バイクナビはずっとスマホ(Y!カーナビ)だったけど、iPhoneだと壊れるとかって
話なので、これを機にスマートモニタを試してみた。
このモデルは日本でもいろんな代理店が取り扱い始めたみたいだがAliExpress
経由だといろんなクーポン使って27000円程度で購入できた。オーダーから10日程度
でなんとか到着。
いざ開封してみたら、思ったよりもしっかりしてる感あり。
基本キットは、
・本体
・電源キット(バッテリー経由/USB経由の2パターン)
・バイクマウントキット
・USBケーブル(通信用)
など。これ一式で組み込みできそうだ。

私の隼の場合、ステムホールにRAMマウントでXグリップを実装してるが、これを
ステムホールのみにして、C7付属のモニタマウントに換装してみた。
ボールのベース部分を止めてるネジが何故かタッピングネジなので手持ちのステンボルト
に換装しておいた。けっこうガッチリなのと、振動すくないとはいえ中華モノの締め付け
トルクを信用できないので自衛せねばと。
USBでも起動できるっぽいので、さっそく起動。
思ったよりすんなり起動した。スタートアップ画面は初期設定やスマホ接続設定、
インカムとの設定(sena30)画面がある。
注意なのはBluetooth設定でペアリングするのはスマホ、インカムとは別途メニュー
から接続する必要がある。一番右側のheadset bluetoothメニューから接続と。
なお、今までペアリングしてたスマホからは予めsena接続プロファイルは削除しておくと
すんなりいくかも。
しかし、何と言ってもでかい。7インチ画面がこんなに巨大とは。
解像度が1024*600とPCなどではしょぼいモニタ扱いだけど、ナビや音楽程度であれば
この解像度でも必要十分で、むしろこれ以上細かいとコストアップするしちょうど良い。
実際にマウントしてみた。
手持ちのやつでも良いのだけど、カエディアのやつはボールを締める箇所が特殊形状に
なってて、盗難防止になる。
モニタマウンタからモニタをパクろうとしても、取り外し用ネジがクリアランスなくて
指が入らず、中間ジョイントからパクろうにも専用キーが必要なので結局抜けないと。
横から見たらいい感じにマウントできる感じかな。
実際はマウントからケーブルが出るので、これをタンクに沿わせて電源まで接続。
当初USBで暫定運用する予定だったので、左グリップ側に実装してるデイトナの
2口USBから電源引っ張る予定だったが、実際に接続するとなぜか勝手に再起動
ループに入ってしまう。普通に起動して利用中から、いきなり再起動したりしな
かったり。これはハズレを掴んだか、と思いつつ、自宅での動作は平気だったので
電源まわりがあやしい。ということで、手持ちのモバイルバッテリーで給電したら
安定稼働したので、どうやらバイクバッテリーから引いてるUSBが電圧不足っぽい。
仕方ないので、D-Unitの別口に差し替え(ここは5V/7.5A)たら無事に安定稼働した。
ちゃんとした電源テスター買わないとなあ。
さて、実際の使い勝手はどうか、というと。
・まず圧倒サイズの画面。バイクに7インチは過剰だけど、疲れ目にやさしい。
・AppleCarPlayで接続してるが、操作性はほどほど。バイク起動したら自動的にスマホに
接続しにいくが、ちょっと時間かかる。30秒程度。
・Y!カーナビは普段通りに使えるのでマジで便利と思うがスマートモニタ側で検索は
ほぼ実用外なので、事前にスマホで検索しておいて、モニタ側で履歴から行き先をセット
するか、モニタが起動したあとにスマホで行き先セットすると即時連携で出発できる。
・ヘッドセットとの接続(sena30)はスムーズで特にデメリットなし。モニタ側で
ボリューム変更できるのは良い。一応音質関連の調整もできるっぽい。
・動作自体はサクサクで、グローブしてても操作できる。
・画面割れたら嫌だな、と思って7インチ用のガラスフィルム貼っておいた。
一方でイマイチなところは。
・Bluetooth接続起因かわからないが、音楽が切れてしまう。YouTubeMusicを5Gで
ストリーミングしBTでヘッドセットに転送してるが、なにかのタイミングで切れる。
モニタ側で再生ボタン押下で再開できるときもあるけど、BT自体を再起動しないと
駄目な時もあり、いまんとこ原因がわからない。FW更新などで対応できそう。
いまや各メーカーからスマートモニタとして発表されて、それも5インチ主流。
サイズもコンパクトだしこっちが良いかなあ、と思う反面、国内メーカー販売だから
こその価格帯(AKEEYOのOEMで8万とか、台湾メーカOEMで5万超えとか)で
とても気軽に導入できる感じではない。
今回導入は、中華サイト経由かつアフターサポ不要、取り付け自分、不明点は自分で
なんとかするがベースにあるので3万円程度で済んだ。
盗難のリスクや荒天での故障など踏まえると、もっと安価だと嬉しい限り。
これでツーリングが捗るぜ。