ベレットするなよヒルマンからァ、とくらぁ。
いやー、最近は日照りで駐車場にいるとアリエンくらいに日焼けしてしまいます。まるでヒジョーシキにもこのご時世に、湘南辺りまで遊びに行ったかのような焼け具合。
もう少し焼けたら、二人だけの遠い世界にランナウェイしちゃう人たちの仲間入りが出来そうです。
マフラーを変えたい、でも音は変えたくない。
そんなワガママが実現可能なのでしょうか。
ハッキリ言って確証はありませんが、きっと同じカブのシリーズなら、マフラーだってポン付けできるし、音も同じ筈。
だって、おんなじフレーム使って、同じエンジン乗っけてるんだもん。ちょこっと外装弄ったくらいで、きっと中身は同じバイクだよ。
…でもそれだけで、値段結構変わるんですよね。
ホラ、HONDAのホームページ観ると、フツーのカブとクロスカブって6万円も違うんですよ。
6万円と言ったら、ヤフオクで中古のカブが1台買えちゃう値段です。っていうか、チャーリー号は確か25,000円で買ってるんで、2倍以上の値段差。
そーいえば、去年の10月、私がひょんなことから緊急入院した時の病院代も6万円でした。
ってゆーかさー、カブって結構するのね。チャーリー号10台買えちゃうじゃん。
——とかゆーヒガミは置いといて、ぱっと見カブとクロスカブの違いは、タイヤの大きさ、フロントフォーク周り一色、レッグシールド、そしてマフラーくらいなので、パーツを融通しても何かが干渉するというようなことはないように思えます。
なので…
買っちまったよ、オイ!!
後先考えずにヤフオクで落札。結構安く手に入りました。
実はこのマフラー、結構前に手に入れてはいたのですが、なかなか作業時間が取れずに、ハイマー号の後部座席に放り込んで眠らせていました。
時間が取れる今、コイツを引っ張り出さぬ手はない!!
このヒートガードがなんとも武骨でカッチョイイじゃありませんか。
これがある事で、車体後部の迫力が増します。
で、マフラー交換なんて、ナット3か所外してマフラー引っこ抜いて、で、付け替えりゃ完成なんで、ちょろい作業です。
もういちいち写真なんて撮りませんよ。それでは感動のビュフォー・アフターをば…。
ガツン
レレッ、何故かハマらないぞ。
もう一度嵌めなおして…。
ガツン
ま、まさか、そんなはずは…!!
ガツン!!
・・・。
あー、たいへんだあ!
うーんとうーんと…。
そうだ!
みてないみてない、しらないしらない。
・・・。
かーみーさーまーっ!!!!
「子羊よ…汝の持てるすべての力を用い、その穴を広げるのだ」
つーことで、タイトル回収です。
多分ですが、同じ年式のカブとクロスカブであれば、パーツの互換性はあるのかもしれません。ですが、ウチのチャーリー号は恐らく30年以上も前の型。きっと30年の月日に、プラットフォームも徐々に改変されていき、微妙な取付位置のずれが生じたのでしょう。
さて、金鋸の登場です。しかし、結構がっちりと作られているこのステー。タダの鉄ではなさそうです。なにか、炭素的なものが含まれちゃったりしてる、鋼鉄的な物質の様な気も…。
ええい、ままよ!! 案ずるより産むがやすしじゃい、いっちょ切ったろうやないき!!
どわーっ、金鋸が一撃でやられたーッ!!
やっぱり、激安の金鋸のオマケでついてきた刃はかなり弱いようです。
刃を交換して再度。
うおおおおおおおお!!
怒りの金鋸で切り続ける事十分。
——全っっっ然切れねえ!!
いや、コレ本当にカッタイんですよ。で、手を変え品を変え、CRCを吹きながら2時間くらい金鋸と金属ヤスリで削り続けました。
気分はまるで脱獄犯です。少しずつ少しずつ、穴は広がっていきます。
で、こーなりました。
スイングアームの根元がステーに干渉するため、大部分を切除。
途中、暑さと疲労で錯乱状態に陥って、ステーを丸ごとぶった切ろうとしてしまいました。いやはや、限界を超えると何をしでかすか判らん。
つ、着いたぞ!!
エイドリアーン!!
それでは、感動のビュフォー・アフターです!!
~ビュフォー~
確かに色々とまとまっては来たのですが、やっぱりリアの貧弱さが目立ちます。
それもそのはず、リアフェンダー及び荷台は、ママチャリのモノをそのまま流用しているからです。
~アフター~
何という事でしょう、グリル上のヒータガードが付き、さらに長さが延長されたことで、見た目のインパクトが大幅に力強くなりました。
ケツから見た時の迫力だってかなりのもの。これでも一応、「純正マフラー」ですからね。
あ、そーだ、もう一つの命題について確認しなきゃ。
たしか、「音は変えたくない」でしたね。
エンジンをかけるためにキックすると、ペダルがマフラーに当たってしまいますが、まあ、気にしない事にします。
よし、エンジン掛かったぞ。
ディキディーン!!
ディンディキディキディキ!!
あれれ、こんな音だったっけ?
少なくとも新聞屋さんはこんな音で走ってません。何というか破裂音が混じったというか、まるでハーレーのアイドル時のような音がします。しかも音量もやや上がって…。
カブってもっとこう「ドリュリュリュリュ…」みたいな音じゃないですか。
コレッてもしかして…。
排気漏れ!?
あああぁっ!!
なんか、明らかな隙間があるような…。
なにもみてないもん。
——次回、「偽装編」
悪い事は、してません。…たぶん。