
以前から何度か投稿していた、C5 Xのシステムアップデートが一向に降ってこない問題。
ついに解決しました!
(少々長文ですが、同様の課題を抱えてらっしゃる方の参考になればと思いまとめました。ご関心ある方に参考になれば幸いです)
〜 長い間、システムバージョンはNHJ.1.19.44.8のまま 〜
同時期の他のC5 Xには1.20系が配信されているにもかかわらず、私の個体には一向に降ってこず、メーカーに問い合わせても「この車両にとっては現在のバージョンが最新」という回答が繰り返されていました。
しかし、1.20系にはUIの変更や不具合修正などが含まれており、実際に更新された他のオーナーさんの投稿を見ても、どうにも納得できない状態が続いていました。
単に新しいものを使いたいという気持ちも、もちろんあります。
ただ、それ以上に、OTAによる更新を前提とした車両なのに、なぜ私の個体だけ長期間更新されないのか。その理由が分からないことが気になっていました。
〜 これまでの経緯 〜
シトロエン横浜緑さんで以前からアップデートの問題を相談しており、メーカーの技術情報に基づいて、保証期間中にアンテナ関連部品の交換までしていただきました。
しかし、交換後もNHJ.1.19.44.8のまま。
その後もメーカーからは、基本的に「この車両には現在のバージョンが最新」という趣旨の回答でした。
また、2024年に届け出られたリコール「外-3796」では、改善済み車両の識別条件としてNHJ.1.20.93.xx以上が記載されていました。
私の車両も公表されている車台番号の範囲には入っているように見えたため、こちらも確認していただきました。
結果は対象外。
公表されている車台番号の範囲には対象外の個体も含まれるとのことで、この点は理解しました。
となると、残る問題は純粋にOTAアップデートです。
〜2026年10月3日、改めてディーラーで診断〜
今回、横浜緑さんに改めて相談したところ、工場長にも調べていただき、正式にメーカーへ技術照会するための診断データを取得することになりました。
10月3日に入庫して診断機でデータを取得。
メーカー側では、正確な車両ログがなければ技術的な調査を進められないとのことでした。
また、技術的な問い合わせはアジア地区の技術センターを経由し、必要に応じてフランス本国へエスカレーションされる仕組みとの説明もいただきました。
ここから急に状況が変わります。
〜10月9日、初めてアップデートが降ってきた!〜
走行後にエンジンを停止すると、突然「Amélioration des performances(性能改善)」というアップデートの案内が表示されました。
今まで一度も見たことのなかった画面です。
ようやく来たか!
と思ってインストールを始めたものの、進捗5%で停止し、結局失敗。
その後も走行して停車するたびに同じ案内が出て、何度試しても5%で失敗しました。
ところが翌日以降は、今度は更新案内そのものが表示されなくなりました。
〜10月13日、再びアップデートが到着〜
数日後、今度は更新プログラムのダウンロード案内が現れました。
今回はWi-Fiへの接続を求められ、148.44MBのプログラムをダウンロード。
その後、約11分のインストールが正常に完了しました。
ようやく成功!
と思ってバージョンを確認すると、
NHJ.1.19.44.8
変わっていません。。
どうやら、IVI本体のバージョンを変更する更新ではなかったようです。ただし、具体的に何が更新されたのかは分かりません。
〜10月20日、ついに1.20系へ〜
そして10月20日。
まず約1分の性能改善アップデートが届き、正常に完了。
しかし、相変わらず1.19系のまま。
ところが、その日の夜に再びアップデートの案内が!
今回はインストール予定時間が約29分。
これまでで最も長い更新です。
インストールは5%、25%、75%と進み、ついに100%まで完了。
システム情報を確認すると、
更新前:NHJ.1.19.44.8
更新後:NHW.1.20.93.7
ついに1.20系になりました!
約3年越しの問題が、ようやく解決です。
〜更新後に気になったこと〜
今回、バージョン番号だけでなく、先頭の識別子がNHJからNHWに変わりました。
国内の他のC5 XではNHJ.1.20.93.7という更新事例も見かけるため、この違いが何を意味するのかは現在確認中です。
また、更新後には「ウェブアプリケーション」という、これまで見たことのない機能が現れました。
利用する国を選択する画面には多数の国が並んでいましたが、日本がありません。
試しにフランスを選ぶと、海外向けと思われるサービス案内が表示されました。
さらに、以前から使えていたChatGPTを起動すると、今度は位置情報の設定に関するエラーが発生。
ただ、システム設定をすべて初期化したところ、ChatGPTは正常に動作するようになりました。
初期化後はウェブアプリがグレーアウトし、国の選択項目も消えています。
ウェブアプリ自体が日本では提供されていない可能性もありますが、この点はまだ確認できていません。
なお、初期化後もバージョンはNHW.1.20.93.7のままです。
〜結局、何が原因だったのか?〜
これが実は一番気になっています。
以前は何度問い合わせても「この車両には1.19系が最新」と回答されていました。
ところが、10月3日に診断データを取得してメーカーへ照会した後、わずか2週間ほどの間に複数のアップデートが届き、最終的に1.20系まで更新できました。
このタイミングを考えると、メーカー側で何らかの対応が行われた可能性はありそうです。
ただし、実際に何が行われたのかは分かっていません。
アンテナ関連部品の交換が効いていたのか、メーカー側のOTA配信設定に問題があったのか、それとも更新プログラムの適用順序に問題があったのか。
メーカーから正式な原因説明がないため、現時点では判断できません。
海外のC5 Xフォーラムでも、BSRF交換後にアップデートが届くようになったものの5%で失敗し、メーカーへの技術照会を経て1.20.93系への更新に成功した事例がありました。
今回の私の車両と非常によく似た経過です。
https://frenchcarforum.co.uk/forum/viewtopic.php?t=84167
〜最後に〜
今回、長期間の問題を解決するまで、シトロエン横浜緑さんには大変お世話になりました。
何度もメーカーへ確認していただき、保証期間中にはアンテナ関連部品の交換まで対応いただきました。
今回も、単に「これが最新版です」という回答で終わらせず、診断データを取得して技術的な調査を進めていただいたことに感謝しています。
一方、Stellantisのサポート体制については、以前から感じていた疑問も残りました。
コールセンターに問い合わせても技術的な話はディーラーへ、ディーラーからメーカーに確認しても「現在のバージョンが最新」という回答。
ユーザーがメーカーの技術部門と直接やり取りできるわけではなく、具体的な理由も分からないまま長期間待つことになりました。
今回更新できたことは本当に良かったのですが、なぜ今まで更新できなかったのか、そして今回何が変わったのかについては、メーカーから説明があってもよいのではないかと思っています。
今のクルマは、購入後もソフトウェアの更新によって機能や使い勝手が変わっていく製品です。
だからこそ、アップデートがうまく適用されない場合にも、原因を調べ、利用者に説明できるサポート体制があってほしいところです。
とはいえ、今回の件では横浜緑の皆さんに粘り強く対応していただき、ようやく念願のアップデートを迎えることができました。
本当にありがとうございました。
しばらく新しいバージョンを使ってみて、UIや走行時の変化なども確認してみたいと思います。
まずは、約3年越しのOTA問題、ひとまず解決です!
めでたく皆さんに追いついた!
途中何度か失敗
成功した直後は
何故か海外向けサービスが表示される
(その後リセットかけたことでグレーアウトし使えなくなった)
リセット後はウェブアプリはグレーアウト
でも、みなさんゲーム使えたんじゃなかったでしたっけ?
まぁ、こんなとこでゲームしないのでいいんですが…