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半振暮銀のブログ一覧

2018年12月07日 イイね!

さらば変態サドルよ

 変態サドル。それはスポーツ用に自転車に装着される、クッション性皆無の細身サドルである。その乗り心地たるや、三角木馬をも凌ぐといわれており、段差を乗り越える際は腰を浮かさねば直腸診のごとき衝撃が走る。
 
――というのが段々にアホらしく思えてきたので、このサドルを交換しちまいましょう。だいたい、私の好みからしても細身すぎるんです。座面の高さは魅力的だったけど。

 で、届いたのがこちら。






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――なんだか似たような変態度ですが、こちらはスプリングのついた「ハンモックサドル」と呼ばれるもの。「実用車」によく使われていたタイプで、サスのついていない車体が受ける衝撃を、このサドルが一手に引き受け、搭乗者のオケツを守る、という優れもの。
 コレはそのハンモックサドルを廉価で復刻したもので、座面は革ではなく、厚紙を樹脂で固めたような素材。一応雨の日も大丈夫らしいのですが、眉唾物です。

 で、コイツを取り付けるのですが、まあ、さしたる作業もなかったので、いきなりビュフォー・アフターです。


~ビュフォー~

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 確かに座面が低くてシルエット的にはまとまっていたものの、その痩身ゆえにサスペンションで吸収しきれなかった衝撃がモロに肛門部に炸裂します。ハッキリ言って、わずかにサドルを低くするためだけにこれほどの犠牲を払う必要があるのか、かなり疑問でした。





~アフター~

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 何という事でしょう。座面が多少高くなったものの、軟弱だった車体後部にサスペンションが加わることで、よりインパクトある外見となりました。

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 上から見ても、「きっとそういうバイクなのだろう」と思えるほど自然なサイズ感。



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 これだけの面積があれば、サドルの衝撃でケツが二つに割れる、という事もありません。


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 因みにここの部分は、タンクの根元と共締めにしております。こうすることでサドルが安定し、また外見上の一体感が増します。


 …というのは後付けの理由で、限界までサドルを下げるとタンクに干渉してしまったため、無理やりこうして取り付けるしかなかったのです。ま、結果オーライですね。



 このサドルに交換してから近所を1周してみたのですが、乗り心地が抜群に良くなりました。いつもはいちいち腰を浮かしていた道路の穴ぼこも、試しに座ったまま通過してみたら、さしたる衝撃を感じませんでした。モーレツに感動しています。


 次回、かなり大掛かり(私にとって)なカスタムを施します。

2018年12月05日 イイね!

モーターサイクルグラス・ダイアリーズ

 以前の記事で、モーターサイクルグラスを手に入れたことを書きました。
 コレの事です。

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 先日コイツに度入りのカラーレンズを入れてもらいました。
 で、こうなった。



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 画像じゃわかりずらいですが、レイバンカラーの濃いグリーンのレンズを入れてもらいました。ガラス面が大きく、またサイドの風防があるため、冬の寒い時には重宝します。…と思います。


 で、さらにもう一つ。実は5、6年前まで使っていた眼鏡があります。


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 ジョン・レノンモデルの丸眼鏡です。よーくみると若干横に長い楕円で、鼻あての部分もパット式ではなく針金曲げただけ、って感じで結構気に入ってました。調べてみると、結構希少な廃版モデルだそうです。
 で、コレのために当時作ったモノがありまして…。




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 サングラスのアタッチメントです。池袋の東通りにある激安眼鏡屋さんで、100円で仕入れたサングラスをベースに作りました。因みにそのお店は、数年前からちょくちょくテレビの街歩き番組で紹介されるようになってしまい、アマノジャクな私はそれ以降あまり行ってません。
 まだあの店にはエンドレスで小田和正の歌が流れているのかしら。そういえば、どういう訳かオールディースのオムニバスCDが38円で売っていて、そいつを一通り買いあさった思い出もあります。

 ハナシがどうでもいい方向に行ってしまったので修正。
 このままでもいいのですが、最近「紅の豚」がテレビで放映されてしまいまして、私のヘルメットが似非革張りであるのも相まって、近所の口の減らぬガキ…お子様方から「ポルコ・ロッソ」呼ばわりされる可能性が非常に高まってしまいました。それにしてもあの加藤登紀子サンの歌が泣かせますよね。うぅ、思い出したらまた涙が…。



 って、ハナシが全く進まないな。
 ええ、つまり、丸目のサングラスは非常に危険ってことです。なので、オークションで一目ぼれしてこんなものを買ってしまいました。

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 グリーン・レンズのクリップオン。コレは40年代のアメリカ製。フチの部分には丁寧に彫金が施されています。ホントはジョン・レノンモデルの純正アタッチメントでもよかったのですが、なんだかかなり高いのです。もっと安かったイメージが…。



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 ということで、バイク用のグラスがさらに追加されました。

 ただ、この前書いたように、サングラスをしていることを忘れる、という大失態をまたやってしまいました。その時はジョン・レノンの方をしていたからまだよかったのですが、風防付きの方でやらかしたら…変態ですよね。これからは気を付けます。
 
2018年12月03日 イイね!

カブのクラッチ調整

 キャブレーターの調整はほぼ完ぺきになりました。少なくとも制限速度内で、あるいは交通の流れを妨げないような速度で走る分には、何ら問題のないまでになっています。また、チョークを引かなくとも、キック一発でエンジンがかかる、というハイマー号でも成し得なかった偉業に成功しました。
 


 それなのに何故…



何故容姿端麗なるご婦人方から
「抱いて♡」と言い寄られる事が
一切無いのだ!?




 あの噂が正しいとすれば、キャブの調整ができる漢=「抱いて♡」であるはずです。
 だのに何故、ご婦人方は私に見向きもしないのか…。


 このような難解な命題を吟味するうちに、ある思い付きから私は思わず膝を打ちました。


――クラッチの調整がまだできていなかった。



 そうです。いくらエンジンが一発でかかり、パワーを最大限に活かせ、特にサードからの伸びもいい、といったところで、シフトチェンジにまごつきがあったのではとてもスマートな走りとは言えません。生憎ながら我がチャーリー号もまた、ギアの入りが悪く、加速を要する場面で遠心クラッチが切れずにエンジンブレーキがかかる、といった場面が幾度かありました。
 これを治さぬことには、あの桃源郷へはたどり着けぬ。その門番であるご婦人方はそれをちゃんと知っていたのです。


 私は現代におけるネット世界の上級神「グーグル」に問いかけました。

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 神よ、我が愛馬チャーリー号の重き患いを治すには、如何にすべきか…?





 するとグーグルは知性溢れる言葉を私に授けました。

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https://sky.ap.teacup.com/nobuzii02/463.htmlを熟読すべし」

  おお、このような手順で我が愛馬の不治の病が消え去るというのか!!


――と、嘘の前置きが長くなってしまったので(嘘なのかよ…)、とにかく実践です。


まず、車体右側の丸いヤツの中心にある、このロックナットを緩めます。

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 あくまで緩めるだけで、外す必要はありません。

 次に、真ん中のネジをマイナスドライバーで回すのですが、これに少々ややこしい手順があります。私の「ひみつの作せん手ちょう」には、次の如く書いてあります。

  1.時計回りに1回転
  2.反時計回りに硬くなるまで回転
  3.そこから1/8回転戻す。

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 この時にポイントとなるのは、『硬くなるまで』とは、決して動かなくなるまで締めこむことではない、という事です。ドライバーを回す手に、ちょっと抵抗が出てきたかな、といったところで戻します。また、ここでは1/8と書きましたが、これはサービスマニュアルに書かれた数値ですので、個人の好みで調整してください。

 そして最後に、マイナスドライバーでネジが動かないように抑えつつ、ロックナットを締めこみます。

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 これにて調整完了です。たったこれだけで? を私も最初は半信半疑だったのですが、確かにこれだけでギアの入りが格段に良くなりました。

 これで、蜜とミルクの川が流れる酒池肉林の桃源郷への扉が開かれました。少なくともあの噂(どの噂?)が本当だとすれば、私はそこにたどり着けるはずです。


 だけどおかしいな。私に話しかけてきたのは正体不明のミョーなオジイサンだけでした。「アンタまたヘンなの乗ってるね。ソレ、何なの?」って。




2018年12月01日 イイね!

グローブを柔らかくする

 先日、500円台でカラシ色の革グローブを手に入れましたが、今回はそれのお手入れをします。
 我が家には革靴がやたら多いので、靴の手入れの道具用にズタ袋を一つ用意しています。この中には皮革製品のメンテナンス道具を放り込んであるのですが、こんなものが出てきました。




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 ローリングスのグラブカラーオイルです。カタカナで『ムショク』と書かれるとなんだか悲しい感じがしますが、要するにクリーム自体の色が『無色』なのです。決してニートしてるわけじゃないのです。
 このクリームは野球のグローブの手入れ用のものなのですが、私が少年野球に入っていたのは10年も前の事。10年モノのクリームです。
 そういえば、私が使っていた焦げ茶色のグローブは何処行ったのでしょうか。スポーツ店で売っているグローブはみんな、黒や黄色といったモノばかりで、それがどうにも安っぽく見えて気に入りませんでした。何処に行っても焦げ茶色のグローブは見つからず、確かクリスマスに奮発して、オーダーメイドのお店で作ってもらったのです。あれはとってもカッチョ良かったのに…。

 で、グローブはなくなってしまいましたが、どういう訳かクリームは残っていた。10年ぶりにこの缶を開けてみると…。



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 なんだか非常にヤバそうな色合いです。クリームも一部茶色く変色しており、これを塗ったら余計に汚れてしまいそうです。

 思い出を再度閉じ込めて缶をしまい込み、おなじみのミンクオイルを取り出します。

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 これは500円くらいで購入できますが、驚くほどの効果を発揮します。かなり硬くなってしまった革も、コイツをすり込めば、あの頃の柔軟性を取り戻します。また、なめし皮にはツヤが出て、使い込むうちにかなりアジのある仕上がりとなります。

 このミンクオイルをウェスで塗っていたのですが、途中で面倒になり、グローブを着けてハンドクリームを塗る要領で、指先でクリームをとり、掌、甲、各指の表面、股に容赦なく刷り込みます。で、作業を続けること5分。


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 画像じゃ全く分かりませんが、まるで高級なグローブであるかのような柔らかさが実現しました。また、いい具合にバックスキンの毛羽立ちが潰れ、使い込まれた感じになっています。これでもう少し汚れてくると、なかなかにヴィンテージ感が出てくることでしょう。
 牛床ですから、耐久性も折り紙付き。それでいて柔らかな使い心地。これは全国のバイカー野郎におすすめです。そういえば、100均で本革製の犬の首輪が売ってました。あれを塗装して、グローブの裾に切り込みを入れてループにして、そこに通したらさらにフィットするようになるのかな。また余裕のある時にやってみよう。


プロフィール

「カブのエンジン分解Pt.1【故障かな? と思ったら】 http://cvw.jp/b/2652204/48715345/
何シテル?   10/17 00:53
 スバルR-2(ハイマー号)が退院し、ビンビン走る様になりました。コイツが入院中に浮気した妙なカブ(チャーリー号)も、概ね元気です。いつかこの2台でイベントに出...
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