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半振暮銀のブログ一覧

2024年04月26日 イイね!

プン! プン! プン!

 前回、悪の組織によってダマされて、どエライ駐車場に移動するハメになった事を書きましたが、んもう最近はひどすぎた。
 
 どうやら駐車場かと思ったら、間違えてクソ溜めを借りてたらしい。

 つーことで、ここに晒し上げます。

 もー怒ってるもんね、プンプンだもんね。

 まず、前回の記事を書いたちょうどその直後。目的もなくフラーっと車見に行ったら、コーヒーの空き缶汁の入ったカップヌードルのチリトマトが私の区画に捨てられてました。
 コイツのせいで私のコートとシャツとズボンとカバンが台無しになった。詳しいことは...思い出したくもない!! 腐ったチリトマトは色も臭いもなかなか落ちん!!!
 
 クルマの後ろに2X4材で組んだ作業台をビニールシートにくるんで置いていたのですが、どうやらそこをベンチ代わりにしたらしく、シートは半分がた剥がされてました。
 しかも、そのクソバカヤローは私の車の左後部の複数個所に傷をつけていきよった。



 別の日、車を出そうとしたら、どこかのアホウが私の区画の前に汚ねえ軽自動車を斜めに放置して、どこかに行きよった。邪魔じゃ。
 したらそのアホウは、どうやら悪の組織の一員だったらしく、コンクリ塀に養生テープで「無断駐車厳禁」の張り紙をペタペタ張り付けているところでした。

 頭が悪すぎる。

  アタマの中にクソが詰まっているに違いない。

  養生テープでコンクリに貼れるわけがないだろう。

  それにクソ頭氏は、書かれている文字を認識する能力がごっそり欠如している。


  で、クソ頭氏のこの奇行は、見事に伏線となって、先日回収されることになりました。
 
  
  さて、その数日後、駐車場に行ってみると...。

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 なんか落ちてました。

 こ、これはもしや...。

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 はい、伏線回収です。
 
 それにしてもこの体たらく。 アキレカエルのヒックリカエルです。

 なんちゅうか、失礼じゃない? ヒトの車にこういうのおいてあるって。

 管理しとらんじゃん。金だけとってんじゃん。詐欺師じゃん。
 
 なんかイヤーな気持ちになったから、こうしてやる!!

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 おおー、過激!!


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 こーゆーボカシもあるぞ!!


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 わあああ!! まるで無修正!!

 鼻血ぶーです。

 っていうかさあ、何で私の所にこういうゴミが集まってくるんだろうね。

 風が吹きだまるのか?

 ちなみにこの日も、

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  アイスコーヒーのカップとか

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 定食屋のクーポンとか


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 吸い殻とか落っこちてました。

 あとさあ、
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 この台車、誰のなんだよ!!

 毎回置いてある場所違うんだけど、必ず私の区画に放り込んである。

 粗大ごみ置くなや!!
 
 もう、斜向かいの

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 ココの区画の

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 ココのあたりに放り込んでやろうかな。


――コイツが原因なんじゃねえの?

 こーゆーヤツが近くにいるから、環境がクソ溜め以下になっちまうんだな。
 
 あーあ、多少高くてもいいから、はやくこの駐車場出ていきたいなあ。


Posted at 2024/04/26 09:13:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年03月15日 イイね!

ハイマー号高級車化計画

 またいろいろありました。

 ある日突然、わが駐車場に「マンション予定地」の看板が何の予告もなくブッ立っていて、追い出されました。
 突如駐車場難民となった人々は、我先にと近くの駐車場の争奪戦を繰り広げ、板橋区の一部地域では血で血を洗う抗争の日々が続きました(ウソ)。

 また、何の挨拶も無しに立ち退きを強要した地主さんにも非難が殺到し、どういう訳か例の「マンション予定地」の看板が、目と鼻の先の我が家のゴミ捨て場に放り込まれる、といった事件が何度かありました(これはホント)。ゴカイされるからやめてくれっつーの!!

 結局家から徒歩5分の距離で、月額が4千円も高い駐車場を借りる羽目に

 しかも、今までの駐車場を管理していた不動産屋さん(A)に紹介してもらった、別の不動産屋さん(B)の物件だったのですが、仲介手数料をふんだくられ、初期費用が8万円。せっかくの貯金がパアです。

 おかしいべや。

 だって、不動産屋Bは何の努力もしとらんのです。年末年始のカネが無い時期に、礼金で1月分、保証金で1月分、初月の駐車場代が1月分、それに上乗せで仲介手数料だあ!?

 それでも、他に空きがないという弱味に付け込まれとるから、黙って払いましたよ。大人だもん。何とか口元まで出かかった罵詈讒謗を飲み込んで、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び...。

 だけど、それも偶然「不動産A」と「不動産B」の看板が仲良く並んで同じオフィスを共有しているのを発見するまでのこと。


――ああそうか、みんなグルだな。


 畜生、だまされた。地主も、不動産屋Aも不動産屋Bも、奴ら結託してやがった。きっと賃料も、追い出されて流れ込んできた奴らの分だけ、不当に高くふんだくっているに違いない。
 恥知らずのペテン師め、いつかドアノブの裏に犬のウンコ仕掛けてやる。

 しかも、この駐車場、一角にはなぜか粗大ごみが山積みになってるし、私の区画にはほかの区画に散らばっていたゴミが何故かまとめて捨てられるし(台車とか放り込まれてたぞ、実際)、地面はコンクリートなのですが、私の区画だけどういう訳か若干くぼんでいて、雨で流れた泥が全部溜まって、の様になっているし、で早くもトンデモ物件であることが露呈しています。

 とか何とか言った事件もあり、また異例のスピードで転職から僅か半年で異動になったり(べつにヤラカシたワケじゃないよ)で、あまり余裕のある日々ではありませんでしたが、それでもちょこちょことハイマー君をいじってました。

 で、外装関係はひとまず置いとくとして、ドアの内張がだいぶヤレてきているのがずっと気になっていました。

 なので、張り直します。

 せっかくならおしゃれな方がいいから...

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 濃紺のチェック柄の布を購入。

 ちなみにこれ、

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 テーブルクロスです。

 エンジンフードに鍋敷き、ダッシュボードにキッチンタイマー、ドアにテーブルクロス。まるで走るダイニングキッチン

 内張りのベースはプラダンで作成。

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 あ、写真奥に粗大ごみの山が映りこんでますね。

 このプラダンテーブルクロスガムテで貼って、巻き付けて完成。
 ちなみに、R-2純正の内張は、厚紙ビニールシートを巻いて、ホチキスで留めてるだけでした。
 似たようなもんですね。

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 運転席側はちょこっとシワが寄っちゃいました。写真だと明るいので目立ちますが、ドアを閉めたら結構ラグジュアリー感が出ます。

 作業時間は1時間程度。こうなると、レギュレーターハンドルやドアレバーも金属製に変えたいな。




Posted at 2024/03/15 14:33:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | R-2(ハイマー号) | 日記
2023年12月26日 イイね!

パイクチャリ(Pike-Bike)計画~完成編~

 クリスマス。

 そう、クリスマスなんである。




ピーッ!

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 これ以降、冗漫にしてナカミの無い記述が続きます。

 正常な方は、次の区切り線までスクロールして飛ばしてください。



 例えば恋人たちは、ディズニーランドなんかに行っちゃうんである。
 
 で、「バカげた耳」を着けてアホデカいクリスマスツリーの前でツーショットとか撮っちゃうんである。


 ミッキーマウスを抱えたそのアベックは、浦安の連れ込み宿に入って、「耳」を外してケモノになるんである。

 わあ、ヒワイ!!


 ...。


 また敵を増やしてしまった。

 そんな事を書きたかったんと違う。
 でも、ちょうど「ディズニーランド」が出てきたから、無理やりつなげちゃう。

 「ディズニーランド」という空間は、「夢」という単語で語られる。
 
 王子様お姫様素敵な魔法に包まれて、隣にいるブタやウサギを決して捕食対象としない心優しきクマやトラ、といった世界観。
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「アイツ、ぜってえ友達いないよな」
「基本的にヤなヤツなんだよ」


 ...年賀状代が浮いていいじゃねえか。

 
 ここでいう「夢」にも、実は二つの種類が存在します。それが「シミュレーション」「シミュラークル」です。
 前者は、たとえば「将来は港区にある5LDKのタワマンに住んで、メッキパーツも眩しい巨大なSUVに乗って、マルチーズの『ピンキーちゃん』を散歩させるのが日課で、絶対にバレない脱税をして暮らしたい」というような、現実として存在する対象への憧憬を指します。

 一方後者は、「なんだかツマラナイ毎日、私は大きく息を吸って止めてみます。すると、フワフワリンと体が浮いて、いつの間にか雲の国。とってもおいしい綿菓子で出来たお花畑を歩いていると、前からとっても美しい王子様が...」
 といったような「ええ加減にせえよ」というもの、つまり、存在しえないものへの憧憬を現わします。

 なんだか極端な例だな。

 じゃあ、「今のリカちゃん人形」「昔のリカちゃん人形」を較べてみましょう。
 
 今の「リカちゃんハウス」は、システムキッチンがついて、ソファーがあって、家電も充実、パパのピエールから教わったフランス仕込みの絶対にバレない脱税も完璧、といった「上流階級タワマン族」といった形態になっています。でも、昔の「リカちゃんハウス」は、宝石箱のようなドレッサーとか、お城のようなお部屋だったはずです。
 つまり、「漠然とした夢の世界」から、「世渡り次第では手に入る暮らし」へと遷移したわけです。

 この「漠然とした夢」「シミュラークル」なんです。
 
 換言すれば、「昔のリカちゃん」まぎれもない「夢」だったのに対して、「今のリカちゃん」ってのは、単なる「目標」に成り下がっとるんです。


 で、私は「シミュラークル」が好きです。


 だから、ディズニーランド行ったらちゃんと、「バカげた耳」を着けます。

 だって、「シミュレーション」達成した時点で終わってしまう。それ以上のものでも、以下でもあってはいけない、完全な模倣なのです。
 でも、「シミュラークル」の可能性は無限です。「オリジナル無き模倣」ですから、「こーゆーのってイイじゃん」ってのを、どんどん追加できます。

 で、今回の「デコチャリ計画」は、この「シミュラークル」をテーマにやっています。っていうか、私のやるカスタムは全部、「シミュラークル」なんですが。


 わあ疲れた。無理やり繋げるためのハッタリをいっぱいかましてしまったけど、ちゃんと研究したら論文が書けそうだぞ。「『夢』の喪失 ~シミュレーション化される『夢』の構造~とか。


 で、平たく言うと、私の思う「一番カッチョ良いチャリ」を作ります。




 最低条件は何度も言うけど、「安全である事、利便性があること、カッコいい事」の3ヶ条です。優先順位もこれに倣います。

 だから、「昔のチャリってなんかカッコいいよね」ってな所から、じゃあ、今のチャリをベースに、「ビビッ」と来た部分を抽出して、「ちゃんと使える」モノを作ろう、と。

 なので、いくら憧れてるからと言って、「ロッド式ブレーキ」とか、「無駄なドロップハンドル」とか「スーパーカーパターンのシフトノブ(ほら、あの電池式有線コントローラーのH形にゲージ切ってるヤツ)ってのはNGにしました。

 ただ、運転に支障のないものは容赦なく着けます。


 例えば...。



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 例のお蕎麦屋さんのチャリについていた「スポークベル」

 ハンドルのレバーを操作することで、フォークに取り付けたベルの傍のハンマーが伸び、回転するスポークに接触して弾かれ、ソイツがベルにあたって「リリリリリ...」と目覚まし時計のような音を鳴らします。

 ただ、コレの取り付けで予想外の問題が発生。

 ワイヤーがギリすぎる。

 
 このベルは26インチくらいの車輪を想定して設計されているので、20インチのチャリに取り付けると3インチ、つまり約7.6センチ足りなくなります。
 もともと余裕をもって作られた物でしょうが、何度か試行錯誤して、角度を調整して、やっと取り付けられました。

 前途多難です。

 
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 反射板泥除けを増設しました。

 
 これにより、リアのインパクトがかなり強まります。

 と言うのも、フロントのカスタムを進めていくうちに、リアの貧弱さが目立ってきてしまったからです。

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 この、意味不明な器具もまだ売っていました。

 「リムブラシ」です。

 全体のカスタムの「差し色」として、赤を選びました。

 ハッキリ言って付ける意味が分からんのですが、「走行に支障のないものは容赦なく着ける」という理念の下、購入。

 さて、ノリにノってきた(半分ワルノリ)カスタムのメインを飾るのは何と言ったって、「風切りマスコット」です。

 これは悩んだ。

 当初「鳥型」とか「飛行機型」とか「ロケット型」といったものを探していた。

 なんだけど、なかなかいい出物に出会えませんでした。

 で、いろいろ見ていくうちに、「ムテキ号」と書かれたプレートを発見。

 これはカッコいい。

 だって「ムテキ」だもん。

 すげー強そうだもん。

 
 ただ、これはいわゆる「抱き合わせ商法」で、10個くらいセットでマスコットが入っているうちのひとつでした。

 風切りマスコットを10個買うヤツって、いったいナニモノ?


 と、思案に暮れているうちに出会ったのがコレ。

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 「高級」



 やべえ。これはやべえ。

 なんたって「高級」です。

 泣く子も黙る「高級自転車」。

 ヘンに「Ferrari」とか書いてあるよりも、漢字で「高級」と書かれている方がインパクトあります。

 むかし、漫画家のみうらじゅんさんがミナミの露店で見つけた靴屋さんで、「いいクツ 1000円」と書かれた札を見つけて感動していましたが、それに並ぶ問答無用感
 
 早速取り付け。

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 うん、「高級」感がにじみ出てます。ほぼ押し売り状態です。

 ハッキリ言って、新車のチャリのフェンダーにいきなり穴開けているときに、ものすごい罪悪感を覚えましたが、まあ、背徳も吹っ切れてしまえば蜜の味がします。


 で、最後の仕上げですが、カゴの位置をフロントからリヤに変更します。

 これは最初からやるつもりだったんだけど、どうもこのチャリはかなり小回りが利くため、直進安定性が低いようです。

 そのうえでフロントに荷物を積んでしまっては、バランスを崩したらたちどころに転倒してしまうようにも思えました。

 なので、リア用のかごを購入。

 でも、そうなるとフロント周辺のデザインが間延びしてしまうので、「小さいカバン」を括り付けて見た目のバランスを取りました。

 このほか、LED式の砲弾ライトを取り付けたり、ワイヤー類をコルゲートチューブでまとめたりして、
カスタムが完了。
 
 で、けっこう駆け足で紹介しましたが、大体2ヶ月くらいかかって、少しずつ仕上げた結果がこちらです。

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 わあ、かっけえ!!

 「実用車」でも「ビーチクルーザー」でも無い感じ。

 これはかなり目立ちます。

 ちなみに、スポークベルを取り付けた関係で、ハンドルの折り畳みができなくなりましたが、これはご愛敬。笑って許してね。

  カゴの「PAPAS&MAMAS」という涙チョチョ切れのステッカーは剥がそうと思ったけど、反射板として機能しているようなので、安全のためそのままにしてあります。

 あ、そうそう、安全と言えば、

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 オマケに「成田山のお守り」も付けました。


 あと、コレは偶然見つけたんだけど、

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 『開發』と書かれた謎のメダル。『日本政府』とかヤバそうな文字も。
 
 あと、プロペラと錨を組み合わせたなんとも戦前っぽさのあふれる意匠。

 なんでも、昭和30年代くらいまでは、自転車を販売するときに、こういった保障証を着けていたそうな。多分これは大正期のものだそうな。

 で、裏面に何が書いてあるかというと...

『保険証

 本車は多年の経験と熟練せる技術に依り製作なしたるものに附き萬一製作上に起因せる破損に對してしては絶對其責に任ず可く候也』

 って、よーするに、「めっちゃ自信作だから、壊れるわけないんだけど、万一壊れたら全力で謝ります」ってこと。

 つまり、最初に挙げた3ヶ条にバッチリ符合します。

 コイツをハンドルにひっかけて、納車しました。
(「このメダルは要らなかったら返してね、個人的なコレクションにするから」とお願いしました)




 で、ハニーちゃんの反応は、というと、


「明日から自転車乗る練習しないと!」


 えー、そこからなの!?


 まあ、なんにしても喜んでくれたからいいか。お買い物にも便利だしね。
 あと、ここまで目立つ、オンリーワンなチャリだと、相当なバカでない限り盗まない。
 
 だって、盗んで乗ってたらすぐにバレるもんね。





Posted at 2023/12/26 22:29:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年12月17日 イイね!

パイクチャリ(Pike-Bike)計画~準備編~

  男がいる。女がいる。クリスマスがある。

 は悩む。女っちゅうのは一体こういったイベントに、何を求むるのか。

 は考える。まあ、最悪マタ開けばいいか。

 なんだかとっても怒られそうな事を、酔った勢いで書いてしまった。誰も読んでないだろうから許されるか。だいたい、ここで私が書くことはほとんどデマカセをデタラメで煮詰めたツクダニ状態だもんね。


 で、最愛のハニーちゃんにデコチャリをプレゼントする、というこの計画。


 そもそも、「パイクチャリ(Pike Bike)」ってのは何ぞや、という話から始めましょう。

 むかーしむかし、テレサ・テンが時の流れに身を任せながらおニャン子が解散した頃。アメリカでは、禁酒法が晩年を迎え、ケビン・コスナーとアンディ・ガルシアの活躍によって、闇の大統領と呼ばれたロバート・デ・ニーロがシカゴの銃撃戦の後に脱税で逮捕された年。
 つまり、1987年なんですが、そこまで昔じゃないね。だって、Macとかあったし。
 
 で、前置きはどーでもいいとして、1987年にパンパカパーンと登場したのが、ニッサンの「Be-1」なわけだ。ここから、レトロフューチャーな感じのモノがブームになりました。
 たぶん、「アナクロ」なスパイスを振りかけたものが、今っぽく言うと「エモ」かったんでしょう。
 ただ、キャトルとか2CVとかチンクとかは、維持が大変。だから、そーゆー外見で、中身は今の車、っていうのが流行った。
 メーカーに言わせると、「ラグジュアリーカーやオーバースペックなスポーツカーに対するアンチテーゼ」らしいんですが、その概念はだんだんと雑になり、魂は無視され、理念は矮小化され、現在では「ボディ四角くて、丸いライトが付いた車」って、まじめな顔して定義づけているアホがいるくらいです。

 …また敵を作ってしまった。

 で、こういった「レトロっぽいけど今の車」ってのを「パイクカー(Pike-Car)」と呼ぶようになったワケだ。

 で、なんで「Pike」なのかって言うと、コレは調べて分かった。だって「Pike」って「カマス」じゃん。パオもフィガロもエスカルゴも、カマスっぽくない。カマスっぽい車って、「マッハ号」とか「ポインター号」だもんね。ちなみに、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズによく登場する、小林少年が運転してる(コレって犯罪とちゃうの?)「アケチ1号」は正体不明です。

 …またハナシが脱線してしまった。

 で、何で「Pike」なのか。実は、この単語が「カマス」という名詞を指すようになったのは後の時代のことで、もともとは「先端(的)」「先頭」「先っちょ」という意味があったらしいんです。で、たまたまなんだかトンガったお魚を見つけたもんだから、「なんや、トンガった魚やなあ」ってんで「Pike」と名付けたんだそうな。
 そういったわけで、「オーソドックスなクルマ」から比較すると「遊び」が多いんだけど、その「遊び」も「高級志向」とか「バカ速い」とか「馬力すげえ」ってのとは別ベクトルのものになっている、つまり、「ハミ出し者」だから「トンガって」る、ということで「Pike」なんですね。


  今の自転車で主流になっているのは、「電動アシスト自転車」です。で、スポーツカーにあたるヤツってんは「ロードバイク」。クロカンは「マウンテンバイク」だし、娯楽性が強いのは「ファットバイク」とか「BMX」で、「インフルエンサー」とか呼ばれて(呼ばせて?)喜んどるバカが好んで乗るタイプのものです。

 …ワシはヒトに刺されるために記事を書いとるんか?

 いかんいかん、前置きが長くなって仕方がない。
 で、いろいろ考えた末に、いわゆるダサい「ママチャリ」をベースに、レトロフューチャー的なめっちゃかっちょいいチャリを作る、ってのを目標にしました。

 本来の「Pike-Car」の理念を踏襲したようなもの。

 中身や運転感覚、利便性は今のものなんだけど、外見はなんだかレトロなもの。

 ヴィンテージの気分を、メンテナンスフリーで味わえるもの。

 こーゆーのを作ってみようと思ったわけだ。

 で、とりあえず...。

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 タイヤは塗るよね。

 文具屋で買った「アクリルガッシュ」、つまり絵の具でホワイトリボンを付けました。
 
 で、ここからは次回の『完成編』のために画像を残しておきたいので、設計時の具体案を列挙します。

 まず、大前提として、「安全性」「利便性」に基づいていることが絶対条件として…。

砲弾型のライトをつけたい。
「風切りマスコット」ってイイよね。カブにも着けたし。
・やっぱり、ゴム製の泥除けはマストアイテムでしょ。
リムに付ける用途不明の、原色のブラシってあったなあ。
リトラクタブルのライトとか、「スーパーカーパターン」のシフトノブって、ありゃ何が嬉しいんだ? 単一電池使うし。
「コマゴメピペットの後ろ」みたいなのが付いたラッパ、ってのもあったなあ。
・あと、右のグリップに装着して、手前に捻ると「ぶろろろろーん」って音が鳴るオモチャ
速度計も欲しいね。
トリップメーターも付けよう。
・スポークに「カラフルなタワシ」と「ゴムまり」を挟む文化って何だったんだろ(「ゴムまり」はたぶん運搬が目的なんだけど)。
・そーいえば、お蕎麦屋さんの古いチャリって、前輪にベルついてたよね。
補助輪にベルついたのとかあったなあ。
風車にベルついたのもあったなあ。
ペナント用のポールも立てないと!



 …なんだかだんだん、イヤがらせみたいになってきてしまった。
 
 実際にはもっといろいろアイデアが浮かんだんだけど、ココから出てきたものをブラッシュアップして、「板橋で一番かっちょいい自転車」を作ります。

 ホンマにできるんかいな。
Posted at 2023/12/17 18:25:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年12月02日 イイね!

パイクチャリ(Pike-Bike)計画~プロローグ~

 今はーもう秋ぃー
 誰もーいない海ぃー

 ...という季節があったのかなかったのか、俄かに冷え込んだかと思うと、急に暑くなったり、まだコートを出すのは早かったかなあ、などと考えていたら気温が一桁まで下がったり、と全くホントにおまーらええ加減にせえよ、責任者出て来い、と言いたくなる今日この頃でございます。

 で、いつの間にかテレビでは竹内まりや山下達郎の季節になっちゃいました。

 つーことは...。

 クリスマスが今年もやってくるんであります。

 全国のナンパなシティーボーイ達が頭を悩ます時期です。

 女の子はユーミンの世界にあこがれてます。

 今日はクリスマス。わたしはロッジに泊まって、サンタクロースの恋人プレゼントを抱えて、ゲレンデパラシュートで飛んでいるのを、カフェから見ています。その恋人は、時々遠くで私を叱りながら、飛行機雲を残して流星になりました...。

 なんともロマンチックな世界。

 そういったシチュエーションを求められているときに、4℃のハート形のネックレス、なんて野暮なものプレゼントしちまった日には、フラれた上にメルカリで売られてしまいます(人身売買ではない)。

 女の子って面倒くさい。

 でも、何が欲しいかを聞いてソイツを買う、とかあるいはもう一緒に買いに行っちゃう、というのはなんだかただのお買い物みたいで、それはそれで楽しいんだけど、ちょっと味気ない気もする。

 彼女が求めている場所に、スコーンとハマる(ヤらしい意味ではない)プレゼントってのは、なんかないもんかねえ。

 かくいう私も、ハニーちゃん(5万円貸してくれてありがとうございました。ちゃんと返済したからね)に贈るプレゼントに頭を悩ませていました。

 こういう時は、相手の立場に立ってものを考えましょう。

 私は、一体何を貰ったら嬉しいんだろう。


 まず、カウンタックでしょ。

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 ミウラでしょ。

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 ウラッコでしょ。

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 だめだ、男ってバカだ。

 

 もっと現実的なものはないか。

 例えば、えーと、サイフとかペンとか、お皿とかスポンジとか洗剤とか...

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 ピーーーー


 ところで皆さんは、お誕生日やクリスマスに買ってもらったものの中で、一番印象に残っているものは何ですか?

 私は、自転車です。

 大切な日に買ってもらった自転車。

 これは何故か覚えているものです。

 自転車で、世界は広がりました。
 お休みの日に来るまで連れて行ってもらっていた河川敷の公園が、意外と自分一人でも行きつける距離にあるんだ、ってことを教えてくれたのも、自転車でした。
 いままでは遠くだと思っていた場所に、実は大した労力も要せずにたどり着ける。だから、もっと遠くへ行ける。

 みんな、一度は小さなサイクリストだった時期って、あるんじゃないかなあ。 


 よおし、これで行こう。



 よく考えたら、ハニーちゃん、チャリ欲しいって数年前に言ってたし。

 で、近所のイオンのチャリンコ屋で、手ごろな価格のヤツを見つけ、店員さんを呼ぶ。

「くーださーいな。転がしていくから包まなくていいよ」
点検手続きがございますので、あちらのカウンターでお待ちください」

 イヤな予感がする。

「まず、防犯登録をいたしますので、こちらの書面に必要事項をご記入ください」
「コレってしなきゃいけないんですか?」
「はい」
絶対ですか?
絶対です
「任意だと思ってたんですが」
任意じゃないです絶対です
「いくらかかるんですか?」
600円頂戴します」
いやです
「頂戴します」
500円だったじゃん」
時代です」

 いきなり押し問答をしてしまった。

「実はこれ、私が使うんじゃないんです。プレゼントなんです」
「それでも登録が必要です」
私の名前でいいですか?」
だめです、主な使用者の氏名、住所で登録してください」
他人が勝手にやってもいいもんなんですかね、虚偽の申請とかにならんのでしょうか」
「なりません。ご記入ください

 結局、ハニーちゃんの住所は一旦帰宅して調べないとわからないので、本体代だけ支払って、点検の方を進めてもらう事に。

 で、30分後。

「戻りました」
「では、ご記入ください」
「書きました」
600円です
いやです
600円です
はい
「それでは、自転車保険に関する簡単なご案内をいたします。ただいま自転車をご購入されたので、同時申し込みという形でご利用いただけるお得なプラン3つございます。まず、Aプランですが...」
「それって、本人以外の人が勝手に保険掛けちゃってもいいんですか?」
だめです
「じゃあいりません」
「...ですよね」

 意味が分からん。

 そんなこんなで、手に入れたチャリンコ。

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 コイツが結構あなどれない性能なんです。

 なんたって、20インチの小口径で、6段変速ってのがすごい。
 さらに、1速のギア比がほとんど1:1くらいだから、上り坂もスイスイ。うちは高台に住んでいるので、四方を切り立った崖に囲まれたような土地なんですが、その急坂も、座ったまんまで上れちゃいます。
 回転半径も狭く、その場でターンできちゃう。運転感覚は軽トラです。
 
 よし、プレゼントも買ったし、これで一件落着。お買い物だって便利になるし、これは喜ぶぞお!


――なんかつまんないなあ。



 なんかこう、新車プレーンな状態を見ていると、「イジりの虫」がぞわぞわとしてきます。
 
 だって、このままじゃ、ただのチャリンコじゃん。

 アタシのセンスって1ミリもここには存在してないよね。

 オリジナリティって欲しいよね。

 だいたい、カスタムしていないものを使うなんて、ナンセンスじゃん。

 イケナイ、悪魔が耳元でささやいている。

 でも、自分が欲しいもの、カッコいいと思うものをプレゼントしたい、って気持ちはやっぱりあるし...。


 よおし、改造だ!!

 でも、ルールは決める。
 まず、安全であること。自分が乗るんだったら自己責任ですが、人が乗るものですから、安全性が最優先です。なので、保安パーツは基本的にはいじらない。
 次に、かっちょ良い事。誰が見ても一目置くようなカッコよさが欲しい。だって、ハニーちゃんをダサいチャリに乗せるわけにはいかないもんね。
 最後に、利便性を失わせないこと。いくら安全でかっこよくても、使えないものだったらいりません。あくまでもお買い物に使うことを想定してカスタムします。

 
 つーことで、次回からスバルとカブを放置して、ヒトのチャリンコを勝手に改造します。
 
 そこで浮かび上がる「パイクチャリ(Pike-Bike)計画」とは一体何か。乞うご期待。

 
 

 




Posted at 2023/12/02 09:37:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「プン! プン! プン! http://cvw.jp/b/2652204/47678267/
何シテル?   04/26 09:13
 スバルR-2(ハイマー号)が退院し、ビンビン走る様になりました。コイツが入院中に浮気した妙なカブ(チャーリー号)も、概ね元気です。いつかこの2台でイベントに出...
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