
■ 軽井沢高原文庫
タリアセンにある文学館です。
堀辰雄、室生犀星をはじめとする軽井沢にゆかりがある近代文学者の資料を展示し紹介しています。
「立原道造 展」が開催されていました。
■ 有島武郎別荘 =「浄月庵」
作家・有島武郎の父武が明治末期から大正初期に三笠に建てた別荘で、父から譲り受けた武朗はこの別荘で1916年から毎夏を家族と過ごしました。
1918年に「生れ出づる悩み」の一部をここで執筆しました。
1923年6月、武郎は愛人関係にあった中央公論社の『婦人公論』記者である波多野秋子とこの別荘で心中し、事件の舞台となったことで脚光を浴びました。
現在、軽井沢高原文庫内に建つ別荘は武郎の終焉の地である三笠ホテルの近くからこの地に移築されたものです。
■ 野上弥生子書斎
小説家、野上弥生子の書斎兼茶室です。
弥生子は「ホトトギス」への掲載を機に文壇にデビューしています。
弥生子の軽井沢を舞台にした作品には「迷路」、随筆「鬼女山房記」があり、この山荘は文人達の交流の場となっていました。
1933年に北軽井沢に建設され、その後1996年この軽井沢高原文庫の庭内に移築し公開されています。
■ 堀辰雄山荘 =「スミス別荘(1412番山荘)」
堀辰雄の代表作「美しい村」に描かれた場所にあったことで有名な山荘で、旧軽井沢釜の沢にありました。
1941年、堀辰雄はアメリカ人スミスから山荘を購入し、1944年まで毎年初夏から秋にかけて滞在しました。
その後、画家の深沢省三、紅子夫妻が夏のアトリエとして使用していました。
Posted at 2024/08/16 13:39:38 | |
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