中。
19:04
作業員が線路から離れ安全確認が取れ次第発車。
今後の停車駅、切符の変更・払い戻しについてアナウンス。
19:10
出発。(19:23 鹿部駅通過)
19:40
倒木のため急停車。
乗り合わせている保線作業員により撤去作業を行う旨のアナウンス。
19:46
除去作業のため列車が前に移動する旨アナウンス。
19:48
少し前に移動。再び停車。
19:57
出発。
20:04
大沼公園駅到着。この時点で7時間40分遅れとアナウンス。
20:07
大沼公園駅出発。
20:17
新函館北斗駅到着。補選作業員下車。なかなか出発しない。
20:25
車掌がホームでお客様対応している旨のアナウンス。
ただでさえ大幅に遅れているのに車掌が対応しなければならないのか!
駅員に任せて急ぎ出発すべきだと思う。
(ホーム上で外国人観光客らしき人物がもめている)
20:31
お客様対応は終了。函館方面から来る普通列車が到着後出発の旨のアナウンス。
20:35
新函館北斗駅出発。
20:42
鹿と接触により急停車。(五稜郭駅すぐ手前)
新函館北斗駅をさっさと出発していたら、鹿との遭遇も無かった?
20:45
車両点検の旨アナウンス。
21:01
点検終了。安全に走れるかの安全点検・打合せ中である。
終了次第出発する旨アナウンス。
21:05
出発。
21:07
五稜郭駅到着
結局、訪問先に行けず業務目的を果たせないばかりか、日帰りのつもりであったので宿泊の用意もなく、着替えをコンビニで用意しなければならず、宿泊費もかかってしまうなど最悪な状況。乗車時間は12時間以上。
弁当を買って乗っていたのでまだ救われるほうであったが、昼食を終着の函館で取ろうとしていた乗客も多くいたはずで気の毒である。
また、新函館北斗駅は新幹線乗り換え駅であるが、定時であれば、東京駅に17時過ぎに到着出来るが、この時点では盛岡駅止まりの新幹線のみ。東京で宿の手配をしていた乗客もいたのではないか?そういうことからも新函館北斗駅で外国人観光客が車掌ともめていたことも仕方ないことかもしれない。
しかも、札幌駅後発の特急北斗が遅れてはいたものの、先に函館に到着済みとなっている。迂回せず森駅で倒木の撤去を待っていた方が時間がかからなかったはずだ。
飲み物や食料の提供は無く、ただただ謝るばかりのJR北海道。
間接的な損害の補償は必要無いらしいが、あまりにもお粗末な対応である。
翌日、前日の帰りの列車の代替え列車で定刻通り札幌に戻り、特急券の払い戻しを受けたが、8時間以上の時間の浪費と宿泊費などは自己負担となった。(💢)
7日北海道新聞朝刊の記事を抜粋
Posted at 2023/10/08 08:32:49 | |
トラックバック(0) | 日記