・FINAL FANTASY VI-2nd http://sena.finito-web.com/
ファイナルファンタジー6の14年後、ロックとティナの娘が主役の物語。FF6が好きだった人は是非読むといいと思います。話の流れ的にはロックはセリスとくっつくんだけどなと思いつつも、これはこれで話的に面白いしアリかと。
前の劇場版「THE END OF EVANGELION」のラストシーン赤い海からの続きの作品。
続きと言ってもよくある逆行系ストーリー。第拾弐使徒レリエル戦の直後、ディラックの海に飲み込まれたシンジが病院のベッドで目を覚ますとこから始まる。これから先起こる事を全て記憶したままに。最初は夢だと思ってたいた出来事が次々目の前で起こっていく、以前とは違った行動を取るシンジそして気持ちもまた以前とは違った変化を起こす。アスカに対して好意的になるシンジ、しかし目の前に現れるもう1人のアスカ。劇場版で見殺しにして殺そうとまでしたアスカ。シンジと2人のアスカを中心に、また違った世界へと進み始める。そして悲劇へ・・・。
序盤はこんな感じなのですが、救いのないこれ以上先も見えない「THE END OF EVANGELION」から、見事に違ったラストシーンへと繋げてあります。ストーリーもきちんと練り込まれており、違った世界のエヴァンゲリオンとして非常に楽しめるものとなっています。けどショッキングな展開、感動的な展開、全篇を通して非常にありきたり、王道的な展開が多いです。「だが、それがいい」そう本気で言える作品。
18禁の方は見た事ないけど、カットされたシーンによって今回のアスカと劇場版アスカとの対比が、特に劇場版アスカの描かれ方がちょっと薄まっている様子。その辺がちょっと残念かなぁ。劇場版よりも良い終わり方だと思うし、読後の爽快感もあるしエヴァンゲリオンが好きで、「THE END OF EVANGELION」まで観て理解している人には、是非読んで貰いたい作品です。綾波レイもいい味出してるし。ミサトさんは今回はちょっとヘタレだけど。