本日(と言っても日付が変わってしまいましたが…)はチャーリー号にガスを入れてエンジンがけのテストをしました。ただ、ここで問題が一つ。
ウチにはガソリン携行缶がありません。ちょっと前まではその辺のプラ容器にガソリン入れて持って帰ることもできましたが、今ではそうもいかない。ちょうど鉄製のイカしたジェリカンがふたつ、玄関に置いてあるのですが、こちらはダルマストーブの灯油を入れるためのもので、実際に去年の冬の残りの灯油が結構入ってたりします。なんとなくオッカナイ。
そこで、どーするかって、実はハイマー号、チャーリー号の他に、もう一台我が家にはガソリンエンジン付きの乗り物が眠っているのです。それは、オヤジのSR400です。
このSR、これまたオッカナイことに、平成27年の7月に自賠責が切れております。車検が切れたのはもうちょい前か。今ではバイク置き場でホコリを積もらせております。カワイソーです。オヤジの口癖は「誰かSRの車検通してくれねえかなー」です。手前ェでやれっつーの!!
本日は、このSRをガソリン携行缶として使います。
タンクの中にガスが残っているという事で、エッチラオッチラとSRを駐車場に運搬。試しにエンジンをかけてみます。ガソリンが腐っていたらシャレにならん。たとえ「シャレでーす」といったところで、やっぱりシャレにならん。
いざ、エンジンをかけようとした時に問題が発生しました。なんと、オヤジ曰く
「何者かによってキーシリンダーがいじられておる」そうです。さすが板橋。マンションのバイク置き場は専用のカギがないと入れず、また、そこに停まっているバイクも5台ほど。犯人を捜すならばそこに停めている本人もしくはその家のヤンチャ坊主以外ありえませんが、そんなに絞り込まれた中でもなお、バイクを盗もうとするなんて、見上げたほどに想像力が欠乏しております。柴田恭兵なら「アタマ悪いんじゃないの?」と切り捨てるところです。
マテヨ、いくら板橋が日本のホンジュラスと呼ばれているからと言え(呼ばれているのか?)、こんなポンコツのSRをわざわざ盗む奴なんているのか? それよりも隣のハレーに手を出すべきなんじゃないか? そう思って、オヤジの手元を見ると…。
――あの、ソレってハイマー号のイグニッションキーですよね?
(しかも自分で勝手に作りに行った合鍵…)
まさか自分の愛車のキーを間違えておるとは…。もしかしてこのオッサン、ボケてきとるのか? 来年の誕生日にはアテンド買ってあげよう。
キックすること7回。ようやく単気筒エンジンがブルルルーンとうなりを上げました。っていうか、よっぽど久しぶりだったのか、オヤジは
「アレッ、デコンプがねえぞ…あ、こっち側だったか」などとほざいております。やっぱりヤバいぞ。
さて、ようやく本題であるチャーリー号のエンジン掛けです。タンク側の燃料コックを開放し、キーを捻り、ペダルをキック。
――ウンともスンとも言いません。何故だ? そーか、きっとまだガスがキャブに行っておらず、またうまく気化しとらんのだな。そーに違いない。
…15回ほどキックしたけど全く動く兆しなし。
嘘だろう? カブのエンジンが壊れるなんてことがあり得るのか? 洪水で多くの車が水没した中、カブだけは普通にエンジンがかかった、などという神話も聞くぞ。しかもそれには続きがあって、後日オイル交換をするためにドレンを開けたら、「水」が出てきた、という。
かように頑丈なエンジンが、というよりもオーパーツが、どうして壊れることがあろうか、いや、無い。という古文の授業で習った反語的用法でパニクッておると、車体左側、キャブのチョイ手前にもう一つコックを発見。こいつが締まっておりました。
で、コイツを開放してキックすると
ブルルルーン、ドッドッドドドッドドッドドドッド…ドッドド…ドドン…。
いま、エンジン掛かったよね? 一瞬だけど、掛かったよね!?
つーことは、機関自体は問題なく、あとはキャブの調整だけ。
キャブの調整だけ…。
キャブの調整って、
まあ、この辺は後日お勉強するとして、エンジンがかかる事が判っただけでもめっけもんです。
念のためにプラグを交換して置きましょう。ええと、プラグレンチプラグレンチっと。
――やべえ、プラグレンチ、ハイマー号の中だ。
ハイマー号は今、電車で1時間ほどのところに入院中です。遠い。あまりにも遠すぎる。ならばプラグレンチを買いに行こう。なんだか最近やたらと行く頻度の多くなったホームセンターにテクテクと向かいます。
――高い、高すぎる!!
風が語りかけたわけじゃないけど、つい埼玉銘菓十万石饅頭のCM(判る人いるかな? 「テレ玉は、地デジ、3チャーン」です)みたいな声を出してしまいました。それにしても高い。プラグ用のソケットが1,500円もします。モー、KFCだかKTCだか知らんけど、私が求めとるのは、そんな立派なものじゃないんです。プラグレンチなんて、さびれた道具屋に行けば、大抵は100円で売ってます。一度などは、店のオヤジに値段を聞いたら「ン? ああ、面倒だから持って行っていいよ」とタダでくれたこともあります。
それが1,500円だァ!? 冗談じゃないぜ!!
つーことで、プラグはどーにかこーにかすることに。
まあ、エンジンがかかる事が判ったので、これは大きな一歩です。人類にとっては小さな一歩かもしれませんが。
あとは、バッテリーの交換(安く済めばいいけど)と電装パーツの配線の見直しです。チャーリー号が路上に出る日も近いか?
Posted at 2018/11/04 02:15:04 | |
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スーパーカブC50(チャーリー号) | 日記