2月10日、行ってきました、
ガレージT2さん主催、初心者ジムカーナ基本練習会、FSWジムーカーナ場です。
練習会としては珍しい?タイム計測ナシ、ジムカーナ場を以下の3区画に分け、上段は「課題」、下段2区画を「基本①②」として、1セット45分で入れ替えをしながらの、午前午後各2セットづつの反復練習です。
お天気が心配だったのですが、寒いのは覚悟の上、曇りでも御の字のところが朝から快晴、寒すぎず暑すぎず、人にも車にも絶好の練習日よりとなりました。
自分は最初は「基本①」で定常円旋回の練習です。
Rタイヤが空転してオーバーステアーになるところをカウンターを当てて、スピンしないようにできるだけ一定に旋回して、カウンターを当てる角度が少なければ少ないほど良い、理想はゼロカウンターを目指す練習です。
Rタイヤがいい塩梅に鳴っていたので、自分では出来ていると思っていると、何回目だかに講師のシルビア先生が助手席同乗、全く出来ていないと指摘されてしまい、シルビア先生がお手本をしてくれることとなりました。
シルビア先生のスタートです。
旋回を開始するも、なかなかRタイヤが流れず、スピードアップをして舵角を足していきますが、それでもRタイヤはほぼそのまま、カウンターを当てることができないので定常円旋回は断念することに。
「サイドターンがしづらいです」と説明してあったのでこれもテスト、サイドダーンは難なくする事ができました。
走行後、シルビア先生は「サイドターンはできるけど、定常円旋回は、Rタイヤが粘り続けて・・・」だそうです。
ネット、効いているカモ。
その後「基本②」へ移動、スラロームの練習です。
途中からサイドターンの練習もできそうなので混ぜてみました。
講師稲木先生に運転してもらい、一度にすべてをやろうとすると複雑なので、まずは「Rタイヤをロックさせるところまで」の実演、ポイントを伺いました。
しばらく練習するも、ロックさせることすらも上手くできません。
そんな時、奥の「課題」ゾーンに目をやると、車が5台しか練習していません、「向こうの方が待ち時間が短くてイイヤ」という単純な理由から、10時半の移動の時、「基本①」へは戻らずに「課題」に行くことにしました。
「課題」ゾーンでスタートラインにつくと、講師のいなゆ先生から「全開でスタート、フルブレーキングでパイロンぎりぎり手前で停止して下さい。」との指示が。
「課題」ゾーンは、いなゆ先生が「課題を出してくれる」ゾーンでした、そういえばプリントに書いてあった。
その課題を聞いて「何を今さら、ただのブレーキングだけの練習なんて、フンッ」と鼻で笑っていた自分に、今ではパンチです。
意気揚々とスタート、数秒後に悲劇が起こります。
パイロンをはじき飛ばし、停止線を車1台分通過して止まっている自分がいました。
あまりの酷さに唖然、出来てた「つもり」がつもりにつもって過信となり、真の実力がさらけ出されてしまい、この時点から、サイドターンどころの話ではなくなりました。
いなゆ先生は「ABSを効かせるのは1回で~」など、実践的なアドバイスをしてくれます。
それがようやく形になってくると、次の「課題」は、二等辺三角形に設置したパイロンの周りを、そのブレーキングからのコーナリングの練習です。
これもまた、長い間に公道で染みついた悪いクセをことごとく、「見ているだけで、どうしてそんなに分かるの?」というぐらい指摘され、お手本の運転をしてくれたりと、その度丁寧に説明をしてくれました。
この午前中の「課題」練習の中で、もっとも突き刺さったアドバイスが
「アクセルでスピードの調節はしない、スピードの調節はブレーキ」
で、これをしないとどうなってしまうか、
「タイムが揃ってしまう」
ということでした。
絶句。
まるで、1週間前の平塚での走行を見られていたかのごとく、いなゆ先生スゲェ・・・、お悩み解決してしまいました。
このアドバイスを貰えただけでも、この練習会来て良かったと思いました、マヂで。
その後は、お昼休みも練習させてくれたり、午後は「基本」コースには一切行かずに「課題」ゾーンで三角のパイロンの周りで、最後のお題の練習を時間内していました。
反復練習の良いところは、自分では同じ操作をしているつもりでも、何十回かに一回、「何でか分からないけど今のコーナリング明らかに速かった」というまぐれの現象を、何百回かくり返していると、数回経験できるところではないでしょうか。
それだけくり返すのですから、自然とボトムアップもするので、本当に有効な練習方法だと思います。
この日は、練習会での走行距離が、秦野からの往復距離を簡単に上回る走行距離になり、帰りのガソリンが心配になってくるぐらい練習ができて、終了時間が近くなってくると身体がキツくなって涙が自然とチョチョ切れてくるという事態にまでなってしまいました。
帰りの道中では、意識をしていなくても、操作のタイミングが変化していることが体感できたので、少しは身についたようです。
みなさん、お疲れ様でした!
Posted at 2018/02/17 16:42:12 | |
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ジムカーナ珍道中 | 日記