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ととろのととのブログ一覧

2019年03月12日 イイね!

一見には懐の深さの見えぬ車

一見には懐の深さの見えぬ車M4を青年と例えるならば、B4Sは老成した大人。
人物に例えるなら、お年を召した華道の師範でしょうか。
しなやかな物腰や笑みの底にある芯の強さをうっすらと感じながらも、
容易には触れられぬ懐の深さを感じました。

実際に乗ってみての印象はというと…。
町中、高速での試乗でしたが、ひたすらしなやか。それしか印象がありません。
しなやかな物腰の中、確かにある芯の太さを感じながらも、それが言葉に
ならないもどかしい感じとでも言えば良いのか。

一見には容易に触れさせてくれぬ壁のような物を感じました。
この辺は実際に所有して、年単位の付き合いの中でじっくりと良さを感じ
取っていくものなのでしょう。

アルピナユーザーの平均所有期間は10年を越えるのだそうです。
この異例とも言える長期の所有期間も、実際のアルピナに触れてみれば
運転感覚や佇まい等。B4Sの端々から感じられる懐の深さの片鱗から十分
納得出来る貴重な試乗でした。

貴重な機会を与えて下さったことに感謝します。

今回試乗させていただいたのはB4S。
末尾のSは、この型のB4の最終強化バージョンを意味しています。
従来のB4との違いは30ps/60Nmという大幅なパワーとトルクの増強。
B4S 最高出力 440ps/5500-6250rpm。最大トルク660Nm/3000-4500rpm
B4  最高出力 410ps/5500-6250rpm。最大トルク600Nm/3000-4000rpm
とのことでした。
Posted at 2019/03/12 22:38:09 | コメント(0) | クルマレビュー
2019年03月11日 イイね!

やんちゃさを忘れない大人な車

やんちゃさを忘れない大人な車まずお断りしておくと、アルピナB4Sとの比較になります。

アルピナを酸いも甘いも噛み分け、何事もたおやかに受け流せる
老成した余裕のある大人だとしたら…。

M4は、ある程度社会に揉まれ、丸くなりつつも、未だにやんちゃさを
残している30代の青年をイメージさせる車でした。

現代のスポーツカーらしく、乗り味は基本的に柔らかめです。
コンフォードモードはもちろん、スポーツモードにしても、背中に衝撃がくるような
粗野な硬さは微塵も顔を見せません。それでいてほどよく締まった乗り味はスポー
ツカーを運転している喜びを十分感じられる物。通勤からスポーツ走行まで、そつな
くこなす多面性を備えています。

では大人しいのかといえば?
そこはやはりMブランド。スポーツモードにしてアクセルを踏み込めば、
内燃機関特有のみっちりと詰まったトルク、それにエンジン音のビートを伴って
目まぐるしく速度を増していきます。やや解りやすいスポーツカーらしい演出とはいえ、
この酩酊感がスポーツカーの醍醐味のひとつ。

スポーツカーらしさを味わえながらも、
抜群の安定感、安心感で余計な緊張をすることなく、気持ち良く運転出来ます。
どんな人でもスポーツカーを楽しめるという、昨今の技術の洗練の生みだす
「楽」さはやや寂しさを感じる部分でもありますが、これもアリかと。

内燃機関はやっぱり良いなぁ、と感じた試乗でした。
Posted at 2019/03/11 22:33:23 | コメント(0) | クルマレビュー
2019年03月03日 イイね!

ゲームの中のスーパーカー

ゲームの中のスーパーカー乗る前は期待に胸を膨らませていました。
尖った外観や、ガルウィングのドア。カーボンシェルというスーパーカー
そのものの成り立ちを見て、期待せずにいられませんでした。

PHEVということもあり、テスラ寄りの電気自動車的な乗り味なのか、
それともアストンマーティンのような純然たるガソリンエンジンのスポーツカー
寄りの車なのか。もしくは今まで触れたことのない未知のスポーツーカー的な
乗り味なのか、と想像を膨らませていたのですが…。

いざ乗ってみて、拍子抜けしました。
スーパーカー然とした外観とは裏腹に、運転が非常に楽です。
というよりも楽すぎます。まるでスポーツカーの形をしたプリウスを運転している
かのような安楽で癖のない運転感覚。-裏を返せば刺激のない白物家電のような
特徴のない運転感覚に拍子抜けしました。

スポーツカーに乗っているという高揚感はありません。
まるでゲームの中で車を運転しているようで、運転しながら眠くなってしまいました。

様々なモードや機能を駆使して積極的に運転したら感じ方もまた違うのかもしれません。
Posted at 2019/03/03 21:41:03 | コメント(0) | クルマレビュー
2019年02月17日 イイね!

流麗な外観に見合わぬ骨っぽいスポーツカー

流麗な外観に見合わぬ骨っぽいスポーツカー「クーペ Rダイナミック 2.0L P300」に乗る機会がありました。

乗る前の印象は、イアン・カラムの手による流麗なデザインもあり、
洗練された乗り味のスポーツカーを想像していたのですが…。

いざ乗ってみると想像を覆されました。

ひと言でいうなら、硬いです。

路面からの衝撃(突き上げなど)が腰から背中に比較的ダイレクトに伝わってくる
乗り味に驚きました。今時のスポーツカーらしからぬ無骨さに驚き、モードを確認
してみると「ダイナミックモード」でした。ならばと「コンフォートモード」にしてみたのですが、
多少無骨さは影を潜めるとはいえ、こちらも基本的にはダイレクトに衝撃を伝えてくる
硬い乗り味でした。

そのダイレクトさこそがF-TYPEの持ち味なのでしょうか?
乗り味もダイレクトなら、ハンドリングやアクセルのつき、エンジンパワーの出方も含め、
ともかくダイレクト。腰とタイヤが直結しているようなダイレクトな感覚故か、運転していると
うっすらと4つのタイヤの位置が透視出来る、そんな錯覚を覚えるほど。

その性格故か、運転がともかく楽しい。集中できます。運転感覚もそうですが、2リッター
という小排気量故にパワーが手の中にある感覚で、町中でもほどほどに踏んで楽しめます。
これは素敵な感覚でした。

とはいえ、運転中は集中していたので解りませんでしたが、
翌日腰が痛みました。(町中、高速併せて40分ほどの試乗だったのですが…)

野蛮さを秘めたダイレクトな運転感覚は他のどの車にも似ていません。
このダイレクトさはF-TYPE特有の性格なのでしょうか? P300というグレードのせいなの
でしょうか?それとも昨今のジャガーの目指す方向性なのでしょうか? 理由は解らず。
Posted at 2019/02/19 16:16:26 | コメント(0) | クルマレビュー
2018年12月10日 イイね!

想像外に真面目な車でした

テスラと言えば、CEOのゴタゴタや、何かとニュースで騒がれる
事故やトラブルの類がどうしても頭に浮かぶメーカーです。

そのような先入観もあってか、実車に触れる前は…。
良くも悪くも新興メーカーの車を思い浮かべていました。
技術的に未熟で、作りが甘い車体。その欠点を盛りだくさんの
ギミックで補う、新しモノ好きに向けた嗜好品のような車なのかな?と
想像していました。実際、世間では色物や際物として語られることの
多い車です。

実際に乗ってみての印象はというと…。
良い意味で大きく想像を裏切られました。しっかりした強固なボディと、
それを受け止める骨太な足回り。モーターの強大な駆動力と、それを
受け止めて余りあるキャパシティの大きなブレーキ。

陸のクジラのような巨躯ですが、電池を床下に詰んでいる低重心故か、
セッティングのせいか、運転感覚は非常に機敏で、カーブを軽く曲がって
みてもスポーツカーを運転しているかのよう。

町中を走る分には、アクセルを踏み込んだ瞬間から最大トルクの
立ち上がる心地良い加速感。滑らかで静かな走り味という、電気自動車の
美点は他に代えがたいもの。

内装の質感等はやや淋しいモノの、車としての出来は既存メーカーで
いうなら、VWにあと半歩で追いつきそうな完成度(所々ツメが甘い部分が
見受けられます)を備えていました。

実車に触れた後は、真面目に作った車に、ギミックを沢山搭載している車、
という印象に変わりました。

車の出来に加えて、まだ若い企業とあって、スタッフや店舗も
やる気に充ち満ちていて気持ちが良い対応をしていただきました。
ありがとうございました。
Posted at 2018/12/13 00:00:17 | コメント(0) | クルマレビュー

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「演出過多な大人のオモチャ http://cvw.jp/b/2636014/48386564/
何シテル?   04/22 22:12
ととろのととです。よろしくお願いします。
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