C_Roadさんが7月にKF型のCX-5からCX-60に乗り換えされ、お盆明けにでもドライブに行きましょうとお誘いを受けており、昨日、長距離試乗させていただきました♪
隣にCX-5を並べると高さは同じくらい。
ボンネットの長さはFRベースなのでCX-60の方が長いですね。また、車幅も大きく、ボンネットの高さもCX-5より先端の方まで高いままで立派な車です。
今回、試乗させていただいたクルマはCX-60 XD-HYBRID Premium Sports e-SKYACTIV D 4WD(8EC-AT)です。
昨年9月に札幌市白石区のアクセスサッポロで開催されたMAZDA EXPOで試乗した車両と同じグレードのモデルです。
※前回のCX-60の試乗のブログは下記のアドレスです。
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2624422/blog/46398100/
内装は タンカラーのレザーシート&内装、外装は黒のホイールやドアミラー、シグネチャーウイング等の加飾も黒くてスポーティさと質感が高い高級車です。お値段も自分では買えない価格帯の昨年発売当時の価格が¥5,472,500 (消費税込)かつ、オプション品が100万円弱装備されているとのことで至れり尽くせりな車両でした😍
シートの背中の部分にもベンチレーション機能があって涼しい風が通るので夏の背中の蒸れが無く快適なのも良かったです。
早速、ハンドルやシートの位置調整をセットしてスタートしました。車幅は5cm広くなっていますがCX-5とあまり変わらない感じです。逆にボンネットの先の方が視界に入るので、大きくて運転が難しいとかは感じません。
低速ではハンドルがよく切れて思った以上に小回りが効きます。
前回の9月に試乗した時の出来立てほやほやの生産初期の車両では下記のような印象でした。
・トルコンレス8速ATについて
ゆっくりの加速では、変速はトルクコンバーターありのヌルっとした感触はなく、シフトチェンジしているのがわかります。早めの加速だとスパっとつながる印象でした。My CX-5(ファイブくん)よりは変速ショックがわかる感じがしました。
そしてC_RoadさんのCX-60でのATの印象
・春にリプロが施されている車両との事でトルコンレス8速AT の変速ショックはほぼ皆無でうちのCX-5のトルコンAT並みにとても良くなっています😁
時速40キロくらいまで次々と上の段にシフトして加速していきますが滑らかでした。前回9月はゆっくり上の段にシフトすると変速しているのがわかる感じでしたが低速時のギクシャク感は解消されていて初めからこの完成度で発売してよっていうくらい良くなっています。
また、アクセルを踏み込んでの加速時の変速もスパッと切り替わり気持ちいいです。
前回9月の乗車では3.3Lディーゼルは少し重々しいなというか加速時にあまりパワー感がありませんでしたが通常モードでもグイグイ加速しますし、スポーツモードだとさらにピックアップがよくアクセルを戻しても過敏すぎずに楽しめました。これもリプロの効果で良くなったのでしょうか?
・ブレーキの感触がすごく良い⭕️
うちの第六世代CX-5 (KE)はブレーキを踏んでから効き始めたとわかるまでの時間が長くて、ブレーキペダルを踏み込むと奥の方で効いている感触があります。それが嫌でオートエクゼのブレーキペダルブレースを付けて剛性を上げているので標準よりは少し良くなっていますが…。
CX-60のブレーキは効き始めが早くて踏み込んだ時の剛性も高くてすごく感触が良いです🙆。軽いブレーキでも強いブレーキでも峠の下り坂もペダルのコントロール性が抜群でした。第七世代はすごく良くなっているので羨ましい限りです。
・エンジン音やエンジン再始動の振動
昨年の感想
・エンジン音についてはスタートボタンを押して、エンジンを始動すると停止時はスカイアクティブ2.2Dより静かでした。
今回、停止時も走行時もディーゼル車に乗っているの?というくらい静かで気になりませんでした。ハンドルに伝わってくる振動もガソリン車と変わらないくらいです。うちのCX-5はディーゼル車だというのがわかる振動があります。
走行中、頻繁にエンジンが停止したり、再始動したりしていましたがエンジンがかかったことにメーターの表示で分かるだけで作動時の振動は分かりません。とても自然な振る舞いです。あと、うちのCX-5だと1,000回転巡行はなかったはずですが(1,250回転くらいの巡行ならありますがそれより低くならない)CX-60だと1,000回転で巡行していることが多々ありました。これも燃費に効いているのかな。
エンジン始動中にボンネットをC_Roadさんに開けてもらいました。写真の状態だとうちのスカイアクティブ2.2Dと同じようなディーゼル車らしい音がしますがカプセルを閉じるとぐっと静かになり、ボンネットを閉じるとかなり静かです。相当な遮音性能ですね。
同じような大きさのBMW X3に比べてもエンジンルームが長くて前タイヤの車軸よりエンジンが後方に搭載されている感じがします。
バッテリーは助手席側のエンジンルーム 後方の蓋の中にあります。交換時は取り出すのに大変そうですが重量物は鼻先より車両の中心側に配置しているんですね。
・ワインディングでの印象
回頭性がとても良いです。大きいクルマですが車の大きさを全然意識しません。スイスイ、ヒラヒラと右に左にカーブを駆け抜け、ハンドリングがとても気持ち良くて楽しいーってなります。
同じ峠道でフロントヘビーのCX-5よりずっと楽しいです。また、エンジンが頑張らずに楽々と登っていき、モリモリのトルクで楽に走らせられます。下りも車重が2tほどあるそうですがブレーキを踏んでも前のめりな感じというよりは水平に車全体が沈み込む感じで安定していて頼もしいです😀
また、カーブでのロールも抑えられていてハンドルの操舵の修正はとても少なく滑らかに操作できトレース性も良かったです。直進時もどっしりと安定していました。

お昼ご飯は岩見沢市栗沢町の夕日ケ丘レストラン 善生というお米農家さんが運営するファームレストランに行きました。C_Roadさんからいつも混んでいて中々入れないんだと聞きました。運良くちょうど食べ終わった人が出てきたので待つ事なく席につきました。私が食べたのは鹿肉の夏野菜カレー。鹿肉は臭みもなくて美味しかったです。
C_Roadさんはデミグラスソースのかかったふわふわオムライスを注文されていました。
ここの前の道は自衛隊の車両が頻繁に行き来する道のようでたくさん目撃しました。後、田園風景が広がっていてドライブにもってこいです。
今度、奥さんと来てみたいと思います😁
・乗り心地について
CX-5の延長線上の乗り心地だと思いました。ただ、マンホールとかを乗り越えた時のいなしかたは衝撃がよく抑えられていてより高級車らしく快適です。
そして賛否両論のある上下へのバウンドするさいの強めの揺すられ感ですが、路面がうねっている道でそんなに速度帯が高くない時速40〜50kmくらいの時に後輪側が揺すられる感じが2〜3回ありました。どのような時によく発生するのかまではわからないですが、それ以外は至極快適でした。

最新の空力処理。この空気の通り道をCX-5でも真似できないかと妄想しますが難しそう。
・燃費性能
今回のドライブではリッター20kmちょっとでした。途中、急な上り坂、下り坂のある峠も越えましたがその時でリッター17kmちょっと。
驚愕の3.3Lディーゼルです。
同じコースをうちのCX-5で走るとリッター16kmほど。峠道ではリッター11か12kmくらいなので、何もエコ運転を心がけずにこの燃費って羨ましいです。ただ自動車税が5万円を超えるそうで、排気量別税金制度はいい加減、あらためてもらえないかな。と愚痴です。
i-DMのメーター表示
メーターパネルの上のほうに緑、青、白の帯状に控えめに光ります。うちのKE後期型は小さな丸いランプで緑、青、白だけは二つの点で光るので分かりやすいですがもっとはっきりわかるようにしてもらっても良かったと思います。
センターコンソール上部のセンターディスプレイは12.3インチが搭載されていました。KE後期のほぼ倍の大きさです。
ナビの画面とi-DMの画面が同時に左右に出せるなんて羨ましいです。解像度も上がって素晴らしいですね。
10分くらいのディーラーの周りの街中コースだけでの短時間の試乗では車の良さが伝わらないので、ディーラーでの試乗の時は色々なコースを用意してもらいたいなと思いました。
そして、CX-60は昨年秋の生産初期型よりとても良くなっていました。
C_Roadさん、今回は長時間試乗させていただきありがとうございました😊また、よろしくお願いします。