ブレーキ引きずり修理　取り急ぎ。

スタッドレスタイヤから入れ替え時、ついでに各部点検していたとき。右後輪が手ではほぼ回せないくらい重いことを確認。ブレーキが引きずっているのだろうが、店に出せばOH(高額)だし自分でやるのは面倒くさすぎる♡　とか言っているうちに悪化してきたのか外気温が上がったせいか発熱が尋常じゃないレベルになってしまった

水をかけるとシューとかいうレベルではなく、ブッブスバババッといった付着した水分が急激に蒸発したような凄まじい音がでるようになってしまった。このままで絶対にまずいので応急修理することに
写真の通り、ピストンの先端が錆でモコモコになっている。これが引っかかりピストンが戻りきらず引きずりが発生しているのだ

4輪ともブレーキがフリーな状態だからか、キャリパーをずらしても思ったよりピストンが出ない。見たところ先端のみ錆びておりその先は正常そうなので、先端を1200のペーパー(グリス塗布)して適当に磨く。次にパーツクリーナーで清掃し、高性能なシリコンペーストを塗布(-50°～250°)。概ね平らになったのでピストンを写真の安いクランプで押し込もうとするが固すぎて戻らない(汗)　もちろんピストンリプレーサー的なのは持っていない

クランプのハンドルにメガネをかけててこの原理で強引に回したところ、ピストンを戻すことができ、どうにかアタッチメントを超えることができた
注)基本的にこういった工具は、手で回す前提の強度で作られています。このように強引に想定を超える力をかけると、工具が破損してにっちもさっちもいかなくなる場合があります

クランプの当たり面が小さいので、写真のようにボックスをあてました。引きずりは治まったので20kmテストほどテストラン。手で確認したところ、左右で温度差は認められなかったので修理完了。まあ、あくまで応急修理なので、近いうちに部品交換することが望ましい