ワイヤー式オートクルーズの取り付け
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
LC-210ワイヤークルーズを購入。
定価が高かったので、ヤフオクを探しました。同じエンジンのステップワゴンのユーザが出展していたのでこれをゲット。落札後、メッセージなどでアドバイスを求めたら親切に教えてくれました。
2
これら部品を取説にそって忠実に取り付け・・・。とすべきなんだけどオリジナルに加工したくなって純正仕様に挑戦しました。
純正化には段取りに時間がかかりますので準備にはコツコツあきらめないで時間をかけた方が良いです。
3
まず、ナビのステアリングリモコンも同時に作業したかったのですが、国産は、オートクルーズがないのでオーデイオとクルーズの純正スイッチ付ステアリングがありません。(海外向けFR-Vはあるのに悔しいね。)しかたなく、同年代のエリシオンのハンドルをヤフオクで探してゲット。
どうせなら、ウッドコンビがいいと思って、リモコン部分がフル装備のものを選びました。
4
純正配置にこだわって、この動作ができるようにスイッチを改造します。
純正にはないメモリ機能が2個(M1.M2)あります。このオートクルーズの機能をついでに割付加工したんだけど、これが後にすばらしい機能だとは思いもしませんでした。
一般道ではM1を60km/h,M2を40km/hに設定しておきます。
高速では、M1を110km/h,M2を80km/hに設定すると快適でした。
ちなみにこの製品、30km/h~180km/hまで幅広く設定可能です。
5
まずアクセルワイヤーのアクチェータを上席側フロントサスの後方に見栄え良くタッピングビスで固定し錆防止しておきました。
6
オートクルーズワイヤーの先端をアクセルワイヤーと並列に設置して先端をワイヤーに共締め。様々なやり方がありますが、私はこれが一番シンプルで安全な方法と思ってます。あくまでも自己責任ですけどね。
配線ケーブルは、運転席ステアリング軸の隙間から室内に入れました。
ここまでできれば後は電気配線だけなので一服。
7
ステアリングスイッチにこだわる為、ここからが非常にめんどくさいことになります。まず、ステアリングを購入する時にステアリングスイッチ+ケーブルも単独てもう一つ同時に購入します。
この時に必ずステアリングリモコンケーブル(白い部分)の形状をステアリング側と同じかステアリングからはずして確認してください。(取付ネジの構造もわかります。)
これで本体側と単体側が同じもの2つとなります。単体側を車両側ハーネスとして使用しますので、適当な長さにカットして自身でハーネスを作成してください。
8
次にこの白いコネクタに合致するスパイラルケーブルも購入します。白のメス側がはまるコネクタの形状を必ず確認してください。エリシオンのスパイラルケーブルとエディックスのスパイラルケーブルを交換する事になります。
9
ステアリングスイッチ部分を分解して添付のように電子工作します。
2つ購入しているのであせらず慎重にダイオードをはずして基板を加工します。抵抗は、外部に付ける事をお勧めします。
10
この写真は説明用に付けます。(実物の加工前です。)左側がステアリング側、右側がスパイラルケーブル側となります。このコネクタの間がスパイラルケーブルになります。
スパイラルケーブル側のコネクタは、先に購入したステアリングスイッチのコネクタを利用してナビのステアリングリモコンとオートクルーズのハーネスを作成します。
ナビのステアリングリモコンは3本で左側ケーブルの下段右からリモート1、リモート2,ナビグランドの3本です。
残りは、説明9に記載したステアリングスイッチの配線です。足りない配線はコネクタに追加しています。
スイッチのイルミもしっかり点灯しますのでナビからもらって配線してください。多芯ケーブルを準備してハーネスを作ると楽です。
11
いきなり完成です。クルーズ装置オプションのLEDユニットを購入すると9の配線が楽に行え、動作チェックもできるのでお勧めです。小さいですが、写真のパワーウインド下にLEDを設置してあります。
①ACC ON→(オレンジ)
②クルーズ本体ON→(グリーン)
③クルーズ動作中→(レッド)
(かなり明るいのでこの位置がお勧めです。)
夜にイルミの点灯も確認しました。
これで、ステアリングから全てリモコンで動作できるようになりました。
有機ELのモニタもベタベタ指紋が残る事がなくなりました。
12
ここから注意事項です。
日本の全自動車メーカをかなり騒がせたエアバックリコール問題に関する事項です。
HONDAをはじめとする各メーカは、エアバックインシュレータを自主的に無償で交換してくれました。私の愛車も既に対策品に交換済みでした。よって、エディックスのインシュレータをエリシオンのエアバックに移植するだけでOKです。自分の愛車のエアバックが交換済みかどうか確認するには、メーカホームぺージから自身の車検証記載の車両Noを入力するだけで確認可能です。
写真は、エアバック交換前のエデイックスのインシュレータで、交換後が、中央の2個の白いコネクタが黄色になっています。コネクタはコンパチブルです。
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こちらが、エリシオンのエアバックインシュレータです。ステアリングを購入してもこのインシュレータは付属しません。この部分に12で記載したエディックスのインシュレータをインストールしてください。写真を良く見るとわかりますが、取付の板金部分の形状が少し異なります。この影響で、エアバックのこの部分をステアリングに戻す時に左右のトルクスネジが入る「板金プレス穴」を少し「長穴」に加工する必要があります。強引に取り付けないよう注意ください。
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追加情報です。
ステアリングスイッチのオートクルーズスイッチ部分の分解写真です。
一番上のスイッチと2番目の間にプリント基板が入っています。
プリント基板の上に一番下のシリコンゴムが装着されます。9の配線図を参考にプリント基板を取り出して基板を加工してください。
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オートクルーズLC-210の操作部のコネクタ配色部分です。(その1)
上から
①黒=GND(マイナス)
②黄色=SET
③茶色=クルーズ ON/OFF
④青=M1.M2メモリ
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オートクルーズLC-210の操作部のコネクタ配色部分です。(その2)
上から
⓹【空】
⑥赤=スタンバイLED(配線なし)
⑦緑=キャンセル
⑧オレンジ=電源(プラス)
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改造したクルーズリモコンスイッチの電子基板の裏面です。9との比較に参考にどうぞ。
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