
先日までウォークマンをカチャカチャいじっていましたが、ワウフラッターがどうしても気になっていたものです。
WM-EX2そのものの特性として仕方がないと諦めかけたのですが、SONYの高音質カセットウォークマンのシリーズ、DDにも手を出してしまったのが先日までの話です。
私の購入したWM-DD22はワウフラも少なく、流石に安定した回転系だと一度は安心したのですが、どういうわけかカーオーディオのAUXに繋ぐと出力レベルも中途半端で、また音質も高音の伸びがこれまたイマイチ。
仕様なのか?ヘッドの問題なのか?
いろいろ考えたけど全くわかりません。
再度ロンサムカーボーイをヤフオクで探す日々。
アンプとかよくわからないしサブウーファーもつけたいし、それらの接続について全く無知なのでなかなか手が出ない。さらにAUXはスマホ接続で音楽ライブラリーを充実させたいので、何としても欲しい。
パイオニアのカセットを中心にヤフオクで研究していくと、ロンサムカーボーイを源流にしたカロッツェリアにIP-BUSという外部入力規格がある事を知りました。この端子とBluetoothを繋げばスマホライブラリーは実現できそう!
カセットテープのカーオーディオは比較的安く、3,000円くらいからあります。が、やっぱり状態の良いものはそれなりに高いし、90年代くらいのカラフルなスペアナがチャカチャカ動くタイプも2周回って今やノスタルジックなニーズがあるようです。
私も比較的後ろ向きな男なので懐かしいものを探していたのですが、ちょうど良いものを見つけました。
CARROZZERIAのFH-P040です。
画面は2色で落ち着いており、シルバーボディで硬派なデザインです。
カセットテープの挿入口の雰囲気や全体的な意匠が、どこかロンサムカーボーイを彷彿とさせる気がしました。
大体5,000円くらいの相場で落札されてるようでしたが、私が目をつけたタイミングで何故か相場が高沸し見送るうちにヤフオクから一時的に消えてしまいました。
Amazonを覗くと30日の補償付きで約10,000円でした。保証もつくし相場も上がっていたのでAmazonで中古品を購入し、オーディオプロショップにて持ち込みで接続をお願いしました。
取り付け代は約6,000円でした。プロの仕事は流石綺麗です。取り付けて音を聞こうとしたところ、なんと!ボリュームダイヤルが壊れており、まともに操作できない状態でした。
保証付きでも取り付け費はきっと自腹なのかなとブルーな気分になりながらも、Amazonに問い合わせをすると、取付の領収書を提示する事で全額返金を約束いただけました。
そんなこんなの間に、メルカリで送料込み3,000円を見つけました。状態のコメントも数行しか書いておらず信頼性は低かったものの、安さに絆され落札。
本日届いて開梱すると、綺麗とは言えないものの値段以上のクオリティでした。
急いで入れ替えて音のチェックをしたところ、非常に満足な音質でした。
まず、ワウフラがほぼ気にならないレベルでした。音に安定感があり、太くて丸みのある中音域に加えて、厚みを保ちつつ伸びやかな高音域、そしてパンチは弱いものの存在感のある低音域がサブウーファーを鳴らして、トータルで満足のいく状態になりました。
結局3,000円で購入でき、お値段も最も安く仕上げられて嬉しい限りです。
これまでのウォークマンのベルト交換の変遷から今回のオーディオユニットまで、順番に音質比較のビデオを作成しました。
どうでしょう、音量の多少の違いとピッチの違いがあるものの、このカロッツェリア結構いい音だと思いませんか?
ワウフラが気にならないレベルになり、解像度も上がった気がします。
昭和の懐かしい雰囲気がだいぶ醸成されてきました。
最近気に入って聞く音楽はハービー・ハンコックの”Doin’ it”です。
カセットテープによく合います。
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2021/04/09 10:26:39