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半振暮銀のブログ一覧

2019年01月03日 イイね!

チャーリー号激動の年

 ずーっとお仕事していたので、月初めという感覚はありますが、年が明けた、という実感は一切ありません。気が付いたら日付が変わっていましたが、それがたまたま2018年の最後だった、といったところでしょうか。季節感ゼロの男です。「平成最後の」という冠詞がアホみたいに流行しているにしては、かなりドライな感じです。

 さて、去年はチャーリー号にとって二度目の激動の時代の幕開けでした。一度目は、前オーナー様がフレーム切ったりタンク着けたり色々塗装したり、という全体的に面倒な作業を行っていた頃です。その時代が過ぎ、何故そうなってしまったのかは分かりませんが、熱が冷めて次第に整備されなくなり、チャーリー号は廃棄されることになりました。不要バイク無料回収の業者に引き渡されたのです。
 しかしここで運命の一ひねり。「カスタムがやたらかっこいい」という事で、この車両はヤフーオークションに出品されることになりました。この回収業者は、あるいはパーツ取りとして、あるいは現役で使用するために、回収したバイクを状態にかかわらず海外に輸出しています。その中でも目を引くものは、オークションにかけて販売していたのです。
 ここに、ミョーなモノが大好きで、貧乏のくせにエンスー気取りの男が登場します。彼はバイトでためたお金で約半世紀前の車を買ったのですが、悪い車屋さんに騙されて、致命的な故障を負った状態で車両が届きました。なんとか走れるまでに修理したものの、そこはあまり知識のない素人のやる事。初めての車検の際に専門店に修理を頼んだところ、とても長い期間預けることとなり、1年半が過ぎようとしている今をもって、まだ車は戻ってきません。
 彼は、キャブレーターの整備もロクできないくせに旧車を買ったことを恥ずかしく思うと同時に、車が戻ってくるまでの間に車の整備方法について勉強しようと決意しました。知識を身に着けて、一回り成長した状態で車を迎えようと考えたのです。
 一時期は自転車をモペット化するための50㏄エンジンのキットを購入しようとも考えましたが、ある日ネットオークションを見ると、そこに一見かなり古いように見えるバイクを見出しました。タイトルを見るにそれはスーパーカブなのですが、その面影はほとんどなく、フロントフォークの形状からそれと判断できるくらいでした。
 以前からスーパーカブのカスタムがマニアの間で流行っている事は知っていました。しかし、彼の思い描いているカスタムカブの、どの事例にも似つかないそれに妙に惹かれました。彼は試しに25,000円まで入札し、様子を見ることにしました。
 終了10分前まで、15,000円で停滞していましたが、終了間際に競りに参加する者が出てきて、結局価格が吊り上がりました。そして最終的に、25,000円で落札されました。彼は生まれて初めて二輪車を手にしたのです。
 彼はこのカブに、自転車パーツを多数流用していることから「チャーリー号」なる名前を授け、前オーナーが止めてしまったカスタムを継続することに決めました。はじめのうちはエンジンのかかりも悪く、パーツ取り車のような状態でした。しかし彼はもとより勉強するつもりで買ったのです。車の時には替えのパーツが手に入るか判らなかったので手を出せなかった部分にも、カブであればダメもとで挑戦できます。彼はキャブレーターのオーバーホールに挑み、そして見事冬場でもキック一発でかかるまでに仕上げました。

 走れるようになった、という事は、走りに関係のない部分にも堂々と手を出せる、という意味です。彼は自分の思い描く最高のバイクを再現することに腐心しました。



 そして今、チャーリー号はほぼ完成に近づいております。細かい部分にこだわればキリがありませんが、大まかな形はこれが完成形でしょう。それでは、2018年のチャーリ号のチキりのおさらいをしましょう。


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 一番最初に取り付けたのはリアウィンカーでした。左側が欠品だったので、公道を走るには必須の要素です。

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 取付用ステイの形状が、純正と交換するのを前提に作られていたので、「ステイ用のステイ」を作りました。


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 ホワイトウォールはアクリルガッシュで塗りました。思えばこれが「グッドフェラス」との出会いでした。

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 そうそう、自転車のチューブで盗難防止用のチェーンロックも作りましたね。

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 弁当箱みたいなエアクリーナーが気に入らなかったのでパワーフィルターに交換。

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 サドルを低くしたい、との野望から購入した通称「変態サドル」。短命でした。

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 レザーグローブは革手がベースでした。なんだかんだでこれが一番丈夫なんですよね。

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 総額216円のフィルターカバー。これは私の中でかなりの傑作です。

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 変態サドルの乗り心地が素晴らしすぎて、恍惚の世界へまっしぐらだったので、ハンモックサドルに交換しました。

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 もっとも印象が変わったチキり。サイクルフェンダーへの交換は英断でした。これに変えるだけで見た目がかなり良くなりました。

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 リアフェンダーは様々なパーツを取り付けるベースになっていたので、交換が難しく、結局塗装を剥離することにしました。これは辛い作業でした。 

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 わずか数センチの違いですが、フェンダーマスコットの有無でインパクトにかなりの差が出ます。

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 あると便利なサイドバッグ。ヤフオクでは商品を1円で出品しておきながら、送料に商品の代金を上乗せして売る、という悪質な商法が蔓延っていますが、こちらのバッグは海外オークションで購入。送料込みで566円でした。どう考えてもお店は赤字です。

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 バッテリーカバーは仮設用に作りましたが、これで完成でいいんじゃないか、という仕上がりになりました。


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 そして2018年の最後は、タイヤ交換でした。普通なら10分程度で終わるはずの作業でしたが、思わぬ大苦戦でした。


 それでは、チャーリー号のチキりの感動のビュフォー・アフターをご覧ください。


~ビュフォー~

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 一番最初に見た時には、「何だこのバイクは!!」と思ったものでしたが、見慣れるうちにいろんな部分の隙間が気になりだし、何となく各パーツが外側に分散しているような印象でした。



~アフター~

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 何という事でしょう。フェンダーは低くなり、エンジン周辺部の隙間は上手い具合に隠され、垢ぬけた感じになりました。全体的にまとまってきたように思えます。



~ビュフォー~

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 シンプルです。これはこれでカッコイイのです。でも、なんだかカスタム途中みたいな感もぬぐい切れません。



~アフター~

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 フロントはさして変わりませんが、リアビューは大型化されたウィンカーとその上に重ねられたリフレクターにより、迫力が増しております。また、ハンモックサドルによって、乗り心地を保証しながらも座面を下げ、薄型なのでシャープな見た目に変わりました。


~ビュフォー~

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 チャーリー号はやっぱりこの角度が一番かっこいいよね~。



~アフター~

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 タイヤが太くなった分、もっとカッコよくなりました。別にローダウンもインチアップもしていませんが、ワイルドかつ好戦的な表情です。

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 それでは、今後の課題について思いつく限り羅列し、2019年の幕開けといたしましょう。

・スイッチ類の接触があまりよろしくなく、ヘッドライトのハイ/ロー切り替えがうまくいかない事がある。
・先日バッテリーの接触不良が起こり、電気の供給がストップ中。エンジンをかけてさえいれば問題ありませんが、光量が落ちたのと、キーを入れた際にニュートラルランプが点灯しないのが気になる。
・キャブのアイドルスクリューを、グローブ装着中でも回せるようにつまみのついたものに変えたい。
・ゼッケンプレートを付けてもいいかもしれない。
・今気づいたんだけど、フロントウィンカーの高さが左右で違う気がする。写真のせい?
・エンジンガードのバーを着けたらフロントの顔つきがたくましくなるかも。でもどうやって?
・ホイールの色が気に入らない。全剥離するか、それとも交換するか。フロントのリムが朽ちているから交換かな。
・とってもおカネが掛かるけど、フロントフォークを松葉型にしたい。
・黒とか赤とか、ソリッド系の色にオールペンしたい。

…とまあ、こんな感じでしょうか。電装系の修理は早いうちにできそうです。今度ヒマな時にでもやりましょう。それにしてもチキりの難易度がかなり上がってくることが予想されます。自作、代用といったイマジネーションが続く限りのズルをするつもりですが、今年は模索の年になりそうです。ヘイヘイホー。

…与作か。


2019年01月02日 イイね!

課題を残すべからず

 年が明けてしまいました。明けちゃったからして、読んでくださっているすべての方々に新年のご挨拶を申し上げるとともに、益々のご繁栄をお祈り申し上げちゃったりもするわけですが、今回の出来事自体は旧年に起きた事です。色々とあって記事にするのが遅れてしまいました。
 ところで、(導入部分にもかかわらず)話は変わりますが、前回の記事の下部、「今、あなたにおすすめ」なるランダムリンクのエリアが、ヒジョーにけしからん画像で埋まっていました。こんな感じです。



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 いやー、眼福、眼福。良いものを拝ませてもろうたわい。記事のタイトル画像が女体ばかり。コレってもしかして、検索履歴とか閲覧履歴で記事を引っ張ってたりしてるのでしょうか。だとしたらヒジョーに恥ずかしいですが、ワタクシは決して、断じてあまりヤらしい記事を貪っているワケではないので、そこんところよろしくお願いいたします。ほんのちょっとだけ見ているだけですからね。



 さて、12月28日(記事を書いたのは29日)に後輪のタイヤ交換で完全なる敗北を喫し、1月3日にちょっとしたミーティングを控えている身としては、背水の陣に立たされた状態だったのですが、どうにかこうにか間に合わせる事が出来そうです。なんだかホントにホッとしております。
 今回は単なる報告の記事になってしまいます。なんたって逼迫した状況だったので、作業中の写真は一切撮れていません。

 12月29日の午前1時時ごろ、私はアマゾンをさまよっていました。

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 そして、奇跡的にタイヤレバー3本セット、チューブ&リムバンド2本ずつを総額3000円で注文することに成功しました。

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 なのですが、アマゾンの長は、私に信じられないような事を言ったのです。




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 そんなことが物理的に可能なのでしょうか? しかし、ヘンに疑問を差し挟んだら、不思議な力で呪い殺されそうなので黙っていたら、ホントに29日の午後に届きました。アマゾン倉庫の品ぞろえは想像がつきません。



 で、早速後輪のリムバンドとチューブを交換して、こちらは万事解決。次は前輪です。こちらはバラすのがかなり楽で、アクスルシャフトを引っこ抜くだけです。ブレーキを新品に変え、タイヤを外します。
 すると、また目を疑う光景が現れました。

 リムのバルブの穴周辺が、朽ちていたのです。写真が無いのが残念ですが、錆に錆が重なって、完全に朽ちているのです。これはいったいどういう事でしょうか。いくら空気が抜けた状態で放置されていたからと言って、こんなになるには、まずタイヤの接地面が泥濘や水たまりで、尚且つバルブの辺りまで底に沈んでいなければなりません。あれだけのカスタムをしておきながら、そんな状態になっていたチャーリー号が不憫になると同時に、やっぱりホイールごと替えちまった方が良かったんじゃないか、という後悔の念が押し寄せてきました。
 とりあえず錆落としクリーナーとピカールで表面を慣らし、例によって一反木綿がC-3POのコスプレをしたがごときリムバンドを交換して、組み付け。



…パンクしました。



 やはり朽ちていたリムがマズかったのでしょうか。そのあたりに集中して5か所の穴が開いていました。パンク修理用のパッチを駆使して補修し、また、ウチにあるあらゆる研磨器具でリムを磨き上げ、再び装着すると、なんとか穴はふさがりました。
 いちおうテスト走行で近所を回ってみましたが、タイヤが若干太くなった分、乗り心地は比較的フワフワした感じです。見た目は、ホワイトリボンが無くなり、またパターンが前後ともにちょこっとだけ無骨な感じなので、よりクラシカルな雰囲気に仕上がりました。
 完成形の写真は後日載せますが、ハッキリ言って、カッチョいいです。イメージとしてはオフロードのインディアン(下画像)がちいちゃくなった感じでしょうか。


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…だいぶ違うな。


 ま、なんにせよ、一件落着でしょうか。あとは、バイクよりも人間が持つかどうか。ここンところ毎日が、体力の限界です。仕事柄、寒空の下での野外労働や洗剤の影響で、手の甲がひび割れ、血だらけになっております。昔っから冬場は指がひび割れる体質でしたが、今年は特にひどい。なんだかストリート・ファイトをやらかしたみたいな有様なので、オマワリサンに怒られないかとビクビクしとります。
 ですが、よっぽどの事が無い限り、きっとミーティングには参加できるでしょう。よかったよかった。

…実は今まであまり映していなかったけど、細かい部分はかなりガタが来てるんですよね。塗装が剥げて錆が浮いてたり、とか。よーく見ると汚いバイクです。いつかオールペンしたいな。
 
2018年12月29日 イイね!

タイヤ交換での事件



やってしまった。


 完全にやってしまいました。今年最後のチキりとして、タイヤ、ブレーキ、ハブダンパーをすべて交換してしまおうと企てていました。しかし、その作業を半分、いや、半分にも満たない時点で諦めざるを得ない状況に陥ってしまいました。マズい、これは非常にマズい。
 実は1月3日にチャーリー号を見せびらかしに行く、という非常に不純な予定があったのですが、それに間に合うのだろうか。今回の記事は、とっても残念な記録です。





 冬はつとめて…とか抜かした間抜けはドコのドイツだ、責任者出て来い!! と叫びたくなっちゃうほど寒く、風の吹きすさぶ板橋。私は大荷物を抱えて駐車場へ行きました。
 タイヤ交換。別に今のタイヤがダメになったわけじゃないけど、長い間放置され、空気が抜けた状態になっていたタイヤはところどころ劣化しており、ひび割れもありました。オシャレは足元から、というように、新品のタイヤを履かせて新年を迎えさせてあげよう、と思い、今回は行動を起こしました。
 どうせタイヤ外すなら、とついでに足回りの消耗品も一新してしまいます。


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 タイヤはミシュランです。ミスター・ビバンダムも笑顔で手を振っています。タイヤ屋さんのキャラクターがタイヤのお化けってのも安直ですが、輪っかをいくつも連結させたこの大入道、フランス人のセンスは外角高めのボール球の様な気がします。
 因みにコレは初期のポスター。


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 「僕の下腹部を使ってよ!」

 困っている人にタイヤを与える、というアンパンマンのような心優しい怪物です。生意気に葉巻咥えてます。

…やっぱり変態です。




 ハナシを戻しましょう。さらに、足回りのパーツですが、ブレーキはあの「デイトナ」のものを使います。


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 なんたってデイトナであるからして、きっといいものに違いないのです。だってデイトナなんですよ。ホラ、フェラーリとかロレックスにも「デイトナ」ってあるじゃん。だからすごいんだよ。…詳しいことはよく判らんけど。

 それからハブダンパー。

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 このゴムの塊は、加減速時に駆動輪にかかる衝撃を和らげてくれます。早い話が、ガックンガックンなるのを防ぐのです。


 では早速、タイヤを外しましょう。まずは後輪からです。後輪は外すのが非常に面倒で、後回しにしたら組み付け時に厭ンなっちゃうだろうという事を見越して、先にやってしまいます。

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 コイツらがどのようについていたかを覚えてないと、恐ろしい事になります。まあ、見ればわかりそうなものですが。

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 とりあえず外しました。重心が前にあるため、メインスタンドで自立します。ただ、組み付け時にスタンドが押されて跳ね上がり、2度ほど潰されました。ンもう痛いのなんの。っていうか学習しない男です。


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 ブレーキドラム内はパーツクリーナーできれいにしておきます。ブレーキシューの削れたのが結構ついています。


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 ひっくり返すとハブダンパーがついています。結構劣化して割れていたりします。
 ン? なぜこんなところにホイールの塗料が付いているのだ? 思えばこれは、後の悲劇の前奏曲でした。

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 予想外なことに純正のハブダンパーには突起がついていました。


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 ここの穴に差し込むことでしっかりとホールドされていたようです。うーむ、こうなっているからにはそれなりの理由があるのでしょうが、無視してもいいのだろうか。かといって、純正部品を買い直す気もないし、そもそもカブ用として売っていたのを買ったのだから、深刻な症状を引き起こすこともないでしょう。


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 見てない見てない、知らない知らない。あんな突起なんて最初ッから無かったんです。自分を納得させて装着。証拠隠滅です。


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 ブレーキもだいぶ汚いですね。


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 こちらも全部外して清掃。


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 で、組み付け。バネに若干てこずりましたが、この後の作業に比べたらまだまだかわいいものです。

 さて、では本日のメインイベント。タイヤの卒業式です。


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 まずはタイヤレバーを差し込んで、一気に行きます。
 それでは、ホワイトリボンタイヤの退場です、ご列席の皆様、拍手でお見送りください。




3




2




1



せーのっ


エイ!!

 





ヘニョッ!!











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 エェェェェーーーーーッ!!

 タイヤレバー弱ッ!!


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 結局ここまでヘナッヘナになりながら、1時間かけてタイヤを外しました。とんだ粗悪品をつかまされたものだ。っていうかどう見てもこれ、100円ショップで売ってる自転車用でしょ。くそー気付くべきだった。


 しかしもっと信じられない、奇跡体験アンビリーバボーな光景がそこにはありました。

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 …何故リムバンドが塗料で着色されているのだ?



 チャーリー号に手を入れているうちに、薄々感じていたのですが、前のオーナー殿は発想力と度胸と溶接技術はかなり素晴らしいのですが、それ以外の要素に関してはあまり頓着しない性格だったのかもしれません。
 なんにしても、リムバンドくらい外して塗装しましょうよ…。一反木綿がC-3POのコスプレしたみたいになってるし。

 で、最初の悲劇。塗料のせいなのか何なのか判りませんが、リムバンドを触ると、劣化というよりも風化していたのか、ボロッと切れてしまいました。誰がこんな事態予想できたでしょうか。私は予算をケチって、タイヤをちょっといい奴にする代わりにチューブとリムバンドは使いまわそうと考えていたので(アレ、最初にカッコつけて「足回りの消耗品も一新」とか言ってなかったっけ)、替えなんてありません。こいつは一体どうしたものか…。


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 また、ホイールの塗装が案外弱く、レバーを当てたところが剥げてしまったので、リム側面を剥離することにしました。恐怖の剥離セット(剥離剤&ハサミ)です。



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 金のホイール(しかもラメ入り!!)は少々下品であまり気に行ってなかったのですが、リム側面を剥がすことで、クロームと金ラメのツートンに。より下品度が増してしまいました。


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 なんだかんだで作業開始から2時間半。ようやくタイヤをリムに嵌めていきます。この時点で寒さと疲れが限界です。ずっとしゃがんで作業していたので腰がもう…。


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 曲がったタイヤレバーで悪戦苦闘すること数十分。うわさに聞いた結束バンドを使った嵌め込み法なども試しつつ、ようやくハマりました。
 削った塗料の粉で随分と汚れてしまいましたね。



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 やっぱりホワイトリボンは無い方がすっきりしますね。特にビンテージ・スポーツを目指すのであればなおさら。
 さて、こうして後輪が完成、かと思いきや、空気を入れる際に最大の悲劇が発覚します。何故か空気がスッコンスッコン入っていくのです。不思議です。やっていれば無限に入ります。きっとこのチューブは四次元に繋がっているんでしょう。そうとしか考えられません。この秘密を解明して来年はノーベル物理学賞をとります。もう一つの可能性は考えたくありません。でも認めないわけにはいかないのかもしれません。




…パンクしとる。


 ぬおおおおお!! 今までの作業は一体何だったのだあ!!
 くそ忌々しいタイヤレバーとリムバンドめ!! 貴様らのせいに間違いない!! 私のノーベル賞をどうしてくれる!!

 しかし困った。新しいチューブとリムバンドを手に入れられるお店なんか近くにないし、タイヤレバーもちゃんとしたの買わないといけないし…







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「いやー、困ったぁ…」






 などと御前様になっているバヤイでもないぞ!! これはマズい。とりあえずタイヤレバー3本とリムバンド、チューブをそれぞれ2本ずつ、Amazonで注文しました。明日(12月29)中に届くそうですが、実は私、12月30日から1月2日までの4日間はお仕事なのです。なので、仕事前に急いでやらねばならんのです。
 なんだか、毎年年末になると厄介ごとに見舞われる気がします。なんにしても3日には間に合わせないと!!


2018年12月28日 イイね!

バッテリーボックス自作 その③~完成(?)の巻~

 すっかり後回しにしてしまいましたが、フェンダーだのサイドバッグだの、とかなり手を入れてきたので、さすがにバッテリーむき出しではダサ過ぎる、という段階まで来てしまいました。
 何というか、あの部分だけ全く手が入っていないので、アンバランスなのです。どれくらいアンバランスかというと…





















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 こんぐらいでしょうか。

 あるいは、「不自然」という観点では…














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 こんな感じでしょうか。

 まあ、とにかく、ここまでカスタムしたのにバッテリー周りだけがスッカスカなのがどうも気に食わないんです。だって、こんな状態なんですよ。

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 もう、完全に「穴」です。これじゃあまるで五円玉です。今回は、なんとしてもこの穴を埋めたい。

 
 しばらく間が空いてしまったので、これまでのバッテリーケースのチキりを、おさらいしてみましょう。


 まず最初に、ホームセンターでこんなものを見つけてきました。

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 エアダクト用の継手です。径は150mm。

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 このサイズであれば、縦向きでも横向きでもバッテリーが収まります。



 第2弾では、バッテリーケースをこのように設置することに決定。

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 そのために筒をつぶして形成しなおしました。

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 そうそう、内側が金属むき出しだと怖いから、という理由でわざわざ塗装したんですよね。これで絶縁になる、と信じていますが、ホントのところはどうなんでしょう?

 以上がこれまでにやった事です。



これを全部無かった事にします。




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 いやー、なんだか今までの方法だと、まずバッテリーの固定方法を考えないといけないし、側面をカッチョ良く蓋する方法も思いつきません。それならいっそ、今の状態で上からカバーしちゃった方が楽なんじゃないか、と思い直したんです。そこで、ホームセンターに行って買ってきましたよ。

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コレを。






 で、コイツを今までと違った形に加工していきます。

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 タンク下のフレームを利用して、カバーを固定しようと考えました。そのため…


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 このように、パイプを切り開き、また中央にイイ感じのスリットを設けました。本当にいい感じにスリットが入ったので、記念にこの工程を「チャイナドレス工法」あるいは「アオザイ工法」と名付けました。


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 イイ感じにピッタリです。今度はコイツをしっかりと固定します。


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 100円ショップで売っていた「カジュアルベルト」。コレってカジュアルなんですかね。キジムナーが宿るという…それはガジュマル。

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 目分量と実寸合わせでカットします。私のチキりには定規などいりません。これでもたいていの場合は何とかなります。


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 で、何とかなりました。横から見たら四角過ぎたので(円筒型だもの…)、手で押して樽型っぽく成形しました。
 ホントは縦に2本通して固定したかったのですが、縦だとベルトを通すスペースが無かったので断念。余ったもう1本のベルトは…カジュアルに使おうかな。


 それでは、感動のビュフォー・アフターです。


~ビュフォー~

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 タイヤ、エンジン、タンク、バッグ、サドルといった濃いキャラクターに囲まれて、一人だけ浮いてしまった地味子さんのバッテリー。なんだか、いつもの顔ぶれで集まってるんだけど、どういう訳か居ても居なくても同じ、みたいな雰囲気で寂寥感溢れる印象でした。





~アフター~

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 何という事でしょう。あの、地味子さんは大学デビューを果たしました。チャラい音楽サークルに入り、彼女は変わったのです。今ではボンデージで身を固め、成績なんて急転直下、飛行機だったら死者が出るレベルです。
 今回の作業によって、チャーリー号の貧弱さが大分に薄れました。また、かなり判り辛いかと思いますが、バッテリーカバーの後部に若干の傾斜を設けたので、タンク後半のラインとリアサスペンションの延長線をうまく中継する形になり、視覚的に右下がりのラインを作り出せました。


 さて、次回でもう今年のチキりは終わりでしょうか。で、その内容はとっても地味で、とっても大変なものを予定しているのですが、やる前からなんだか面倒になってきたぞ。だってお外寒いんだもん。
 あまり大きな課題は来年に持ち越すべきではないので、早いところやってしまいましょうかね。

2018年12月27日 イイね!

格安サイドバッグ


――最高のクリスマスプレゼントは一番お金をかけたものではなく、
一番多くの愛がこもっているものである。
ヘンリー・ヴァン・ダイク





「メーリークリスマス、マイ・スイート・ハート。二人で聖なる夜を熱帯夜に変えようぜベイビー」
「こんな日にするべき事じゃないと思うけど、あなたに話があるの」
「どうしたんだい、マイディア」
「私たち、距離を置いた方がいいと思うの」
「なんてことだダーリン!! こんなに素晴らしいプレゼントを用意したのに」

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「私はそんなEbayで買った合成皮革のハンドバッグ(566円・送料込み)で繋ぎとめられるような安い女じゃないわ」
「ハニー、そいつはとんだ誤解だぜ。今年は奮発してもう一つ用意したんだ。きっと驚くぜ」












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「…もう、あなたの顔も見たくないわ」








 あーあ、どうして私の熱き思いが伝わらないんだろう。実はそんなに熱くないからかな。どうでもいいけど、せっかくのプレゼントが残っちゃったな。仕方がないからチキっちゃおう。ちょうど書類のコピーと簡単な工具が入れられるサイドバッグが欲しかったところだし。
 つーことで、ウソみたいな値段で手に入れたハンドバッグを、チャーリー号に装着します。


 まず、このように二つのバッグをストラップで連結します。

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 で、コイツをタンクとフレームの隙間(下図)に挟み込み、結束バンドで固定するだけ。


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 素晴らしく簡単な作業で、今回の作業は終了。ま、バッグを見つけた時点でこのチキりの80パーセントは終わったも同然です。




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 ハイッ、チャーリー号に素敵なクリスマスプレゼントです。あえてこの位置にバッグを持ってきたのは、近いうちに制作予定のバッテリーカバーを目立たせるためです。また、リアの方にはゼッケンプレートも付けたいので、取付位置はタンク下に決定しました。
 こうすることで、エンジンのスカスカ感も多少ごまかせます。ただ、このままじゃバランスが悪いので、早いうちにバッテリーカバーを仮で作成します。多分、それで見栄えは多少良くなるはず。
 もう今年も残り僅かですが、終わらせなければならない課題は多いです。ラストスパート、頑張らないと。
 

プロフィール

「ぼくの失敗たち http://cvw.jp/b/2652204/48540902/
何シテル?   07/13 18:48
 スバルR-2(ハイマー号)が退院し、ビンビン走る様になりました。コイツが入院中に浮気した妙なカブ(チャーリー号)も、概ね元気です。いつかこの2台でイベントに出...
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