
岡寺につづいて
飛鳥宮跡、酒船石、亀形石造物をサイクリングしました。
「飛鳥宮跡」(伝 飛鳥板蓋宮跡)
乙巳の変(大化改新)のはじまりの舞台となった場所です。
飛鳥宮跡は、調査で飛鳥板蓋宮(皇極天皇)だけでなく、飛鳥岡本宮(舒明天皇)や、飛鳥浄御原宮(天武・持統両天皇)など、複数の宮が断続的に置かれたことが判明し、伝 飛鳥板蓋宮跡から名称が変更されました。
発掘調査が行われ、石敷の広場や大井戸跡が出土しています。
「酒船石」
長さ 5.3m、幅 2.27m、厚さ 1mの石の平坦な上面に奇妙な溝が彫られています。
昔、酒の醸造に使用されたという言い伝えから 酒船石と言われていますが、天体観測や祭祀(さいし)施設などの説もあるそうです。
「亀形石造物」
斉明天皇の時代に造られたとされます。
長さ 2.3m、幅 約2mのユーモラスな亀の姿の石造物です。
円形の甲羅には深さ約 0.2mの水槽が彫り込まれており、丸い目を持つ頭が取水口となり、甲羅にたまった水が溝の刻まれた尻尾から流れ出るようになっています。
亀形石造物を含む丘陵一帯に広がる遺跡は現在「酒船石遺跡」と呼ばれ、『日本書紀』にみられる斉明天皇の「両槻宮(ふたつきのみや)」ではないかと推定されています。
この場所で何らかの祭祀が行われたものと考えられています。
Posted at 2022/05/05 15:11:37 | |
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