
半年ぶりぐらいに前に書いてたヤツの続きを書いてみる。ここしばらく長文書く気力がなくってねー。
ファンタシースターオンライン。通称PSO。セガによる、ドリームキャスト(以下DCと呼称)で発売された世界初のコンシューマー向けネットワークRPG。2000年12月21日発売。
当時DCでネットゲームに勤しんでた私。DCに搭載されていた通信機器は33.6kbpsモデム。当然ダイヤルアップ。今日のブロードバンド環境とは比べ物にならないぐらいの貧相な通信環境。ブロードバンドアダプタなるものを買ってISDNで接続する人もいたけど、それでも64Kbps。ISDNは繋ぎ放題が魅力的だったけど、ルーターの設定にPCが必要だし当時PC持ってなかったので、ダイヤルアップで遊んでた。その後ISDN→ADSLに乗り換える場合、電話番号が強制的に変わってしまうというデメリットもあったので、ISDNにしなくて良かったとあとから思う事もあった。
テレホーダイに、交替制の仕事をしてたので夜中繋げず昼間繋ぐ事も多かったのでタイムプラスに加入して、月の電話代は2万ちょっとだった。それにプロバイダ代が2000円。25000~30000円ぐらい毎月払ってたんだよなー。当時はそれが当たり前で全然苦ではなかった。今じゃインフラ整って、もっと安い値段でブロードバンド環境。当時から見ればとんでもない時代だ。
ちょっと話がズレたけど、そんなインフラの整っていない時代にコンシューマー向けで、しかも世界中(正確にはサーバーがあったのは日本、ヨーロッパ、北米の3ヶ所)と繋がるリアルタイムアクションRPGを作ろうなんてバカげてると思うし、それをちゃんとやってのけてたのはもの凄い事だと思う。
キャラクタークリエイションも、種族と職業、性別の組み合わせで9種類、顔、髪、服装(キャラにより10種類ぐらい)に肌の色、髪の色(RGBで好きなように作れる)、モーフィングで身長体型も変化させられる、といった遊ぶ側からすれば楽しいけど通信上優しくないシステムであったり、どんだけマゾな作りしてるんだよってな感じでした。けど、これだけ選べれば自分のキャラに愛着も湧くんですよなー。
混み合った時間帯なんかはラグが発生したりもしたけど、自分には十分耐え得る範囲内のもでした。ハードもそんなに大きなメモリも積んでなかったのに、ホントうまい事やってるよなーと思いました。けどゲームシステム的にはDC版最初のヤツ(Ver.1と呼ばれる)はバランス悪かったです。
自分は発売前のネットワークトライアル版(ネットワークのみで限られた範囲内だけの体験版)から始めました。選んだキャラは男・フォース(テクニックと呼ばれる魔法主体)・ニューマン(人工生命体で体力は劣るが法力・精神力に長ける)つー魔法使い系キャラ。魔法でバシバシやりたいわけじゃなく、性格的にバックアップに回るの好きなので。見た目は馬鹿王子なのがしょんぼりだけど。名前は「su-」。ネットで使ってたHNを元にした。その前にやってたネットゲームでもHNを元に、すうさんと呼ばれてたのだ。
やってみた感想。夜勤明けだったので昼間繋いでみた。1パーティ4人まで。ロビーでリーダーが部屋を作って、その中に乗り込んで行くシステム。故に途中参加は乱入と呼ばれた。部屋にパスワード付けて入室制限も出来た。とりあえずよくわかんなかったので乱入してみた。当然Lv1。中にはLv7ぐらいだったかの人。
「あ、やるの初めて?」「そうです」「森(最初のステージ)終わっちゃったから部屋作り直すね」「(よくわからんけど)お願いしまーす」ロビーで軽く説明を受ける。なるほどー。
部屋に入ると「これ装備できる?」と色々武器を置いてくれる。ユー優しいね。でも、どれも能力が足らんので装備出来ない。「ハンドガンも無理かー。厳しいねー」と言われるが、何が厳しいのかわからん。もう1人増えていざ冒険へー。
死ぬ死ぬ死にまくる。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
死ぬと街に戻されるけど待っててくれる。やさしー。
テクニックを撃つ→射速度遅くて当たんない→TP(テクニックポイント)尽きる→杖で殴りに行く→当たらない→2回ぐらい殴られると死ぬ、の繰り返しでした。2人とも全然死なないし、コイツらうめー。などと思ってました。なんとかいくつかLvが上がりハンドガンを装備。遠くからペシペシ当てられて楽チンー。とりあえず1回でも攻撃当てとけば経験値貰えるのだ。逆に言えば当てられないと全然育たなくてキツイ。
いざボス戦へー。ドラゴン登場。でけー。デモで見てたけど本当にデカくて驚いた。でも一瞬で死んだ。ボス戦は途中参加出来ないので、街戻ると入れないからそのまま寝ててと言われる。ドラゴン死んだー。ボクモシンデルヨー。
次のステージ洞窟へー。やっぱりテクニックは当てづらい。ハンドガンでペシペシやるもなかなか当たらない。死ぬ。街から元の場所まで走るの繰り返しで疲れたので、申し訳ないけど抜けさせてもらった。
やっぱり上手くないと足引っ張ってしまうなー、もっと上手くならねばーと心に誓うのであった。
夜はネットの知り合いさんと待ち合わせて遊ぶ。ある程度Lv上がってたのでなんとか足手まといにならないで付いていく。自分よりLvが低いのにサクサク進んでいく知り合いさん。さすがゲーマーは違うぜーなどと思う。ドラゴンは逃げ回ってなんとか死なずに済む。やったぜカトチャン。
次は洞窟。本当に協力しながら進む。知り合いさんと言う事で話やすいし、アホな事も言いながら先へ先へと進む。たのしー。回復魔法がないとキツイという事で、高価だった回復魔法をみんなでお金出し合って自分に買ってくれた。すげーよ。チョー協力プレイだよ。
ボクハ!キミタチヲ!カナラズ!マモル!
そして遂にボスへと辿り着く。攻撃は任せて自分は回復に専念。本当に死闘だった。熱き血潮が煮え滾るとはこの事だ。かなりの消耗戦。回復魔法も回復薬も底を尽きもう終わりかと思ったその瞬間、響き渡るボスの断末魔。湧き上がる歓喜。心がひとつになった瞬間だった。お互いの健闘を称え合う。体験版はここまでだ。
それでも足を引っ張る事が多かったので、もっと腕を磨かなければと思った。が、後に発覚した事。自分が選らんだキャラ最弱。女・ニューマン・フォースってキャラもあったけど、耐久力高いのでちょっと死ににくい。男・人間・戦士を使ってみたら「これ使って死ぬ方がおかしい」ってぐらい強さに差があった。
イバラの道は続く。
Posted at 2008/09/16 00:58:02 | |
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