
先週末、十勝インターナショナルスピードウエイのジュニアコースにて開催された8時間耐久レースに参加してきました。
去年の秋の耐久にもサーキット仲間の奥さんのロードスターで参加しておりまして、終始オープンでの走行。
爽快感と人馬一体の楽しさを存分に味わいました。
…が、今回は真夏。。
人間・クルマともども持久力が心配です。。
しかしまた今年のエントリー車両、その耐久性は世界のお墨付きポルシェ!
みんカラお友達でサーキット仲間のmoncyanさんの愛車、964カレラ2 ティプトロニックです!
普段自分のクルマで走るとき、一緒になって走るライバルでしたが、まさかそれを自分が運転する日が来るとは…
とりあえずまったく乗り方もわからないので、前日に一度コースに乗り込んで数周練習走行。
う~ん、動かし方がわからない。そしてなにより怖い(((;゜Д゜)))
壊したら弁償できないよ~なんて思いながらおそるおそるコースイン。
ウチのと同じリア(ウチのはミッド)エンジンながら動きはやはり異なります。
そして気をつけてはいたものの、やっぱりやっちゃいました…
ウインカーだそうとしてワイパー作動(笑
輸入車に初めて乗ったらお約束ですかね!?
で結局、ハザードスイッチどこだ~、ティプトロのシフトダウンタイミングが掴めない~なんてしてるうちに、グダグダな感じで前日の練習を終え、当日。
今年のチームメンバーは自分のほかに、エントリー車オーナーの
moncyanさん、同じポルシェを駆るYさん、3月以来の再会となるエボファイター
煩悩寺さん、そしてゲストドライバーとして東京からお越しいただきました、アイドラーズゲームシリーズチャンピオンも獲得されている
ブラックバードさんの5名。
テーピングやゼッケン貼付などひとしきり準備を終え、朝9時前メインストレートに整列。
ファーストドライバーのmoncyanさんが乗り込み、いよいよ8時間の長丁場がスタート!
参加車両が一般的な国産車の中で、ひときわ目立って見えるポルシェ。
もちろん速いです。
どんどん他車をオーバーテイクしていきます。
…が、速いには速いなりの理由があります。
皆さんご存じかと思いますが、964カレラには3600ccにも及ぶ大きなエンジンが搭載されています。
そのため燃費は…(;´Д`)
軽量でで小排気量なクルマでエントリーしている他チームより頻回の給油は必須。
というわけで他チームより倍近いペースでピットボードによる指示が飛びます。
給油と同時にドライバーも交代。
いよいよ自分が乗り込む番に。
前日の練習ではおっかなくて自分的には動かすのが精一杯だったポルシェも、リアの設置感を探りながら走っているうちにだんだんと乗り方がわかってきて、楽しくなってきました♪
これはむしろ乗りやすい!
ウチのクルマよりよっぽどコントロールしやすいかも…
アシがいいのかな~!?
ウチも憧れのクアンタムにしたくなっちゃいました(^^ゞ
そうしているうちに自分がピットアウトしてからずっと止まっていた計測器をオン。
どのくらいかな~と見てみたら、あらら58秒7。
次に確認したときには58秒を切りそうに…
しかしタイムがあがってもうれしくありません。。
それはこのレース、1周57秒以内で走ってはいけないという規定があるから。
もしこれを破るとその周回はカウントされません。
燃費とクルマを壊さず完走することが第一のスローライフイベントなので、こんな決まりがあるのです。
というわけでメインストレートではアクセルを抜くこともしばしば(-_-;
ポルシェはやっぱり速いです(苦笑
しかしそんな決まりもある中、ゲストドライバーのブラックバードさんはガンガン
57秒台前半で攻め込みます(汗
ストレートで前3台にブロックされるようなこともありましたが、そんなこともなんのその!
百戦錬磨のブラックバードさんには関係なし。
うま~く処理して効率的に964を走らせ、レース全体のベストをマーク(゜∀゜)
ある周では
57秒3。
ストップウォッチ片手に計測しているピットではあわててペースダウンの合図(^_^;
その後は58~59秒台でコンスタントに周回。
車内の計測器はもちろん止まった状態です。さすがレース慣れしてますね~♪
こんな感じで時間は過ぎていき、残り2時間くらいになったところで衝撃の展開が…
なんと総合でトップを争っているということが判明!!
それまではスローライフイベントです~なんてのほほん(*´∀`)と構えてましたが、これを聞いた途端チームメンバーの目つきが変わりました。
真剣に他チームの周回数やタイムをチェックする者、燃費と残り時間からペースや給油回数を割り出すために電卓を打ち始める者…
どうやらトップ争いをしているのは隣に陣取っているチーム。
お互い作戦の探り合いです(~_~;
給油タイミングの話で談笑しながら相手を騙そうと、全然もちませんよ~などとホラも吹いちゃったぐらいにして(爆
そんな中、残り1時間。最終ドライバーの煩悩寺さんにチェンジ。
ここで以降無給油という大きな賭に出ることに。
計算上ではイケるはず…というわけで5000rpmのレブ縛りを設け、燃費とラップタイムのバランスを考慮した走りに切り替えます。
その緻密な(!?)計算は功を奏し、燃料はなんとかもちそう。
と思った次の周、ガソリンのEmptyランプ点灯を知らせるライトオンの合図!
煩悩寺さんはさぞヒヤヒヤしていたことでしょう。
自分もその前のスティントで空ランプをつけたまま10周近く走ったので、その気持ち・焦る感覚はよ~くわかります(笑
しかしチームスタッフ全員、ここからなら残量で走りきれると判断。
ガス欠という不安に怯えながら大食いのポルシェを走らせる煩悩寺さんに、無情にもペースUPの指示が飛びます(笑
このとき、我がチームは総合2位。
トップの給油の有無が勝敗の鍵となりました。
しかし相手は昨年の優勝チームでロードスター。
昨年自分たちも同じクルマで走っているだけにその燃費のよさは実証済みです。
予想通り驚異の燃費運転でラストの1時間強を無給油で走り抜き、そのままトップでチェッカー。
チームmoncyanファクトリーはクラス1位(エントリー台数は聞かないでね…笑)ですが、総合は2位でのゴールとなりました。。
あんなに悔しかったのは久しぶり。
高校のマラソン大会で友人に最後のストレートでちぎられたあのとき以来かな(笑
けど最高に楽しかった♪♪
そんな思いを噛みしめながら表彰式。
(微妙な)景品片手にシャンパンならぬソーダファイト!
標的はmoncyanさん(^0^) ひとりずぶ濡れ(笑
それにしてもここまで全くのトラブルなしで走り抜いたポルシェ。素晴らしいの一言です!
さすがは世界の耐久王と呼ばれるメーカーだけありますね!
最後は最高なメンバーと最高なクルマで記念撮影し、十勝帰りではお約束のかしわで豚丼を食べて解散となりました。
今年もまた、よい思い出ができました(^-^)v
最後にお誘いいただいたmoncyanさん、スポンサーとなっていただいたタカさん、ありがとうございましたm(_ _)m
当日の様子は
こちら。