
有給消化が残っていたので、平日に休みを入れ、以前からやろうと思ってた「小江戸川越七福神めぐり」へ🚙💨

無料観光駐車場🅿️に駐め、ここからは自転車🚴♀️

川越には室町時代から七福神を祀る寺院が多く、天海大僧正によって七福神の位置づけがなされ、江戸時代初期に七福神めぐり参詣が庶民に流行したと云う🤔

全行程約6kmで7箇寺をめぐる💦
各寺では七福神に秋の七草が宛てがわれ、育てられているらしいが、今回は季節が合わない😅
【第一番】 毘沙門天 妙善寺(女郎花)
【第二番】 寿老人 天然寺 (桔梗)
【第三番】 大黒天 喜多院 (萩)
【第四番】 恵比寿天 成田山川越別院 (撫子)
【第五番】 福禄寿 蓮馨寺 (尾花)
【第六番】 布袋 見立寺 (葛)
【第七番】 弁財天 妙昌寺 (藤袴)

第一番は毘沙門天を祀る妙善寺へ🚴♀️💨
毘沙門天は、仏教における天部の仏神で、持国天・増長天・広目天と共に四天王の一尊に数えられる武神で、日本では四天王の一尊としては「多聞天」、独尊としては「毘沙門天」と呼ぶのが通例だ🤔

川越さつまいも地蔵尊😳
川越と言えばさつまいも🍠だが、琉球にさつまいも🍠が中国より伝来してから390周年、関東地方に青木昆陽が導入してから260周年という1995年に建立された地蔵尊の両の手にはさつまいも🍠が抱かれている😳

道人山三心院妙善寺は1624年、仙波中院28世尊能法印が父母の追福の為に開山された寺院で、父の法名「道仙三心」の「仙」の字を割って道人山と号し、母の法名「妙善大姉」より寺の名が起こったと云われる☺️

不動明王を本尊とし、脇には阿弥陀如来、観世音菩薩、毘沙門天が安置されているが、よく見えなかった😅

第二番は、寿老人を祀る天然寺へ🚴♀️💦

自然山大日院天然寺は、慈覚大師草創の地と伝えられるが、1554年9月に開山栄海上人によって創建された🤔

手水鉢は花で飾られている☺️

御本尊は大日如来(金剛界)🙏

七福神は寿老人を祀る🙏
寿老人は道教の神仙で酒🍶を好む頭の長い長寿の神で、七福神の他の神様は、商売繁盛や五穀豊穣など、何かしらお金に関わる面のご利益に対し、寿老人の主なご利益は「長寿」と七福神の中では少し異質な存在で福禄寿と混同されることもあり、七福神から外されることもあると云う😳
代わりにインドの美の女神である吉祥天や、大酒飲みの猿の姿をした霊獣である猩猩が入ることもあると云う😓

なんでも願いを叶えてくれるという願掛観音🙏

第三番は、大黒天を祀る川越大師喜多院へ🚴♀️💨

喜多院と言えば天海大僧正🙏

多宝塔☺️

以前に何度も来ているので、喜多院の詳細は割愛😁
2020年9月27日の【川越城&仙波東照宮&喜多院】城&寺社仏閣めぐりのブログを参照

剣🗡️に絡まる2匹の龍🐉がカッコいい手水舎😳

七福神は大黒天を祀る☺️

大黒天はヒンドゥー教🛕の「創造と破壊の神」シヴァ神の化身マハーカーラ(摩訶迦羅)がインド密教に取り入れられ、「マハー」(偉大なる)、「カーラ」(暗黒)から「偉大なる暗黒神」すなわち「大黒天」😳

世界を破壊するときに現れる青黒い身体に憤怒相をした護法善神だ😳
大黒様のイメージとかけ離れているが、マハーカーラの3つの性格のうち、財福を強調して祀られたものが、中国から日本に伝えられたからだと云う🤔

第四番は、恵比寿天を祀る成田山川越別院本行院へ🚴♀️💨

成田山川越別院本行院は別名「川越不動」とも呼ばれている☺️

これは珍しい😳
手水舎の吐水口が鷲🦅になってる😳
なんか後付け感がハンパないが…😅

成田山川越別院本行院の創建は、1853年に石川照温が廃寺になっていた久保町本行院を復興したのが、始まりとされる🤔
農家に生まれた石川照温は30歳の頃に失明し、自ら命を絶とうとしたところ、光を失った眼前に不動明王が現れたのをキッカケに仏道に目覚め、いつしか目が見える様になったと云う🤔

七福神は恵比寿天を祀る☺️

恵比寿天は、七福神の中で、唯一の日本古来の福の神で、伊邪那岐・伊邪那美の子である蛭子命か、もしくは大国主命の子である事代主神や少彦名神、彦火火出見尊とすることもある🤔
古くから漁業の神であり、商いの神ともされた🤔

第五番は福禄寿を祀る蓮馨寺へ🚴♀️💨

孤峰山宝池院蓮馨寺😊

吐水口の龍🐲が良い味出してる😆
今までに見た龍🐲の吐水口の中で一番カワイイかも🥰

河越夜戦後の1549年、武蔵国川越城主大道寺政繁が亡き母の蓮馨尼のために開基し、開山は大道寺政繁の甥にあたる感誉存貞上人と伝わる🤔

七福神は福禄寿を祀る☺️
道教で理想とされる「福」「禄」「寿」つまり「幸運と子孫に恵まれること」「金銭に恵まれること」「長生きすること」の三徳を授ける招徳人望、俸禄増加の神だ🤔

第六番は布袋尊を祀る寿昌山了心院見立寺へ🚴♀️💨

1558年、前述の蓮馨寺と同様に後北条氏の大道寺政繁による開基で、1590年の豊臣秀吉の禁制書には「武州川越蓮馨寺同門前 見立寺」と記されていることから、もともとは蓮馨寺門前にあり、延宝年中(1673〜1681年)にこの地に移されたと考えられている🤔

見立寺本堂☺️

七福神は布袋尊を祀る☺️
布袋尊は、800年代ごろの中国に実在した禅僧・契此がモデルとなった珍しい神様で、この僧侶は施しを受けるために普段から大きな袋を持ち歩いていたことが「布袋」の名に由来する🤔

第七番は弁財天を祀る法眞山妙昌寺へ🚴♀️💨

妙昌寺は南北朝時代、1375年に池上本門寺第四世 大鷲妙泉阿闍梨日山聖人により開創され、法眞院日意聖人によって開山された由緒ある寺だ🤔

妙昌寺本堂☺️

生垣をくり抜いた七福神の案内版😳

花手水💐がキレイだ☺️

弁天堂の弁財天は「經ヶ嶋 辨財天」と呼ばれ、遠く650年遡る室町時代、時の地頭が度々起る川の氾濫を鎮める為に、法華経を小石に書写し塚を築き、水神として名高い辨財天を祀り守護神としたのが始まりと伝わる🤔かの太田道灌も經ヶ嶋辨財天が川越城🏯の裏鬼門にあたることから、度々参拝に訪れたと云う😳

※妙昌寺HPより借用
弁天堂に祀られる辨財天は一面八臂、頭に宇賀神を冠した宇賀辨財天で、8本の手には剣・弓・矢・矛・斧・長杵・鉄輪・羂索の武具を持ち、十五童子を使者として従えている😳
十五童子は初めて知ったが、それぞれに役割があるらしい🤔
印鑰童子:悟りと解脱の伝導神
官帯童子:法の守護神
筆硯童子:学問成就の神
金財童子:金銀財法・商売繁盛の神
稲籾童子:五穀豊穣の神
計升童子:秤で真価を計る経理の神
飯櫃童子:食物授与の神
衣装童子:衣装を捧げる着衣の神
蚕養童子:繭器を捧げる衣類の神
酒泉童子:酒の神
愛敬童子:敬愛・恋愛成就の神
生命童子: 福寿・長寿の神
従者童子:牽引力を持つ経営の神
牛馬童子:動物愛護の神
船車童子:船車を持つ交通安全の神
ここで、拝むだけで七福神以上の御利益がありそうだ😅

水琴窟☺️
2016年、小江戸川越七福神霊場会発足30周年を記念して、全寺院に水琴窟を設置したと云う🤔
水琴窟は、川越と深い所縁のある江戸時代初期の茶人、小堀遠州が考えた排水装置「洞水門」から発祥したと云われ、甕の底に溜まった水面に水滴が落ちると、甕の空洞に反響する音色が琴に似ていることから「水琴窟」と呼ばれるようになったと云う🤔
全行程6kmの七福神サイクリング🚴♀️疲れました💦
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2025/04/24 08:37:52