意外と知られていませんが、BMWのiDriveは字幕ファイル(.smi)に対応しています。
※iDriveのバージョンによって挙動が異なるかもしれません。私の愛車は、iDrive NBTモデルです。
私は、映画字幕としてではなく、洋楽動画の歌詞を表示させるのに使っています。アーティスト名や曲名の表示、ランキング表示など、キャプションとしても使えそうです。
やり方は単純で、動画ファイルと同名のsmiファイルを同じディレクトリに保存しておくだけです。こんな具合に。
・動画ファイル名「artist - title.mp4」
・字幕ファイル名「artist - title.smi」
smiファイルの中身は単なるテキストファイルで、書式には規定がないようですが、一般的には以下で通用すると思います。iDriveでもこれで表示できています。
<sami>
<head>
<Title>Artist - Title</Title> ☆
<style type='text/css'><!--
.en { Name:English; lang:en; SAMIType:CC; } ☆
--></style>
</head>
<body>
<SYNC Start=800><P class='en'>(Introduction) ★
<SYNC Start=4466><P class='en'>
<SYNC Start=7166><P class='en'>Caption
(以下、字幕の繰り返しのため、省略)
</body>
</sami>
☆部分のTitleやNameは任意、★行以下が表示タイミング(ms)と歌詞を記入します。なお、歌詞の2行目にある半角スペース(4.466秒)を表示させている目的は、1行目の「(Introduction)」(0.800秒)の表示を4.466秒の時点で消すためです。
ただし、iDrive特有の注意点が2つ。
(1)日本語は使えない
他の言語で試していませんが、マルチバイトコードに対応していないのだと思います。mp3タグのアーティスト名や曲名、プレイリストには日本語が使えるのに、字幕には日本語が使えないというのは残念です。
(2)文字参照は使えない
文字参照とは、HTMLなどのマークアップ言語で使用される特殊文字を特定コードに置き換えたものです。半角スペース( )、アポストロフィー(')などで多用されます。DVDや某動画サイトからゴニョゴニョして字幕ファイルを入手すると、大抵文字参照が使われていますので、普通の半角スペースやアポストロフィーに置き換えればOKです。
月並みですが、くれぐれも運転中に画面注視しないようお気をつけください。
Posted at 2017/04/04 20:14:48 | |
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