前回の最後、「新たな計画が始まる」的なことを書きました。これはハイマー号史上最もダイナミックなものとなります。
まあ、勿体ぶらずに言ってしまいましょう。その計画とは、わがハイマー号をスポーティな(似非)チューンドカーに変身させてしまおう、というものです。そしてこの計画の名称とは…
スバルR-2 360SS 計画
因みに、「360SS」の部分はイタリア風に「とりちぇんとせさんたえっせえっせ」と読みます。それでは御唱和ください。とりちぇんとせさんたえっせえっせ。アホみたいでしょ。
それでは計画の中身に入っていきましょう。今全容を書いてしまったら面白くないので、施工箇所ごとに記事を分けて紹介していきます。
この計画の目的は、なんといってもスポーティな外見を得る事。では、如何にしてそういった演出を成すべきか。そこで議論はこの計画の名前の由来に帰納するワケです。そう、アバルト695SSの存在です。
そーです。クルマにデーハーでハイセンスなペイントを施せば、嫌でもスポーティになってしまうのです。こんな簡単な話はない。
でも、カッティングシート貼るのって大変なんですよね。
まず左右対称にカットするのが難しい。
次に、貼り付ける際に、気泡が入らないようにするのが至難の業。
左右の位置出しも難問。
曲面に使うドライヤーの電源がない。
「いや~ぁ、困ったァ」
などと御前様になっておるバヤイではない。ここはやっぱり、神に祈るか?
いや、しかし最近祈ってばかりでマンネリ化してるんだよなあ。
うーむ…困ったァ。
かーみーさーまー!!
「汝が道に迷いたるときに、常に標となるべきものがあろう。その物を用いよ…」
おおッ!! 神様、イメチェンなさったのですね!! それでも相変わらず何言ってるかよく判らないです。
まあ、よーするに、マグネットシートで代用したら、貼って剥がせるからチョベリグ…的なインスピレーションは授かりました。
早速購入!!
うおおお、バームクーヘンか!?
赤いッ、赤すぎるッ!!
――とひと通りテンションが上がった後で、実際に車に当てがってシミュレートしてみます。
第1案:真ん中ストライプ。
うーん、とってつけた感が否めないな。
第2案:サーキットの狼風に。
でも、よく考えたらリアのインテークのスリットが大変なので却下。
第3案:足元にアクセント
おお、これはいいぞ!! ただ一つ問題があるとすれば、ドアのラインでどう分けるか、です。
第4案:サイドの高い位置に
やっぱこれですかね。
つーことで、早速切って貼ってみることに。なんたってこのマグネットシートは10メートルもありますから、無駄遣いがいっぱいできるのです。
とりあえずこんな感じ。フロントの処理は丸く、リアは鋭角にとがらせてフェードアウトさせました。全体的に垂直方向に車体が丸みを帯びているのですが、これ以上ストライプを長くすると、水平方向にもアールが付き始めるため、マグネットが浮いてしまいます。
これで大分スポーティになったかな。
――しかし、このストライプが後に、思わぬ悲劇を呼ぶことに…。
それはまた、別のお話。
次回、本格的にえっせえっせです。
Posted at 2019/07/22 10:00:04 | |
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R-2(ハイマー号) | 日記