お久しぶりです。
というのも、ちょっとしたゴタゴタがありまして、つまり、その…。
ええと、先月の中ごろでしょうか。小生
エッチなサイトを観ておったのです。そしたら何と、見事ウィルスにやられまして、私のパソコンの中の可愛い
エッチな画像たちや、ついでにハイマー号のカッチョいい写真、そしてDIYの記録写真などのJPEGデータが暗号化されてしまいまして、失意のズンドコにいた訳です。
まあ、原因に関しては「信じるか信じないかはあなた次第」ですが、要するに画像データがすべてフイになってしもうたわけですな。
そういうワケでずっと更新できなかったのですが…。
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さて先日、回転高めでクラッチを繋いだらホイールスピンをする位に調子の良かったハイマー号で街を流しておりました。で、ウムウム、今日はほんとにいい感じだぞい、などと思いながら帰路につきました。そして近所のK小学校前。横断歩道を30人ほどの児童が渡っていましたので手前で停止しました。何やら担任の先生に連れられて、社会科活動的な何かをしていた帰りらしいのです。
今までにないくらいに安定したアイドリングで自信満々に停止していると(なんだか物凄くハードルの低い自信だな)、一人の児童が誉れ高き我がハイマー号を指さして叫びました。
「オレあの車知ってるー!!」
おお、なんという事だ。さてはエンスーの新芽!! ワカモノの「クルマ離れ」が嘆かれる今日この頃では、なかなかに出会い得ぬ特別天然記念物。君のような若人に出会えて、ワシは今モーレツに感動しているぞ!!
――などと感涙にむせんでいると、彼はさらにこう続けました。
「あのね、あの車この前
学校の前で壊れてた!!」
思い出す、去年の2月…。あれは一本の電話から始まりました。それは、ハイマー号の納車の為の輸送を手掛けた運輸会社からの物でした。
なんでも、トラックに積み込む際にエンジンがかからなかった、という。何とか1時間以上かけて積み込んだのだが、積み下ろしの際には立ち会ってほしい、との事でした。
翌日、運送会社からまた電話。曰く、近くまで来たが自宅までの道が細いのでトラックが入れない、道路が広い付近のK小学校前まで来てくれ、との事。私は文庫本を片手にそこへ向かいました。
10分ほど経ったころ、トラックがこちらへやってきました。私はトラックのもとへ。
「あら、アンタが引き取り人? 意外と若いねェ」
と、トラックの運ちゃん。
「じゃぁ、降ろすね」
運ちゃん、荷台のR-2に乗り込みイグニッションをひねる。――と…
セルモーターの弱々しい音が響く。漂うは燻るオイルのニオイ。時刻は4時半、小学校前。当然下校中の児童がいるわけで、
「何であの車トラックに乗っかってるの?」
「壊れたの?」
「うわー、臭ぇ!!」
「バクハツするぞ、逃げろ!!」
と言った勝手な解釈。
結局私は押して自宅まで運んだわけですが、当時K小学校前で散々ハイマー号を馬鹿にしたガキ…じゃなかった、児童がそれを覚えていたようで、さらに彼らの素晴らしき口承メディアによって、わがハイマー号は『伝説のポンコツ』の名をほしいままにしておったようです。
ち、違うんだ、少年よ。あれはアタシが悪いんじゃない、クルマ屋さんがクルマ壊しちゃったのよ。
総勢30人余りの児童に指さして笑われる男。うう、このままじゃオムコに行けないワ。私はハンドルに顔を伏せてヨヨヨと泣き崩れました。
コンチクショウ!! ハイマー号だってなあ、ワイパーとマフラーの穴さえ治せば立派に走るんだよ!! などと威張ってみたところで始まらぬ。走る犯罪ハイマー号は今日も行く。アタシってツミなヒト。
Posted at 2017/03/11 01:30:00 | |
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R-2(ハイマー号) | 日記