
一足早く自分のクリスマスプレゼントにCPAP買いました。
寝ているときに呼吸が止まるあれです。睡眠時無呼吸症候群(SAS)。
日中の寝不足感や突然の睡魔、頭痛などがあり2年前から医療機関よりリースで適応をうけ使用していました。
月額5,000円 x 24ヶ月 = これまでの総支払い120,000円です。
CPAP購入した方が長い目で見るといいのですが、消耗品や故障のサポートを受けられない事に加え、購入にはハードルがいくつかあります。
まず、ネットで調べると正規の購入ルートがあまり充実しておらず、医療機関から購入すると20〜30万円と高額です。アメリカにはCPAPのメーカーがいくつかありますが、本体価格は安いのは$500くらいから、自動圧調整機能付きで$900くらいですかね。
厳密には国内仕様とは違うのでしょうが、グローバル統一規格の商品も多い雰囲気です。
その辺は自己責任ですし薬機法が絡むので断定的な事は言えませんが、個人輸入するといくつかの手続きが必要になります。さらに送料・関税もかかりますのでトータル金額も加味しなければなりません。
個人輸入代行業者もCPAPに特化したものがいくつかあるようですが、代行手数料は上乗せになるはずですし、正直本当に物が届くのか不安なサイトの作りです。
それならUSの通販でホテル留めで直接購入し、開封(使用)の状態で持ち帰ればいいのでは?という発想に行き着くわけです。商品が届かない不安も減りますし、手続き、関税、送料の問題をかなり軽減できます。
ネットを調べるとすでに同じことを考え、実践されている方がいらっしゃいました!
全く同じ事をされていました。実践する上でのリスクや当局の判断など詳細に書かれており、個人判断の根拠を確立するためにかなり助けになりました。
とにかくそんなわけで、あくまで自己責任・自己判断での実践編です。
さて、先日行きつけの医療機関から診断書を得て、英訳し、USの通販会社にて購入しました。
商品は今まで使っていたものと同じものですので、使用感などは分かっています。
CPAPは使用感がそれぞれ異なるので使い慣れたもの以外を購入するのはかなりリスキーです。
値段は$849。
宿泊ホテルを配送先に選択するとUSドメなので送料は無料。ホテルにはあらかじめ電話して、個人宛の荷物が届くことを伝えておきました。
そして、C’mon baby, America〜
単身渡米。
アリゾナ州迄やってきました。
Get BackではJojoの故郷はTucsonですが、私は州都のPhoenixに来ています。
早速荷物について確認すると、出てきました。
医療機器なのにiPhoneのようなパッケージングです。所有感の高いCPAPです。
iPhoneとの同期をして早速使ってみると、今まで通りのCPAPです。ばっちり!
このCPAPはRESMED社製のポータブル機AirMiniです。
使用感は賛否両論で、特にダクトからの排気音が気になる方、その風圧が不快な方、さらに機械も小型化による遮音の限界などが不利な点としてあげられています。加湿器が無いので冬場は乾燥および冷たい吸気に悩まされることもあるかもしれません。
一方で良い点としては、やはりそのポータブル性能です。家庭内でも煩わしさが少なくなり、さらに外泊時も持っていけます。加湿器は心地よいものの水の管理がかなり煩わしいので、私にとっては無い方が好ましい。
旅行にせよ仕事にせよ、歳を取ってくると環境の変化に対する順応性がだんだん下がってきます。それをカバーするには良質な睡眠が不可欠だと言えるでしょう。
旅先でボーッとしてしまったり、出張先で睡魔に襲われるのあまりに損な話しです。
この異国の地アメリカでも、良質な睡眠を得て今朝は爽やかに目覚めることができました。
こうしたやり方は個人輸入や代行と比べて、かえって面倒という意見もあるかと思います。もちろん別のリスクもあります。この方法を推奨するものでは全くありません。
ただ、CPAP購入はあまり確立されていないようなので、事例の一つとして書き記します。
購入した後も高度医療機器であり、月1回の受診による医師の指導が必要であることを忘れてはいけません。
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2019/12/09 23:57:16