
慣れないことします。
お聞きください、懐古厨がハイブリッドのレビューをします。
トヨタ
カローラオーリスとかいうクルマに乗る機会がありました。
走れるスタイリッシュホットハッチでハイブリッドみたいなコンセプトですかね。
まあ色々考えますわね。
1,800cc ハイブリッド
多分高グレードかと思います。
外観です。超気持ち悪い現行の何とかカローラより遥かにかっこいいマスクの処理。シャープな中にも少し安心感があります。実物は意外と見れます。アルファロメオっぽいリアビューもgood。
いつの間にかオーリスって独立してましたのね。
インテリアは近年のトヨタ車によくみられるステッチの入った黒一色の内装。ヨーロッパ車の影響でしょうか。ダッシュボードの天板にはソフトパッド、その他細々とソフトレザーが配されており質感はそれなりによい。
ハーフレザーのシートは、90年代のトヨタ車に乗っている人間からすると考えられないほどサポート性がよい!2000年代初頭のただ硬いだけのシートとも違います。これ本当にトヨタ?でもザラザラのファブリックは安っぽいし手触りが悪く、黒一色のメリハリに欠ける内装というのはパッと見の印象が悪い。
上下調節で角度まで勝手に変わり、そのくせ座面の前後調節もできないシートリフターも始末が悪い。
左右独立のヒーターはこの辺の車種にまで落ちてきたんですね。
これでバニティミラーに照明が付けばモテ車の再来だったかもしれません。
全高1,400mmのマークⅡに乗っている人間からしても極悪な視界。ショルダーラインが上がり、包まれ感はあるが見切りは困難に。ヨーロッパ車の見様見真似という感じがしてならない。
アクア程ではないものの、リアの視界もよろしくはない。
あとはこれこれ、プリウスと似たようなシフトレバーというかこれはもうスイッチ
夜間にもイルミの一つ付かないので手元か真っ暗。メーターのインジゲーターを使えということでしょうけど、初めて乗る人は手間取ること間違いなし。
夜信号待ちでNに入れましたが、Dに戻すのに5秒くらいかかりました。
PWRモードなんて照らしてなくていいからこっちをお願い!
ドアトリムは一応ソフトパッド&レザー張り(パッドは前席のみ)
インパネと同様にピアノブラックで処理されたドアグリップが唯一のアピールポイント。個人的に顔が反射するので好きではない。
ドアポケットは軽自動車並みのお粗末さ。
オーディオはツィーターがあるので6SPですが、音質は最悪でOMナビらしきオーディオの操作性も非常に悪い。
大昔のバスみたいなエアアウトレット
モダンでいい感じですね。
ボディサイズからするとかなり広いと言えるラゲージスペース。
植毛されたパッケージトレイもよし。
装着されるタイヤは205/55R16 ひと昔前ならば2.5リッターのサイズですね。U100PSでこんなタイヤを履いていることに絶句しました。
ただし乗ってみると、ハイブリッドモードのトルクが思ったより大きかったので、まあこのご時世ならこのくらいでもいいかな。
ハイブリッドで加速は良いしタイヤは太いしなので、
山道サーキットで少し走ってみました。
まずハンドリングのチェック、とかいってもど素人なんですけどね。
205だけあって結構吸い付きます。FFの悪いところもそれほど出ません。90kmくらいで切り替えしても無理をしない限りは着いてきます。上り坂もハイブリッドのトルクでガンガン上がりますし、電池がある前提なら2.5でも足がグニャグニャなマークⅡにも引けを取らないタイムが出そうです。電池があるならばですが。
そうです、ハイブリッドに乗らない人間は忘れがちかと思いますが、電池が無くなるとバッカみたいに遅くなるんですよハイブリッドというのは。究極に攻めたわけではありませんが、走り始めて3km弱くらいで電池が空になりました。こうなるともう多少の坂でも80kmあたりから全く吹けなくなります。タイヤの太いヴィッツといった感じです。こういうクルマは欲しくないですね。
フルスロットル状態で上りを終え、やっと下り坂だ!とおもいますが、今度は足回りのだらしなさが露呈しました。下り坂で120kmを超えた辺りで接地感が極端に低くなります。マークⅡならそんなものと思ってかかりますが、今までしっかりしていた分に不意打ちっぽくもあります。140kmを超えると俗にいう「雲のような乗り心地」が時代と車格を超えて再現されます。バネレートは高くてもダンパーが柔い?あまりチューニング的なことは詳しくないですが。オーバースピードでカーブに入ってブレーキを踏み足そうものなら真っ直ぐ壁に突っ込もうとします。EDBとか今の車はないんでしょうか。FRならアクセルで曲がれますがFFは恐いですね。ブレーキングで頭が思いっきり沈み込んで尻が暴れる感じでした。タイヤはごつくても走るクルマではないですね。みなさん、少しでも走る気があるのでしたら同じ1,800なら
トレノとかインテを買ってくださいね。トレノはテンロクですね
しかも降りてきても充電されていませんでした。途中で使ってしまっているんでしょうかね。あとTRCの制御もよくなかったです。TRC OFFでのフルスロットルでも別に空転しないのに、ONにすると無駄にもたつきます。これは過剰制御ですね。
何だかんだ言ってもハイブリッドの燃費は素晴らしい!
もちろんハイブリッドには慣れていないですが22.7km。普通もっと伸びるんですかね。カタログでは30とか書いてあったはずなので微妙かもしれません。
いずれにせよ、この燃費でそれなりにかっちりした走りでドライブできると考えればいいものです。踏み込んだときのエンジンとモーターが混ざった音もエンターテイメント性があります。
メーター中央にあるインフォメーションディスプレイも、実用的かつエンターテイメント性に富む。
実用面で一番気になったのはロードノイズ。ザラザラの路面でのロードノイズや、雨水の巻き上げ音の吸収は車格を考えれば十二分でした。ただ、多少の突き上げでも発生するズムズムと籠ったショックノイズが非常に耳につく。サスペンション取り付け部の剛性が低いのかもしれません。
アンダー200万円のグレードでは十分なクォリティですが、上級グレードが車両本体280万円超であることを考えるとかなりお粗末ではなかろうか。蒸し返すようですが、20年前ならハイオク仕様直6FRに電子制御アクティブサスペンションの2.5グランデGが買えた値段です。ハイブリッドって高い。
個人的に
外観:★★★★★
内装:★★☆☆☆
快適:★★★☆☆
走行:★★★☆☆
燃費:★★★★★
価格:★★☆☆☆
※現代の車ということを考慮しています
外観は、近年の国産ハッチバックとしては最良の部類に入るでしょう。
ただし、内装のショボさと価格の高さがネックです。
メーカーには中高年向けの車ばかりでなく、若者が気軽に新車で買える楽しい車も作ってほしいものです。
乗り心地はイマイチですが、空調やシートの支持性が良いので加点。
燃費はこれだけ走れば十分。
ただ、それなりに良いとは思いますが欲しくはないんですよ。
多少手間とお金はかかっても100系のほうが全然良いという感じです。個人的に最近の車ってこんな感じですね。
お酒飲みながら書いてたので変だったら申し訳ないですが、見直しもせずに投稿します。