カズミンが車載しようとしているデジタル・アンプ基盤、一緒に組み込む予定なミューティング&保護回路基盤だけだと[電源OFF時にボコっというポップ・ノイズが発生]する場合が多いんですよね。
以前に同じ基盤セットで知り合いのために組んだ時には、その知り合いが「ポップ・ノイズは気にしない」と言うので対策はしませんでしたが。
まあ確かに電源投入時/電源OFF時(言い換えれば最初と最後)しか発生しないので、目くじら立てるほどのモノではありませんけど。
カズミンはポップ・ノイズをあまり好まないので、とりまテキトーに回路起こしていい加減に組んで見た、と。
電源ON時は、ミューティング&保護基盤の電源投入→アンプ出力リレーONをディレイさせるので、電源ON時は一切ポップ・ノイズは出ませんが。
電源OFF時はミューティング&保護基盤のリレー自体は即断されますが、大抵の場合デジタルアンプの方が一瞬早く電源が落ちるので結果的にポップ・ノイズが発生する事になります。
リレー自体は機械式接点なスイッチそのものなので、即断したとしても数msの遅れが発生しますしアンプは電源落ち直後は不安定動作してますので、ソレを数msと言えども耳が捉えてしまう訳ですね。
ヒューズもそうですが、この動作遅れが在るがため大出力アンプ等ではリレーやヒューズ保護だと[スピーカーは守れてもアンプが氏ぬ]なーんて事になりますw
そこで、電源OFF時はアンプ電源遮断に一瞬でも良いからディレイをかけてやると、アンプは稼働中/アンプ出力は遮断されているというシチュエーションを作り出せる訳ですね。
手間をかけて清書するほどの代物でも無いので殴り書きですがw
初期の図なので電源出力が贅沢にも2リレー構成になってますが、基盤サイズが小さいのでパワーリレーは物理的に2個搭載不能です(搭載画像参照)。
アンプ用電源を制御するミニパワーリレーのコイル電流から計算すると、この回路でディレイ用コンデンサ容量を2200μFと設定する場合約1秒リモート電源OFFからディレイとなりますが。
実際、バラック・セット(動作確認用仮組み)で確認して見ると1.2秒程でしたね。
使用コンデンサは電解コンデンサなので、+50%やらの容量誤差がフツーにある事を考えるとほぼ計算通りでしょう。
左側のボリュームはアンプ入力アッテネータですが、スペースがカツカツで他に行き場が無いのでこの電源ディレイ基盤に便乗させました。
これで、
配線して各基盤をリンクさせるだけでアンプは完成ですね。
一応、アナログ・ラインとデジタル・ラインはGNDを分けるつもりですが、まあ状況次第かなぁ?と。
特に今回は基盤取り付けベースを5mm厚アクリルにするし、配線取り回し次第では1点集中GNDの方が効果的な場合もあるので色々と遊んで見ようかと。
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Posted at
2018/06/09 16:00:31