
以前、2014年式レガシィと2016年式BMW4シリーズF33の自動運転機能の
比較記事を書きました。
あれから2年経って車が入れ替わったのであらためて比較記事を書いてみようと思います。
・被験車輌A 2020年式 スバル レヴォーグVN5 STI-EX アイサイト3.0+X
・被験車輌B 2019年式 BMW 5シリーズ 523d Mスポーツ
レヴォーグVN5を9ヶ月ほど乗りましたが、ほぼ購入した金額で下取りをしてくれました!まぁ、BMWを高く買いすぎただけという話もありそうですが・・・・(p_-)
比較記事と書きましたが、結論から言うとほぼほぼアイサイトの優秀さの説明になってしまいそうです・・・^_^;
まず各社の制御の成長を感じたところを書いてみようと思います。
スバルのアイサイトは西日や豪雨にも強くなりました。以前のレガシィなら正面から西日を受けると簡単に制御をドライバーに返してきたので、レヴォーグでもいつ戻してくるかと身構えていましたが1.3万キロを走行しても、その間一度も制御をあきらめることがありませんでした。車線維持能力もすばらしく優秀で、高速道路で直進中はもちろんカーブにさしかかったとき、完全に任せて気を抜くことは許されないとは言え、安心感のレベルは高く、かなりのレベルで信頼することができました。
BMWも2年ほどの間に制御が良くなっていることは実感できました。交差点を曲がるときに前車が曲がったためにカメラやセンサーから外れた瞬間の猛加速はしなくなっていて、大人の振る舞いをしてくれるようになっていました。

高速道路の一般的なカーブではスバルもBMWも車線維持はちゃんとしてくれるので、不安感はありません。ただしBMWは車線内をうろちょろする傾向が強いようですね、つまりは安定していない感じです。
車線が狭くなるとBMWは少し緊張感が走ります^_^; 左右の破線上にタイヤが乗り上げてしまい、あわててハンドルに制御が入って車輌を中央に戻すということがかなりひんぱんに起こります。写真のような道路では「そのまま放っておいても大丈夫かな?」と試す余裕がないので、左右に寄りだしたら人間の手で戻すことになります。つまり走行中はまったく気が抜けません。
一般的な山道ですが、BMWはこうなると自動運転はもう信用できません。ハンドルの制御を感じようとしながら運転してみてもカーブに添って自動的にハンドルを回してくれるときと、あきらかになにもしていないときがあり、その割合は半分ずつくらいのイメージです。これではとてもじゃないけど自動運転に任せるわけにはいきません。
信号で停止するとき、アイサイトはとてもスムースに最後までショックを感じさせずにクルマを止めてくれますが、BMWは最後にあきらかにカックンと止まります。この微妙な部分の制御はゲルマン民族の大陸的なおおらかさの故か、日本民族の病的な緻密さの故か、大いに差を感じるところですね。
前車への追随性についてはアイサイトが車間の精確な維持制御も含めて優秀さを感じますが、BMWも「必要且つ十分」な性能を有しているように思います。ただ、車線維持機能については明確にアイサイトが上回っていて、BMWが格下にさえ思えるほどです。
ただ、もしかしたらここの部分については両社の技術力の差ではなく設計思想や文化の違いがあるのかも知れません。いわゆる自己責任という類いのもので、「アシストはするけどまだ自動運転にはなっていないので、ドライバーはちゃんと操作しなさいよ」ということをわかりやすく伝える設計になっているのではないかなと思います。
それとも単にわたしの523dが故障しているだけなのでしょうか?^_^;
みなさんのBMWはいかがでしょうか?
Posted at 2021/11/15 16:03:28 | |
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