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半振暮銀のブログ一覧

2018年12月21日 イイね!

フェンダーマスコット取り付け

 古い自転車に関して、昔からあこがれていたものがあります。それが、コイツです。


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 「風切りマスコット」です。コレが付いていることがカッチョいいかどうかは置いておいて、コイツにずっと憧れていたのです。

「ぼくは大きくなったらフロントフェンダーにマスコットのついた自転車にのりたいです」

 これは私が小学校の卒業文集に書いた決意表明です(嘘)。今回はその夢が叶います。



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 エアメールで微笑みの国、タイから届きました。リプロ品ですが、新品です。



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 ベンリィ用のものを購入したので、フェンダーに取り付けるためのステイまでついてきました。まあ、これは使わないので外してしまいます。
 それでは早速位置決めをしましょう。



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 取付案その①、最先端に取り付ける。前にを授けることで、グイグイと引っ張られるイメージでしょうか。


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 取付案その②、ちょこっと下げて「HM」の文字が水平になるところに設置。うーむ、こっちのほうが落ち着いた感じがしますかね。取付案②を採用。

 さて、マスコットを付けるには一度フェンダーを外して、穴を空けなければなりません。しかし家に電動ドリルなどある筈もなく、途方に暮れていました。
 で、編み出した方法は…



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 ハンマー、キリ(木工用)、釘(木工用)。これらで穴を空けちまおう、というもの。




――あまりいい作戦じゃなかったみたい。



 釘だと弱すぎて、すぐに曲がってしまいます。そこで作戦変更。

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 釘をやめて、木ねじをぶっ叩いて穴をあけます。ホラ、形だってドリルに似ている。
 (お爺ちゃんの手みたいに、シワシワになっていますが、気にしないでください)


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 何とか穴があきました。――って、アレレ、左側の穴がちょっと上にずれてる? 後で穴を広げて修正しました。




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 ネジを通して…



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 取付完了です。あ、写真を撮り忘れましたが、フェンダーとマスコットの間にカットしたゴム板を挟んでいます。こうしたほうがガッチリと付けられる…気がします。



 それでは感動のビュフォー・アフターです。



~ビュフォー~




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――まあ、これと言って不満があったわけじゃないんですよ。だって十分カッチョいいもん。そろそろホワイトウォールが鬱陶しくなってきたくらいかな。


~アフター~



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 うおおお、シブい、シブすぎるぞ!! なんだかたった数センチの違いですが、これがあるのとないのとじゃ、まるで印象が変わります。


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 「得体のしれない度」が上昇。ホントに「いつの時代のバイクだ?」といった感じです。



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 フェンダー上部の(あまり意味のない)バネがいいアクセントになって、羽のエンブレムを引き立たせてくれています。
 ンもういつまでもナデナデしていたいところですが、雨が降ってしまったためここで撤収。
 
 サイドカバーをどう作るか、未だ模索中です。


2018年12月15日 イイね!

意外と大容量

 先日、チャーリー号で給油に行ってきました。そのガソリンスタンドは、住宅街にある若干さびれた所なのですが、ウチから一番近いので、ハイマー号の頃からたびたび使ってきました。
 そのスタンドには人懐っこい中年のスタッフさんが居て、私がハイマー号で訪れるたびに色々と話しかけてくれました。今回は彼を目当てに、チャーリー号を見たらどんな反応をするのか、確かめに行ったのです。
 しかし残念ながら、この日は非番のようで、あまり魅力的でない若いオニイチャンが給油してくれました。
 セルフではないので黙っていたら自動的に満タンにしてくれるのですが、我がチャーリー号にはガスが入る入る、なんとまだタンク内にいくらか残っていたにもかかわらず、5.4リッターも入ったのです。チャーリー号のタンクは、小さいように見えて、フレームに乗せるための凹みが無いので、体積が大きいのです。
 どう贔屓目に見てももともと100ccは入っていたはず。ことによると500ccくらい入っていたのでは? カブの燃費は都市伝説的で、リッター100キロ走った、などという声も聴きますが、調子が良くて60キロくらいでしょうか。みんカラの情報を見ると、3,234件の投稿の平均値は、レギュラーで50.4キロだそうです。四捨五入して100キロ…って10の位を四捨五入したらマズイか。キリの良いところでリッター50キロですね。
 だとするならば、正確なタンク容量は分かりませんが、チャーリー号は常識的な走行をしている限りは、無給油で275~300キロ走行可能なわけです。ウチから道程275キロと言いますと、福島県福島市、静岡県浜松市、長野県松本市、新潟県十日市市、あたりでしょうか。グーグルマップっで本当に便利です。
 つーことは、日光、焼津、沼津、那須、宇都宮…には確実に無給油で行けるってことですね。カブってすごい。純正は4リッタータンクだそうなので、1.5倍走れるんですね。500ccの携行缶が安く売ってたので、そいつを2つ装備したら、もう無敵です。ロングツーリングも怖くない。
 問題は、あのサドルで300キロも走る度胸があるかどうか。なんだかおっかないですね。

2018年12月14日 イイね!

リアフェンダーの塗装剥離

 前回、フロントをサイクルフェンダーに交換しました。

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 これによって、フェンダーとタイヤの隙間をなくすことに成功したのですが、カラーがメッキのため、リアフェンダーとのバランスが取れず、後付け感が強い仕上がりとなってしまいました。
 だったらリアフェンダーも同じものを付ければいいじゃないか、とお思いの方も多いでしょう。事実私もそのような考えでした。
 しかし、前オーナーの強いこだわりなのか、現在つけられているリアフェンダーは、いろんなパーツとセットになっており、一部は専用ステイを溶接、という形で取り付けられていたのです。
 説明が面倒なので画像をどうぞ。

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①.荷台の前方を取り付けるためのステイが溶接されています。
②.荷台後方の取り付けステイも溶接されています。
③.荷台後方のステイとに共締めする形でブレーキランプが固定されています。
④.テールランプのステイにナンバープレートのステイが固定されています。
⑤.①と②はリアフェンダーを取り付けている棒に溶接されています。
⑥.また、この棒も当然フェンダーに溶接されています。

 という事は、フェンダーを交換するには、①と②のステイを完全に再現しなくてはなりません。そんな技術は私にはありません。
 つーことで、新品のリアフェンダーはお蔵入りにして、現在使っているものをメッキ仕上げにしてしまう方が数倍楽なのです。

 そういう訳なので、ホームセンターに行き、塗装の剥離剤と竹製のヘラを買ってきました。ナーニ、あれだけ厚塗りしてあるんだから、きっとすぐに剥がせるでしょう。塗料だって見た感じ所々浮いてきてるんだから、溶剤をかけたらたちどころに…。









――ごめんなさい、ナメてました。



 今回は30分くらいで決着がつくだろう、などと考えていた私が甘かったのです。この作業、二日に分けて行いました。その奮闘ぶりをご覧ください。



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 さて、完全にナメた気分でそろえた物品です。ホームセンターのペンキコーナーに置かれていた剥離剤に、内にあったハケ、そして竹製のヘラです。


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 剥離剤をカップにトロトローと出して…


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 全体に塗っていきます。





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 ふと思い立って、カッターで塗装面に無数の傷を入れて行きます。こうすることで、きっと剥離剤がスムーズに染み込んでいくはず。



 もうこれで剥離出来たも同然、とのんびりした気分でコーヒーブレイク。剥離剤が染み込むのを待ちます。そして10分後。


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 もういいだろう、とヘラでこすりましたが、全ッッ然落ちません。



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 ならば、バイト先からもらってきた床面ポリッシャー用の3M製SPPパッドの真ん中(要するに捨てる部分ですね)でこすりまくれば…。




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 だ、駄目だッ!! 落ちる兆しが皆無です。

 ならば最後の手段(最後が早いのね)。








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 気合を入れてハサミで削っていきます。これはかなり有効ですが、根気のいる作業です。っていうか、しっかりと丁寧に下地処理までされていました。前オーナー様、先ほどはナメた口を効いて申し訳ございません。




 1時間後…。




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 どりゃー。何とかハサミだけでここまで落としましたが、エネルギーが尽きました。こんなことになるなんて予想だにしていなかっただけに、疲労感も数倍です。悲壮感も相当なものです。この日はここで時間切れ。



 次の日、開店と同時にホームセンターに行き、軍備を整えました。



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 ディスクグラインダーのアタッチメントです。



 そして…。


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 バイト先からもらってきた床面用のバフパッドの切れ端。いつか使おうと道具箱の底に眠らせていたものです。



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 数年前に何故か購入したディスクグラインダーにラバーパッドをセット。



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 そして、丁度いい大きさにバフパッドをカットし、中央に穴をあけます。同様にSPPパッドの方にも穴を。



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 見せてみよ、SPPの実力を!!
 このパッドは結構固めで、床面のワックスを洗剤なしで落としてくれます。その効果はポリッシャーで実証済み。グラインダーを押し付けると、徐々にですが塗装を剥いでくれます。これは楽です。

 ですが、音がかなりうるさい!! ディスクの回転するギュイィィィンという音に加えて、パッドが当たるとギャンギャンと非常に騒音が出ます。また、溶接されている棒に共鳴して、ビリビリとこれまた大きな音を立てます。
 



 コレは苦情が来る!!




 ご近所の方々に心の中で謝りつつ、適当なインターバルを空けて作業します。終始ビビりっぱなしです。


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 十数分後、SPPパッドは消失しました。




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 塗装も大方剥げました。あとは細かい部分をハサミで削っていきます。
 そしてそのあとにバフ掛けです。正直ご近所の方々に申し訳ないので、この作業をするのは気が引けましたが、サンドペーパーでひたすらゴシゴシする方がもっと気が引けたので、心の中で謝りつつ、成大にバフ掛けしました。




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 バフパッド、消失!!





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 フェンダーもかなりきれいになりました。裏側の塗料は…もう勘弁してください!!




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 あーあ、お気に入りの革ジャンとキンツレーの年代物の腕時計が台無しです。教訓その一、電動工具を使った大掛かりなチキりの際は、粗末な格好でやるべし。



 それでは感動のビュフォー・アフターです。




~ビュフォー~

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 フロントフェンダーはカッチョ良く決まったものの、リアと色合いが違ったため、ちぐはぐな感じでした。ことによるとスペアパーツを着けているように思われていたかもしれません。




~アフター~



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 何という事でしょう。フェンダーが同色で揃っただけで、車体全体の印象が締まったものになりました。
 メッキパーツが増えたことで、高級感すら漂う上品な仕上がりです。また、特徴的な形状のタンクも目立つようになり、人々の目線を車体中央に誘導することに成功しました。だからと言ってどうという事はないけど。

 まあ、なんにしてもこれでバランスがとれるようになりましたね。

 次回、またフェンダー関係のチキりをします。で、次回でひとまずチャーリー号のドレスアップは完成…かな。


2018年12月11日 イイね!

サイクルフェンダー取り付け

 これは、所ジョージさんがプロデュースしたカブです。

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 一見ノーマルか、と見過ごしてしまいそうですが、後部のフレームがキレイにカットされており、また、前後のフェンダーが変更されています。
 そうです。「サイクルフェンダー」がついておるのです。他にもテールランプやリアウィンカーを排除する、というよく判らん遊びを入れていますが、この際そこはどうでもいいのです。問題は、カブにもサイクルフェンダーが装着可能だという事です。

 いままで、フロントフェンダーの高さが気になっていました。


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 何とかステイを延長して、サスが沈んだ時にタイヤに当たらないぎりぎりまでフェンダーを下げていました。カブのフロントサスは「ボトムリンク式」という構造なので、フェンダーと車輪の中心軸が連動せず、常にタイヤとの高さが変動してしまいます。ですが、先の画像を見てみると…


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 なるほど、アクスルシャフトに共締めすることで、タイヤの動きとフェンダーの動きを連動させています。

 仕組みが判ったら、もうチキらずにはいられません(「チキる」とはグッドフェラス内で通用する造語で、「DIYによる安価カスタム」を指します)さっそくサイクルフェンダーを探しに通販サイトを開きました。









…確実にカブに使えそうなフェンダー
は売ってませんでした。


 よく考えたら、タイヤサイズに合わせてフェンダーの径を決めなければ、いい具合の仕上がりにはなりません。径が大きすぎると間抜けですし、小さすぎるとタイヤに抵触します。また、フェンダーの断面の丸みもタイヤの扁平率にあっていないとカッコ悪いです。
 そして最大の問題点は、試しに買ってみるには価格が高すぎる、という点です。何しろ、カブをサイクルフェンダー化している方の情報が少なすぎて、何のパーツを流用しているのかが判りません。もしかしたら職人さんにワンオフで作ってもらっているのかもしれません。

 うーむ、どうしたことか。やはり板橋の貧民にはサイクルフェンダーは無理なのか…。











――ン!?










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 チリンチリーン♪















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「よーしケンケン、いいことを思いついたぞ!!」
「クシッシッシッシッシ…」










 まず、カブのタイヤの直径を調べてみます。すると、扁平率で多少変わるものの、大体540㎜から560㎜のあいだです。これをインチに換算すると、大体22インチ。
 自転車のタイヤは外径の長さを基準にしているので、22インチ用のフェンダーであれば流用可能です。しかし、自転車のタイヤはかなり細身。このままでは車輪に食い込んでしまいます。なので、もともとタイヤの太い自転車用のフェンダー、つまり、ビーチクルーザー用のフェンダーであれば取り付けられるのではないか?




 そこでいろいろと調べてみたところ、24インチの物であればすぐに手に入ることが判明しました。
 まあ、あまりにも径が大きいようでしたら曲げればいいし、小さすぎるよりはいいか、という事で購入。




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 アルフォートのファミリーパックに包まれて到着。

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 色はクロームメッキです。ほかの選択肢が白と黒だったのでこちらを選択。フェンダーだけメッキというのもSRみたいでカッチョいいと思います。

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 あまり参考にならないかもしれませんが、今着けているフェンダーと比べてみても、曲がり具合は同じ感じです。

 そういえば、ショップの方からのこんなお手紙が同封されていました。

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 「ビーチクルーザーカスタム甲子園」。カブでエントリーしてみたらいったいどんな顔されるのでしょうか。写真送ってみようかな。きっと無視されますね。
 調べてみると、ウチのチャーリー号よりもバイクっぽいビーチクルーザーがエントリーしてました。




 では、さっそく取り付けてみましょう。



――ってなれば非常に楽でよかったのですが、やっぱりそうはいきません。まず、アクスルシャフトに付属の取り付け用の棒を共締めするだけの長さがありません。よく考えたら、単純に棒の直径の4倍の余裕が必要になるわけで、それでは約2センチもシャフトが飛び出ていなければイケない計算です。
 また、なんやかんやしてシャフトを延長出来ても、この棒の長さが足りない事に気づきました。

 そこで…


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 あーあ、やっぱりこうなるのね。一番安いステイの登場です。シャフトの直径が約10ミリなので、それが通るものとなると選択肢は限られます。
 で、コイツを金ノコで半分に切っていくわけです。ハッキリ言って舐めてました。ユニクロの安い奴ですから、こんなものすぐに切れるだろう、と。



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 全ッッッ然切れねえでやんの。

 ノコの方が疲弊して折れてしまいました。刃を取り換えて再度やってトライ。必死に、無心に、ひたすらにギコギコギコと切っていきます。







 そして…









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 パキン!!

















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 エイドリアーン!!







 …とにかく、これでフェンダーの取り付けが可能になりました。可能になった、という事と完成した、という事はだいぶ違いますが、コレで良しとします。つまり、切り口の面取りや整形はしません。疲れました。またいつか、とてつもなくヒマで、マゾヒスティックな気分の時にやります。
 
 
 ハナシはちょっと変わりますが、最近パワーフィルターのカバーがとても便利なことに気づきました。
 何が便利って…


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 強力マグネットを使用しているので、取り外した小さなボルトやナットを一時置いておくのに非常に役立ちます。地面が砂利なので、こうしておくと目を離したスキにどこに置いたか判らなくなる、という事がありません。
 まあ、トレイを一つ用意しておけば済む話なのですが。


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 アクスルシャフトを抜くのは初めてです。ウチにはバイク用のジャッキというものが無いので、気合で車体を抑えつつ、シャフトをギリギリまで抜き、写真を撮り、ステイを挟み込み、そして再びシャフトを通す、という工程を瞬時にやってのける必要があります。だから写真に膝頭が写っちゃいました。

 で、そういう割には大して作業時の写真を撮れずに、完成です。私も今記事を書いていてあまりにも写真が少ないのでびっくりしました。実はステイを挟み込んでからフェンダーの位置を決めて、理想の形にセットするまでにかなりの時間をかけたのですが…。取付用の棒を曲げてみたり、とか。

 では、ビュフォー・アフターです。





~ビュフォー~


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 どうしてもフェンダーの位置がこれより低くならず、多少間の抜けた印象がぬぐい切れませんでした。
長さも短く、何となくカトンボみたいな表情です。


~アフター~


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 何という事でしょう。フェンダーとタイヤが近く、そして抵触することなく固定されています。彼らの中で、永遠の不可侵条約が締結されたのです。これからは仲良く寄り添っていくに違いありません。


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 前から見ても何ら違和感がありません。むしろチャリ感が増してます。


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 ちょっと高めのアングルから。メッキが美しく輝いております。
 この日に写真を撮り忘れてしまったのですが、この後フェンダー上部の取り付け用ステイの部分に引きばねを付けました。あまり意味はありませんが、ちょっとしたアクセントになっていて、かなり気に入っています。

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 何故写真が細いうえにピンボケなのかって?
 実はこれ、後日にやったチキりの完成披露写真の一部なんです。ホントの被写体はこの左手前にあるのですが、ネタバレになるのでトリミングしました。

 でこのフェンダーなのですが、アクスルシャフトに直接ステイをかまして2点で固定しているので、地面の凹凸でサスが動くと、それに合わせてフェンダーが前後にピョコピョコと動きます。これがヒジョーにカワイイのです。これは思わぬ副産物。ただ、それだけナットに負担がかかっているという事なので、こまめに増し締めしないと事故の基ですね。

 因みに、このフェンダーは取付の棒をフェンダーの下側を通すように設計されているようですが、そこは私のこだわりで、無理やり外側に固定しています。やっぱり棒が外に出てた方がカッコイイでしょ。その分タイヤとの隙間も狭められるし。


 さて、フロントフェンダーはこれにて一件落着ですが、今度はリアフェンダーが残っています。こちらもどうにかしない事には色が違っているのでアンバランスです。
 次回、リアフェンダー編。もっともコワかったチキりです。


2018年12月07日 イイね!

さらば変態サドルよ

 変態サドル。それはスポーツ用に自転車に装着される、クッション性皆無の細身サドルである。その乗り心地たるや、三角木馬をも凌ぐといわれており、段差を乗り越える際は腰を浮かさねば直腸診のごとき衝撃が走る。
 
――というのが段々にアホらしく思えてきたので、このサドルを交換しちまいましょう。だいたい、私の好みからしても細身すぎるんです。座面の高さは魅力的だったけど。

 で、届いたのがこちら。






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――なんだか似たような変態度ですが、こちらはスプリングのついた「ハンモックサドル」と呼ばれるもの。「実用車」によく使われていたタイプで、サスのついていない車体が受ける衝撃を、このサドルが一手に引き受け、搭乗者のオケツを守る、という優れもの。
 コレはそのハンモックサドルを廉価で復刻したもので、座面は革ではなく、厚紙を樹脂で固めたような素材。一応雨の日も大丈夫らしいのですが、眉唾物です。

 で、コイツを取り付けるのですが、まあ、さしたる作業もなかったので、いきなりビュフォー・アフターです。


~ビュフォー~

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 確かに座面が低くてシルエット的にはまとまっていたものの、その痩身ゆえにサスペンションで吸収しきれなかった衝撃がモロに肛門部に炸裂します。ハッキリ言って、わずかにサドルを低くするためだけにこれほどの犠牲を払う必要があるのか、かなり疑問でした。





~アフター~

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 何という事でしょう。座面が多少高くなったものの、軟弱だった車体後部にサスペンションが加わることで、よりインパクトある外見となりました。

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 上から見ても、「きっとそういうバイクなのだろう」と思えるほど自然なサイズ感。



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 これだけの面積があれば、サドルの衝撃でケツが二つに割れる、という事もありません。


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 因みにここの部分は、タンクの根元と共締めにしております。こうすることでサドルが安定し、また外見上の一体感が増します。


 …というのは後付けの理由で、限界までサドルを下げるとタンクに干渉してしまったため、無理やりこうして取り付けるしかなかったのです。ま、結果オーライですね。



 このサドルに交換してから近所を1周してみたのですが、乗り心地が抜群に良くなりました。いつもはいちいち腰を浮かしていた道路の穴ぼこも、試しに座ったまま通過してみたら、さしたる衝撃を感じませんでした。モーレツに感動しています。


 次回、かなり大掛かり(私にとって)なカスタムを施します。

プロフィール

「ぼくの失敗たち http://cvw.jp/b/2652204/48540902/
何シテル?   07/13 18:48
 スバルR-2(ハイマー号)が退院し、ビンビン走る様になりました。コイツが入院中に浮気した妙なカブ(チャーリー号)も、概ね元気です。いつかこの2台でイベントに出...
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