<記事に入る前にお知らせ>
カブをカスタムするにあたって、その相談を気軽にできる環境が欲しいという事で、カスタムバイクのコミュニティ「グッドフェラス」に入会しました。入会、と言っても掲示板であいさつしただけですが、その瞬間に強制加入となる、という恐ろしいルールが存在するので仕方がない。「グッドフェラス(通称:グッフェラ)」は、もともとスズキ・グラストラッカー専門のカスタム集団で、「グラトラチキチキマシン化実行委員会(通称グラチキ)」と名乗っていましたが、その縛りを取っ払ってすべてにバイクに門戸を開放したものです。
で、グッフェラへの入会に際して、今まで「文豪」と名乗っていたのをやめて、新しく名前を考えました。
これからは
「板橋のボギー」こと「半振暮銀(はんふり・ぼぎん)」としてやっていきますのでよろしくお願いいたします。
――因みに、これから「チキる」といった単語が登場するかもしれませんが、これはグッフェラ内で使われる符丁で、「DIYによるカスタマイズ」を指す言葉です。
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昨日の話。
さーて、今日は週に一度の学校の日だ。
先々週はサボっちゃったし、先週は休講だったし、今週こそは卒論の中間報告だ。眠い目をこすって早起きして、報告用の資料の手直しをして、よーし、行ってきまあす。
電車に揺られて20分。学校の最寄に着くと、人々が襟を立てて早足に歩き去ります…となれば情景としては冬なのですが、どいつもこいつも電脳カマボコ板(別名スマートフォン)片手にのろのろ歩きやがって。てめえコノヤロウ、人の前歩くんならさっさと行きやがれッ、割り込んできていきなり立ち止まるんじゃないッ、前見て歩けッ、みんなして人の邪魔しやがって、ああ、信号が…変わっちまった。
という事で朝っぱらからストレスためつつ学校に到着。なんだかヒトケがありません。レレッ、みんなしてサボっちゃって。もーダメですよ。学生の本分は勉学にあり。学費だってタダじゃないんだから。奨学金貰っている人なんて、卒業と同時に600万円以上の借金を背負わされるんですから。
――あれれ!?
『本日臨時休校』ですか?
学校やってねえのかよッ!!
いったいどういう事なんでしょうかね。ンもう。
せっかくここまで来てしまったので、カスタムパーツショップとして名高い、最寄りの「ザ・ダイソー」に行って、カスタムに使えそうなものを一通りそろえてきました。
そして今日。
一日ヒマなので、パワーフィルターのカバーを完成させることにしました。ここでおさらいしておきますが、フィルターカバーにかけられる予算は700円。そのうちの100円をもうすでにステンレスマグの購入で使ってしまっています。残るは600円。どうするか?
そこで昨日買ってきたコイツ。
強力マグネット。あの超磁力を誇るネオジウム磁石を使用しているため、パッケージの外側にドライバーを当てるだけで、ピッタリとくっつきます。この状態で振ってみると、ドライバーを軸にグルングルンと回ります。っていうか、この何の飾りっ気のない、磁石としてしか使えない磁石は、どう考えても「チキって下さい」と言っているようなものです。
こいつをフィルター内に1つ、外側に4つくっ付けます。
で、マグカップをくっつけて、近所を1周してきます。っていうか、ステンレスに磁石がくっつくことを初めて知りました。今まで全く意識したことがありませんでした。
ブロロロロロ…
…ロロロロローン
帰ってきました。
で、マグの状態を見てみると…。
しっかりついています。若干下に下がっていますが、気にするレベルでもないでしょう。
磁石もずり下がった形跡はありません。この固定方式を採用することに決定します。
それではひとまず家に帰って…。
パーツクリーナーでラベルを剥がします。別にパーツクリーナー使わなくてもいいのかもしれませんが、使った方がキレイに剥がれる、という説が有力です。
取っ手の部分は軽く力を加えるとペキンと外れました。最悪金ノコを使おうか、と考えていたので、拍子抜けです。
取付部に開いている小さな穴は、もしかしたら雨水抜きになるかもしれません。
マグネットの位置を確認して、瞬間接着剤を塗っていきます。適当に塗ってしまって表裏を間違えてしまっては、磁石同士が反発してしまい、キレイにくっつきません。
で、しっかりとマグの真ん中に磁石が接着されるように慎重に降ろしていきます。磁力でマグにしっかりと押さえつけられるので、あとはくっつくまで放置しておけば、完成です。
それでは感動のビュフォー・アフターです。
前向きにパワーフィルターが付くのはエンジンの取り付け位置の関係で仕方がない事でしたが、走行中に雨が降ってしまうと、フィルターに着いた雨粒を如実に吸い込んでしまい、まさに自殺行為でした。私がカブに乗って出かけるときには、必ずわが愛しのハニーが火打石をカチカチと鳴らしたものでした(嘘)。
何という事でしょう。無骨な大口径フィルターに大変身。これによりあたかもエンジンが大きくなったかのような印象を与えられます。
また、マグネット式のため脱着も容易で、かかる時間はわずか3秒。板橋の粗悪な路面状況を走破したことで、耐久性も保証できます。走行中の脱落も心配なさそうです。
そして何より、政策にかかった費用は何と…
たったの200円。
やりました、匠、成し遂げました!! 依頼人は大喜びです。今夜はお祝いに丸美屋のすき焼きふりかけだ!!
Posted at 2018/11/29 17:56:11 | |
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スーパーカブC50(チャーリー号) | 日記